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三行書評 第109回

2003.7.21

 五つ星が満点。

広瀬立成
『真空とはなんだろう』
(講談社ブルーバックスISBN4-06-257406-3)
お薦め度 ★★★
あらまし 物質が無いのが真空だけれども、そこには“時空”(時間と空間)がある。だから、ニュートンの古典力学・相対性理論・量子力学から(大)統一理論・量子色力学・超ひも理論へと話が広がっていく。
コメント 「原子核と電子の間は真空なのかな?」という疑問から読み始めた本だけれども――ちなみに原子核と電子の間は真空です――最後の三分ノ一はよく理解できなかった。
佐野眞
『辞典・事典・字典こんな愉しみ方』
(日本実業出版社ISBN4-534-02050-3)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 国語辞典・百科字典・漢和字典など、ジテンに関するエトセトラ。
コメント 日本語辞典に関する些末な不満は、生活語(本多勝一氏命名による。いわゆる方言)が収録されず、差別語が抹消されていってしまっていることだ。両者と古語を含まない辞典は、“日本語の辞典”を名乗る資格は無いと思う。
まる三の子どもの頃の愛読書は子ども向けの百科事典でした。その事に感心するか厭きれるかは貴方次第ですけれども^_^;。

 ここのところスランプです。目次などを読んで「面白そうだな」と目星をつけたにもかかわらず、本文を読んでみたらそうでもなかったというのがここのところ続いております。そういった理由で読むのを断念した本が4冊ほどあります^_^;。