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パ=リーグ プレイオフ考

2004.10.9

 盛り上がってますねぇ>パ=リーグのプレイオフ。

 第1ステージの第3試合、ファイターズ木元が2点本塁打で同点に追いつくも西武・和田のサヨナラ本塁打で劇的な勝利なんてのがあり、第2ステージに入ってからの2試合は大差で大味だけれども、ライオンズもホークスも1勝1敗。どうなるのかなぁ。

 プレイオフ制度が発表されたとき、まる三は「百数十試合やったペナントレースの重みってものはどうなるんだっ。マラソンやったあとに100m走で優勝チームを決めるなんておかしい」なんて思ってた(マラソンとか100m走とかいった譬えは共同通信社の記事から借用)。

 でもまる三は心を入れ替えました。盛り上がるんだからいいじゃない<日和見^_^;。パ=リーグという“競技”はそういうもんだと思うことにしました。つまりプロ野球ってのは、「マラソン(ペナントレース)の2位と3位が50m走(プレイオフ第1ステージ)をして、勝ったチームと1位が100m走(同第2ステージ)をして、勝ったチームが優勝。優勝チームがセ=リーグ=マラソンの1位チームと110mハードル(日本シリーズ)をやる」という競技なんだと思うことにしました。トライアスロンみたいに全体として一つの競技だと思うことにしました。

 盛り上がるためには、1995年や1990年じゃなくて、1998年や1994年みたいなペナントレースじゃないと困るんですけどね(下表参照)。

G差Aは1位とのゲーム差
G差Bは3位と4位とのゲーム差
1994年は2チームが同率2位
3位 4位 G差B
勝敗分 G差A 勝敗分 G差A
2004 F 66-65-2 12.0 M 65-65-3 12.5 0.5
2003 Bu 74-64-2 8.5 M 68-69-3 14.0 5.5
2002 H 73-65-2 16.5 M 67-72-1 23.0 6.5
2001 L 73-67-0 6.0 Bw 70-66-4 7.0 1.0
2000 F 69-65-1 4.5 Bw 64-67-4 8.0 3.5
1999 Bw 68-65-1 10.5 M 63-70-2 15.5 5.0
1998 Bw 66-66-3 4.5 H 67-67-1 4.5 0.0
1997 Bu 68-63-4 7.5 F 63-71-1 14.0 6.5
1996 L 62-64-4 13.0 Bu 62-67-1 14.5 1.5
1995 L 67-57-6 12.5 F 59-68-3 22.0 9.5
1994 Bw 68-59-3
Bu 68-59-3
7.5 H 69-60-1 7.5 0.0
1993 Bw 70-56-4 3.5 Bu 66-59-5 7.0 3.5
1992 Bw 61-64-5 18.0 H 57-72-1 24.0 6.0
1991 Bw 64-63-3 18.5 F 53-72-5 28.5 10.0
1990 Bu 67-60-3 14.5 F 66-63-1 16.5 2.0

1994年というのは象徴的な年ですね。同率2位のブルーウェーブ・バファローズ(68勝)よりもホークス(69勝)のほうが勝ち数が多いのだけれども、勝率で決める順位は引き分け数のせいで逆転しています。
この年にプレイオフ制度が導入されていたら、引き分けの功罪が話題になったかも。

9日の第3戦はテレビ朝日が中継するらしいけれど、このあいだみたいな醜態をさらさないようにしてもらいたいものです。