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三行書評 第91回

2003.3.17

 五つ星が満点。

高橋幸春
蒼氓そうぼうの大地』
(講談社文庫ISBN4-06-185623-5)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 1900年代初頭、ブラジルに移民して、特別成功したわけでも、艱難辛苦のどん底を舐めたというわけでもない蒼氓――「人民」とか「たみくさ」という意味――の物語。第13回(1991年度)講談社ノンフィクション賞受賞作。
コメント 太平洋戦争後のブラジルで、日本が勝ったと信じて疑わない勝組(信念派)と敗戦を受け入れた負組(認識派)との対立があったという話は耳にしていたが、1953年になっても対立していたとは思わなかった。

 再インストールの後始末にてこずってまして、1冊しか読めませんでした。