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三行書評 第148回

2004.5.10

 五つ星が満点。

酒井均
『地球と生命の起源』
(講談社ブルーバックスISBN4-06-257248-6)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 地球(太陽系)の誕生と生命の誕生、さらに近年の火星探査によるデータも合わせて火星で生命が生れなかった理由に関する考察。
コメント 地球の誕生過程を考察するのに、物理だけではなくて地学(花崗岩とか流紋岩とか)や化学(酸化とか還元とか)が必要だとは思わなかった。なかなか読み応えあり。
椎名誠
『活字の海に寝ころんで』
(岩波新書ISBN4-00-430846-1)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 《(岩波書店の)月刊誌『図書』に連載していた(中略)読書にからまる超個人的な感想や、そこから触発された思いや、そこから飛び出していく怪しい思念などをがしゃがしゃとかきまぜて書き綴った》三冊目。
コメント 辺境といわれるようなところに椎名さんが持っていく黄金の三品目は、醤油と海苔と鰹節だ、なんていう話も面白かったけれど、様々な本が紹介されていて参考になった。いずれじわじわと読んでみようと思う。