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光あるところに影がある*1

2002.6.22

*1:三浦久純作詞『サスケ』より

昨日の記事に、「サインください」をトルコ語でどういうのかを教えていただきましたので、さっそく追加しておきました。ちなみに、「トルコでは姓→名の順だ」という嘘の情報^_^;を書いたときに、誤りを指摘していただいた方です。

 21日のNHK『ニュース10』とTBS『News23』の、FIFAワールドカップ™に関する報道は興味深かった。

関する”というのは、試合の経過や結果ではなくて、サポーターの動きといった周辺の話題ということである。ゴールデンゴールを決めてイタリアを破った安貞桓アン ジョンファン解雇問題とか、審判の判定に不審を抱くイタリア国営放送RAIが「放映できるはずのイタリア戦が放映できなくなった」としてFIFAを相手に損害賠償を起こすかもしれないとか、ペレ氏が審判批判を行ったといった、いわば“影の話題”がNHKではまったく取り上げられなかったのだ(ペレ氏の件はTBSでもやってなかったけど)。

 つまりNHKは、「感動と興奮」一辺倒。それでいいのかなぁ。

それを伝える有働由美子アナはサンダルだった。仕事場のサンダル(最近はミュールって言うんだよね)が僕は嫌いなのだ。そう、僕は古い人間である。

日本が負けてイングランドも負けました。ひょっとして、日本の女子の皆さんのワールドカップは終わってしまったのでしょうか? おっと、これは女性蔑視かな。

この、イングランド×ブラジル戦のリソ主審(メキシコ)がまた不可解でした。ちょっと踏んづけただけでロナウジーニョに一発レッドを出すかと思えば、「あーっ」と思っても流したりします。厳しいんだか寛容なんだかイマイチはっきりしません。それにもまして、「えっ」と思うようなシーンでファウルを取るので、“流れ”が止まってしまって試合にスピード感がなくなってしまう点が困りました。

アメリカの戦術は、いかにもアメリカ的でした。マン=ツー=マンの守備はNBAのバスケットのようでしたし、スピード感のあるカウンター攻撃は毎回毎回がセットプレイのようで、アメフトを彷彿とさせました。

ちなみにクローゼ@ドイツのヘディングは――母親から譲り受けたものでしょうか――ハンドボールのシュートのようでした。