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第23回トヨタカップ雑感

2002.12.4

 

伯:ブラジル/西:スペイン/仏:フランス/葡:ポルトガル/亜:アルゼンチンの各代表
ラウル(西) ロナウド(伯)
 
ジダン(仏) フィーゴ(葡)
 
カンビアッソ(亜) マケレレ(仏)
 
ロベルト=カルロス(伯) エルゲラ(西) イエロ(西) サルガト(西)
 
カシージャス(西)

 凄いメンバーです。あ、第23回トヨタカップ レアル=マドリー(スペイン)vs.オリンピア(パラグアイ)の、R.マドリーの先発メンバーです。スペインリーグにおいても、このメンバーで先発したことはないとか。前半34分から37分にかけてのR.マドリーのパスを繋いで行くプレイにシビれてしまった。

 2-0で勝って当たり前って感じ。結果的に2点ともアッという間に――実況アナが興奮して盛り上げる間もなく――決まってしまったのが興味深かった。2点目については、フィーゴをフリーにしちゃだめだろ、フィーゴがボールを持ったら詰めないと……っていう感じだった。

 ワールドカップでは2ndステージに進めなかったジダンやフィーゴは嬉しいでしょう。特にフィーゴは、2年前のトヨタカップで負けているので一入ひとしおでしょう。

 

 さてさてメディアの話。

 日本テレビの中継は、例年通り明石家さんまさんをゲストに迎え、奥寺康彦・武田修宏のダブル解説、実況は村山喜彦アナ、R.マドリー担当の鈴木健アナとオリンピア担当の船津宜史アナという布陣だった。

 この村山喜彦アナが――日本テレビには珍しく^_^;抑制の効いた実況で――良かった。昨年の多昌アナも抑え気味で良かったけれど、それを上回る好感触。ホントに良かった。
フリーキックになると、ゴールまでの距離がリアルタイムで計測されて画面に表示されるのは新機軸。欲を言えば、(離れなければいけない)半径9.1mの“円”も表示されたらもっと良かったと思う。
カメラワークにしても、プレー中(ボールが動いている間)は無闇に選手のアップになるようなことがなかったので、試合全体を楽しめた。174の国と地域に配信していたおかげだろうか。やればできるじゃん^_^;。

 ニッポン放送(ラジオ)の中継では、小野浩慈アナと三都主アレサンドロ(アレックス)さん@清水エスパルスと金子達仁氏のトリオ、NHK総合『ニュース10』のスポーツコーナーでは秋田豊さん@鹿島アントラーズが出演、TBS『News23』のスポーツコーナーは筑紫哲也氏と小倉弘子アナが担当していた。
つまり、岡田武史氏や長谷川健太氏や早野宏氏や中西哲生氏といった、いわゆるサッカー解説者が出演しなかったのだ。なにか忙しいのだろうか?

後藤健生さんの本で知ったのだけれど、例えばFCバルセロナのファンは、今回のトヨタカップみたいなときであってもR.マドリーの応援をしないそうです。「レアル負けろー」と祈っているそうですよ。

「中村俊輔 R.マドリーへ移籍」ってな話があったのを思い出しました。でもレッジーナで良かったんじゃないですかね。R.マドリーに移籍しても試合には出れないでしょう。もっとも、イングランドのビッグクラブ・アーセナルに1年間在籍したあとフラムで活躍している稲本潤一の例もありますけれど。