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三行書評 第142回

2004.3.22

 五つ星が満点。

神沼克伊ほか
『北極と南極の100不思議』
(東京書籍ISBN4-487-79940-6)
お薦め度 ★★★
あらまし オーロラから極地の生き物まで100の不思議を、国立極地研究所の教授か助教授が解説。
コメント 高校生向けと見た。中学生にはちょっと難しいかもしれない。
白幡洋三郎
『花見と桜』
(PHP新書ISBN4-569-61063-3)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 《(略)「貴賎上下を超えた共同の幸福の場」としての花見の歴史的・社会学的考察を通して、古来より豊かな社交性で生活に彩りを与えてきた日本人の姿を描き出す。ユニークな「花見論」への挑戦。》(内容紹介から)。桜論ではなくあくまでも花見論である。
コメント 飛鳥山・向島・御殿山に桜を植えて娯楽の場を提供したのは徳川吉宗であり、それは意図的な政策であったと考えられるとか、芭蕉もドンチャン騒ぎをしたはずだとか、興味深い指摘がたくさんあった。