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三行書評 第74回

2002.11.18

 五つ星が満点。

宮崎正勝
『[モノ]の世界史』
(原書房ISBN4-562-03520-X)
お薦め度
あらまし 火からインターネットまで、人間が使う“モノ”を編年体でたどっていく。
コメント 雑学的な事柄を羅列してあるだけで、宮崎さん自身の考察といったものはないようだ。そのうえ、たいして難しくないことをしかめつらしく書く文章だった。くだらないとかつまらない本ではないけれど、お薦めできない。編年体じゃなきゃいけなかったのかなあ。

 カギカッコの使い方が変^_^;。一度カギカッコで囲んだ単語は機械的にカギカッコで囲んである。だから、《諸「文明」の「核」になったのは、「都市」群だけでなく(後略)》なんていう、単語の途中でぶった切られた表記が出てくる。最初のうちは、それが気になって内容が頭に入らなかった。

 先週は読書の時間がほとんど取れませんでした。今週は大丈夫かなぁ。