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三行書評 第120回

2003.10.13

 五つ星が満点。

大岡昇平
『俘虜記』
(講談社文庫ISBN4-06-131018-6)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 《(昭和)二十年一月二十五日にルソン島西南のミンドロ島の山中で捕えられた三十六歳の補充兵である》著者が、一年弱の俘虜収容所での生活を綴った手記。
コメント 己を高みに置きすぎているきらいはあるけれども、当時の状況がよく解って面白かった。
大岡昇平
『野火』
(講談社文庫ISBN4-06-131118-2)
お薦め度
あらまし こちらは、人肉食をした兵士を描いた小説。
コメント 「神とは何か?」なんていうことが出てくるあたり、いかにも純文学である。僕は純文学が苦手なのである^_^;。

 同じ作者の作品にもかかわらずエライ差が出てしまいました。でも、こんなもんです。