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三行書評 第189回

2005.2.28

 五つ星が満点。

ロバート=ホワイティング
『イチロー革命』
(松井みどり/早川書房ISBN4-15-208599-1)
お薦め度 ★★★★
あらまし マッシー村上・野茂・イチロー・秀喜・稼頭央と続く日本人メジャーリーガーを経糸たていとに、団野村・鈴木啓示・タフィー=ローズ・ボビー=バレンタインを緯糸よこいとに、日本(人)が大リーグに与えた影響を考察する。
コメント 寡聞にして聞いたことがない団野村と大家友和のつながりとか、バレンタインと広岡達朗の確執などが取り上げられていて興味深かった。
坪内祐三vs福田和也
『暴論・これでいいのだ!』
(扶桑社ISBN4-594-04831-5)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 『SPA!』連載の飲んで食べての対談をまとめたもの。暴露話あり噂話あり裏話あり何でもあり。
コメント 鳩山邦夫事務所から現夫人の高見エミリさんに関する発言について抗議を受けたための訂正文(282頁)に本書のエッセンスがあると見た。
天野祐吉
『天野祐吉のことばの原っぱ』
(まどか出版ISBN4-944235-13-5)
お薦め度 ★★★★
あらまし 街なかでみかけた変な看板、小耳にはさんで義憤に駆られたことなど、“ことば”に関するエッセイを集めたもの。
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