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三行書評 第171回

2004.10.25

 五つ星が満点。

後藤正治
ベラ・チャスラフスカ 最も美しく』
(文藝春秋ISBN4-16-366020-8)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 東京オリンピックの体操女子個人総合金メダリスト・ベラ=チャスラフスカ(チェコスロバキア/当時)を軸に、チェコという国が辿った道と女子体操競技が辿った道を追う。
コメント 東京オリンピック40周年を記念して10日に国立競技場で行われた記念式典のニュースを耳にしたとき、チャスラフスカさんは呼んでないのかなと思った。そんなときに本書を目にしたのでした。相変わらず後藤さんのルポは読ませます。
南伸坊
『本人の人々』
(マガジンハウスISBN4-8387-1392-4)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 南伸坊さんが顔真似をした本人に成り代わって文章を書いた、『ダカーポ』の連載「本人だもの」をまとめたもの。
コメント 顔マネといえば清水ミチコか南伸坊かだ。写真も似ているけれど本人に成り代わって書いた文章がまた唸らせる。

 うーむ。今週は2冊だけでした。