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2004日本シリーズ雑感

2004.10.27

 今日は、4勝3敗で西武ライオンズが制した今年の日本シリーズに関する雑感。

橘高きったか球審のトホホ
なんといっても第1戦の49分間の中断に触れないわけにはいかない。橘高さんと聞いて「なんか以前にもトラブルがあったような……」と思って調べてみたら、やってますねぇ>橘高さん。ガルベス(読売)にボールを投げつけられたり“移動式ストライクゾーン”のせいで肋骨亀裂骨折を負ったりとトラブルには事欠かない橘高さんでした。
球審がアウトのコールをしているのに二塁でフォースアウトを宣してしまった杉永塁審にも問題はあるし、抗議を受けて判定を変えちゃうのも問題だった。
少なくとも、落合監督の抗議を聞く前に協議に入って結論を出せば、長時間の中断にはならなかったと思う(もっとも、落合監督の抗議内容が予測できないようなヘッポコ審判団だったらどーしようもないけどね)。
人工芝のトホホ
たとえば、中日のショート井端選手が横っ飛びでボールを捕ったシーンをスローVTRで見ると、人工芝との摩擦のせいでゴツゴツと動いているのが分った。人工芝って選手にとっては良くないんだなぁと思った。
始球式(あるいはテレビ朝日)のトホホ
第1戦杉下茂氏第2戦中利夫氏と、プロ野球界の偉人が続いた始球式だったが、第3戦はトム=クルーズさんだった。トム=クルーズさんは偉大な俳優だと思うけれども、日本シリーズの始球式にふさわしい方だろうか? さすがは伊東美咲&原沙知絵に君が代独唱をさせたテレビ局ではある。
始球式(あるいはテレビ朝日)のトホホ
第4戦の始球式はアルト=ノタリ国際野球連盟会長だったのだけれども、中継担当のテレビ朝日はこの模様を中継せずに先発メンバー紹介をしていた。CMが終わって中継が始まってみたら先頭打者の打撃が終わっていたことがほとんどだったらしいこと(第3戦の中島裕之に第4戦のリナレス・アレックスのホームランもそうだったらしい)ことなども考えると、テレビ朝日には「視聴者に臨場感を味わってもらおう」という意思はまったくないようだ。
始球式のトホホ
第5戦以降は始球式がなかった。もしかすると行われないかもしれない試合の始球式を依頼するのはためらわれるのだろうか。
荒天順延のトホホ
第4戦が台風23号のせいで順延になった。この判断自体は正しかったと思うけれども、移動日もそのままずれたのはいかがなものかと思った。予備日ということにして、第6戦と第7戦は予定通りに行ったほうが良くないですかね。土曜日(あるいは日曜日)に万障繰り合わせてチケットをゲットした人のうち順延されたせいで行けなくなった人も皆無ではないのではないでしょうか。だから、順延されたら移動日なしで(だから“予備日”)できるだけ当初の予定通りに試合を開催したほうが良いと思う。宿舎や移動手段の手配など大変なことはあるだろうけれど、球場に足を運んでくれるファンあってのモノダネですよ。
試合時間のトホホ
3時間60分(中断含む)、3時間51分、4時間0分、4時間6分、3時間29分、4時間0分、3時間37分。
長っ。

 試合時間が長いのは気になるけれども、試合そのものに関して言えば盛り上がった日本シリーズでした。

通常のプロ野球の試合では主催球団の球団代表が“立会人”となって試合に関する責任を持つのだそうです。日本シリーズにおいてはコミッショナーにその役目が巻かされていて、今回の日本シリーズでは、球界再編の激動の中で辞任すると言ったものの結局慰留されて留任しコミッショナーに留まった根来某さんがその任に当たっていたのだけれども、中断の引き金となったプレイの前に球場をあとにしたそうです。まったく。どこまで間抜けなんでしょ>根来某。