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涙腺直撃

2002.12.19

 14日に放送された『小学生クラス対抗30人31脚全国大会2002』(テレビ朝日/19:00〜20:54)を見た。

第1回大会(1996年)を見た記憶はなんとなくあって、面白い企画だなぁと感心していた。改めて見てみると、たすき作戦(隣の子の襷を掴むことにより、速い子が遅い子をサポートする)とか青い横断幕作戦(ゴール地点に青い横断幕を張り、それを注視することによって集中力を高める)とか輪ゴム作戦(足首に付けた輪ゴムを一捻りして親指に引っ掛ける。陸上競技界では“常識”だそうだ)とか、ハイテク化(?)が進んでいた。おまけに、ギネスビールをスポンサーに付け、世界記録を謳っているし。

 で、もう泣けて泣けて……。

 チームの1人――児童だったり先生だったり――にスポットライトを当てて「物語を作る」手法には醒めていたのだけれど^_^;、負けたチームの先生の訓話に泣けてしまった。

 練習では、まる三だったら泣き出すこと確実な――まる三は天下無双の泣き虫だったからネ――厳しい言葉が飛んでいたから凄いなぁと思っていたけど、意外と優しいじゃん、って感じ。考えようによっては、信頼関係が築かれていなかったらあそこまで本気で叱れないよなぁ。ちょっと感心しました。

30人31脚公式サイト

 同じ土曜日、オンタイムではNHK総合の『ときめきフォークソング・心に残るこの一曲』(19:30〜20:45)を見ていた。坂崎幸之助と黒崎めぐみアナの司会で、70年代のフォークソングを昔の映像を使って紹介していた。

当初はJリーグ チャンピオンシップ第2戦を放送する予定だったが、ジュピロ磐田が両ステージ優勝をしたので差し替えられた番組だ。

 懐かしかったことBEST 3

  1. 谷村新司が使っていたギターのピックガードに白い鳥の絵が描かれていた。
  2. ばんばひろふみが使っていたギターのネック部分に螺鈿らでん細工がしてあった。
  3. 河島英五(故人)『酒と泪と男と女』(作詞:河島英五)で♪またひとつ女のほうが偉く思えてきた〜が流れた。

 3.について少々補足。昨年の紅白歌合戦で堀内孝雄さんが歌ったけれど、この歌詞はなかった。この部分は最近なぜか流れない。『母に捧げるバラード』(作詞:武田鉄矢)の♪待て鉄矢 またタバコば持って行きよろうもんが……と高校生鉄矢に語りかける部分もそうだけど、なかなか流れないんだよね。どうしてだろうね。

例えば1965(昭和40)年生まれの人にとって70年代というのは、5歳から14歳に相当しますけど、1960(昭和35)年生まれだと10歳から20歳です。この差は大きくありませんかね。つまり、1965年生まれの人にとって、70年代は中途半端です。ま、昭和50年代にすれば、立場は逆転するんですけどね。