Ho Chi Minh滞在 | 2008年05月 RTW3周目3弾旅行記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
再見!ホーチミン&あっちこっち 6日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
熟睡できて今朝も爽やかに7時起床。 買っておいたヨーグルトを食べつつちょっとNETしてから朝食へ。 今日はなんと和食がありました! 海外に出たら和食には興味がなく、その土地ならではの物を食べたいといつも思っているのですが、 「今日は和食があるんですよっ!」と自慢そうに言ってくれたし、 洋食か昨日と同じフォーか和食なら、やっぱり和食でしょうね。
脂ののった焼たて鯖、上品なお味の出汁巻卵、木綿の冷奴、お出汁のきいたわかめと豆腐の味噌汁、 どれも日本で食べるのと遜色ないお味で、とても美味しかったです。 白いご飯にうるさい私として強いて言うなら、お米そのものがちょっとですが、 でもこの位のご飯は日本でも出す所はあるので、炊き方(硬さ)もちょうど良く充分美味しく頂きました。 甘い黄色いスイカ、冷たい蓮茶、そしてコーヒー・・・満足な朝食でした。 部屋でひと休みしながら今日の予定を再確認。 今日はバスに乗ってチョロンに行ってみようと思っています。 ちなみにチョロンという地名は実際にはありません。 ベトナム語でチョは市場、ロンは大きいという意味、 5区と6区あたりをまとめてチョロンと呼んでいるのは、6区にビンタイ市場があるからなのです。 だからビンタイ市場は、ビンタイというよりチョロンと言った方が通じるそうです。 フロントでキーを渡す時、ビンタイ市場に行くつもり・・・と言ったらベンタインじゃなくてビンタイ?って。 個人旅行者がバスに乗ってビンタイに行くのは珍しいのかなぁ・・・ 困った時は運転手や路上で見せるようにと、 「私はティエンハウ(ビンタイ)に行きたい」とベトナム語で紙に書いてくれました。(^^) バスはベンタインバスターミナルから乗る・・・って自信を持って言われたので その言葉を信じてベンタインまで歩いて行ったけど、後で調べたらレロイにバス停があったようです。(-.-) ま〜明日の下準備・・・と思うことにしましょう。
クリームとグリーンの例のバスではなく、1番のバスは新型の青いバスが運行しています。 頻発しているのでとても使いやすいですね。 料金は3000ドン、約20円、車掌さんが回って来るので車内で購入します。 バスの車内も車窓からの眺めも人間模様が見え、地理が線で繋がるので楽しいですね。 バスはティエンハウの1本南のチャンフンダオ通りを行くので、 車掌さんに早速例の紙を見せると頷いてくれました。(^^)v お店の看板に漢字が多くなった頃、車掌さんが目で合図をしてくれました。 バスを降りて1本北側に1ブロック歩いたら、すぐにティエンハウ寺院は見つかりました。
ベトナム語で「大きな市場」という意味のここチョロンは、布地問屋や漢方薬の店が広がり、 中国寺院がいくつも点在する、活気にあふれた庶民の町でした。 チョロンで最も有名なティエンハウ寺(天后宮)は、ベトナム最古の1760年に建築され、 航海安全の守り神であるティエンハウ(天后聖母)が祀られている華人寺のひとつです。 龍、皇帝、僧などの鮮やかな陶器の像が並んでいる屋根も見ものですが、 私にとって一番印象的だったのは、天井から吊るされた渦巻き状の沢山のお線香。 台湾や香港でもよく見受けられますが、ここのは特に印象的でした。 蚊取り線香と同じように広げない時は平らな円形なのですが、 真ん中の紐を持ち上げると円錐形に垂れ下がります。 売店で購入すると、名前等を書いたお札と共に係りの人が棒で天井の鋼線に掛けてくれます。 縦3本の糸で括られており、焚きながらその糸を焼き切るので最後まで円錐形が保たれるのですね。 大きい線香で1ヶ月以上も焚き続くそうです。 さてそろそろ行こうと通りに出たら、かなりの土砂降り・・・(>_<) 折畳の傘じゃ役にたたなさそうな降りなので、入り口の石のベンチでしばし雨宿りです。 雨脚が更に強くなると、ペラペラのポンチョ風雨合羽を着てブイブイ走っていたバイク軍団は あれよあれよと言う間に姿を消し、道路はスカスカ! でも雨脚が弱まると、何事もなかったようにまた湧いてくるのです。 そんなのを見ているだけでも飽きませんでした。(^^) 30分程で小降りになったので、傘をさして布地問屋の並ぶチャンフンダオ通りを西へ歩きましょう。
目指すはチャンフンダオの突き当たりのチャータム教会です。 1963年の軍事クーデターで政府が倒された時に、 当時の大統領、ゴ・ディン・ジェムが逃げ込んだ教会としても知られています。
誰もいない教会内部をひと回りして外に出ると、青空に太陽がぎらぎらしていました。
公園を斜めに横切って通りを渡ると、左手前方にホーチミンいち大きなビンタイ市場が見えてきます。
正面から入るとすぐに、2階に行く階段とその両サイドにエスカレーターがデデ〜ンとあるのですが、 エスカレーターは動いていませんでした。動かす気なんかないといった感じです。 ここを中心に放射状に生地や衣類、雑貨などの店が所狭しと並んでおり、 しかもそれがうず高く積み上げられていてとても圧迫感のある市場です。 放射状と書いたのですがさらに枝が伸び、迷路のような通路はすれ違うのがやっとの幅なのに、 大きな荷物を抱えた客や、わがもの顔の荷物運搬人がそこのけ状態で押し進むので 通り抜けるのが精一杯、というより暑いわ、圧迫感があるわ・・・で、めげてしまいます。 品物を見るなどというゆとりはなく、雰囲気を味わうだけで充分お腹いっぱい・・・^^; この市場は庶民のマーケットというよりも、業者が買い付けに来る卸問屋的市場のような気もします。
折角なので2階へも行ってみたのですが、 もっと狭い間口で化粧品を扱う店や衣類・お菓子の店が並んでいます。 特に買いたい物もないので再び1階に下りると、生鮮食品とフードコートみたいなスペースに出てきました。 もう出ようかなと思ったとたん、一転にわかに掻き曇り屋根を打ち付けるすごい雨音・・・ 小康状態になるまで時間つぶし方々食料品を見ましょうか・・・
ここはちょっと面白いぞ・・・とぐるぐるしていたら足元にさっと動く影が・・・ん? うわっ!ねずみがいるんですねぇ・・・びっくり・・・ しかもヤツがくっついた50cm角位のネズミ捕りシート(ゴキブリホイホイシートみたいな感じ)を 捨てに行く人を見てしまいました・・・(>_<) 乾海老やナマス、醗酵した高菜みたいなのが気になっていたのですが、 やっぱここで食料品を買うのはやめておきましょう。 ひと回りし外に出てみると雨は上がり、鉛色の空の切れ目の所々に青空が見えてきました。 このチャンスを逃すまいと急いでバス停へ。 10分位で来たバスで戻り、市民劇場に近いレロイ通りで降りて遅めのランチへ向かいましょう。 今日のランチはちょっと素敵なお店にしてみました。 お店の名前は Nghi Xuan (ギースアン)、フエ料理のお店です。 フエとはベトナム王朝時代の都だった都市の名前で、フエ料理=宮廷料理の事が多いです。 このギースアンは有名シルク店のカイシルクが2004年にオープンしたレストランです
こんな路地裏にこんな素敵なお店?って感じで、第一印象はかなり期待大です。 1階はカフェバー風、シックで落ち着いた2階に案内されると ランチタイムを遅めにずれ込んでいたので、私が入った時は欧米人風の一組だけでした。
お店の人のお勧めを素直に受け、オーダーしたお料理たちです。 バイン・ベオは、Tiny steamed rice cake と英語表示されています。 米の粉を薄く溶いたものを少量小皿に入れて蒸し、海老そぼろ、ネギ油をトッピングしたもので、 2種類のタレをちょこっとかけ、スプーンでくるっと半分に切るように折って食べます。 蒸した米粉なので味に特徴はないのですが、見た目と喉越しを楽しむ前菜なんでしょうね。 小皿にほんの少量の薄い物ですが、ひとりで6皿は要らないかも・・・ 日本語で「ターケノーコサラダ」と勧められた物は、Fresh bamboo shoot saladと書かれていました。 サラダというより、細切りの筍や乾し海老、豚肉などの和え物で、 添えてある米粉で作ったおせんべいにのせていただきます。これ結構美味しかったです。 こんな素敵なお店なので麺は考えていなかったのに、お勧めと言う事でブン・ボー・フエも。 ブンはフォーとは違い少し太めの弾力がある麺で、 牛肉(ボー)のブンなのに、スープは豚足でとるらしいです。ホント? 豚足を煮込んでダシをとるのですが、煮込みすぎてスープが濁ったらダメだそうです。 オーダーが入ってから薄く切った牛肉をサッとスープで湯がいて麺にのせサーブされます。 時間が勝負なんですね。 注文の時もう1品何か・・・とメニューを探っていたら、「多すぎ!」^^; と言うので3品でやめておきましたが 美味しかったけどやはり麺ではなく他のお料理を取った方がよかった・・・とちょっと後悔。 せめても・・・と食後にデザートメニューを持ってきてもらい、蓮の実のチェーをお願いしました。 もっと違う物を想像していたチェー・ハッセンですが、 確かに英語表示には Lotus seed sweet syrup と書かれていますねぇ・・・ かなりヘビーなシロップに浸かった蓮の実とアイスキューブが別々に運ばれてきました。 氷で自分なりに調整して頂くためなのですが、氷を避ける日本人が多いのも理由かしら? このお店、雰囲気は抜群ですが、お店の人の凝視がとても気になります。 サービスのタイミングを伺っているのは理解できますが、うやうやしい割にはさりげなさが全くないのです。 また、フエ料理自体を私があまり理解できていないので比較できませんが、 Hue Traditional Quisine とキュイジーヌを謳っているお店のせいか、繊細を装っているような気がします。 でもひとつひとつのお味は良かったので、 私のベトナム料理に対する概念を変えないといけないのかも知れません。 ホテルに帰ってしまうともう出たくなくなりそうなので、ホテルを通り越してサイゴン川へ向かいます。 メリン広場辺りには、炎天下だというのにとんぼがうじゃうじゃ飛んでいました。 メリン広場から通りを越えた向こう側はもうサイゴン川なのですが、 このトンダクタン通りの交通量はバイクではなく4輪、しかも大型車が多いので、ちょっと手ごわそう・・・ ちょうど渡ろうとしている人がいたので、盾にするようにくっついて渡りました。^^; サイゴン川クルーズが気になったので案内所へ向かうと、 ひとりの男性が「クルーズ?」としつこくついて来る・・・無視してもしつこいのです。 日本語で「う・る・さ・い」って言ってもついて来る・・・そりゃ解らないでしょうね・・・^^; その内案内所に着いたので、カウンターに行くと誰もいない・・・ 覗き込むとカウンターの下で女の人が寝ていたので、声をかけたら恥ずかしそうに起きてきました。 で、クルーズ船は今すぐ出るというのですが、結構高い事($14)を言うのです・・・ よく聞くと需要があると出す式の貸切だったようで、定期の19時のクルーズなら$3との事。 貸切はちょっと不安なので、夜来る気になったら乗る事にしましょう。
遊歩道のベンチに座ってボ〜っとサイゴン川を眺めながら川風に吹かれていると、 小さな事なんかどうでもよくなっている自分に気が付きました。 ひとしきり無の状態を楽しんだら、現実に戻り記録をつけたり、これから何しよう?と検討です。 雨でグシュグシュになってまた乾いた足を洗いたい・・・サンダルも履き替えたい・・・ では一旦ホテルに戻りシャワーを浴びることにしましょうか。 シャワーを浴びさっぱりしたら、残り少ない時間がもったいないのですぐお出かけです。 現地の情報誌で見つけたお初のマッサージ屋さんに行ってみましょう。
ドアを開けてびっくり!カフェかと間違うような静かな空間にテーブルと椅子があり 案内されて座ると、おしぼりに続いてスイカと冷たい蓮茶を出してくれるのです。 そして座ってお茶を飲みながらマッサージの受付をします。 テーブルの上の蓮のつぼみがなんともエキゾチックでいい感じです。 ひと休みしたら2階に上がるのですが、ソファーベッドが4〜5台入る個室がいくつかあるようです。 そして着替えるのですが、 人ひとりギリギリのスペースをカーテンで囲うだけなので、狭くて着替えにくく更に不安です。 でもビニール袋に入ったままの清潔なシャツとパンツでした。 ここはなぜか、女性のお客には男性が、男性のお客には女性のマッサージ師がつくようです。 私が入った時は、大柄な欧米人のご夫婦がいたのですが、 やはりご主人の方には華奢な女性が、奥様の方には男性が施術していました。 マッサージに慣れていない欧米人のようで、 大柄な体からは似合わない悲鳴に近い声やウグッ・・・と我慢する声をずっとあげていたので、 6人で笑いっぱなしでした。 そしてその2人が終わって出て行くと、若い男性のマッサージ師と二人きりになってしまいました。 そして以前のバンコクと同じようなことが・・・ 股関節のマッサージが長すぎるのです。 でも今回はキッパリ言いました。痛いから違う所をやって!と。 個室で二人きりになるとやはり相手は男、こちらが毅然とした態度を取らないと相手の思うツボになりますね。 でもマッサージはとても上手でした。少なくとも昨日の所よりは充分にコリが取れました。 複数で行く場合は男性マッサージ師でも問題ないと思いますが、 女性ひとりの場合は、入店時に女性マッサージ師を指名した方がいいかもしれません。 これはどこの国でも言えることだと思います。 終わって1階に降りると、またお茶とお菓子を出してくれるのです。
さてスッキリしたらホーチミン最後の夕食はB級ベトナム料理が食べたいっ! と言う事で、クルーズに行くのは止めにして、花より団子です。 日本のガイドブックにもよく載っており、クチコミもまずまずのTan Nam に行ってみましょう。 手頃で雰囲気も良さそうと半年前に来た時にチェックしていたのですが・・・ ありゃりゃ・・・この期に及んでまたもや「移転しました」の案内板が・・・(>_<) 地図を持ってきていないので、案内板の住所がどの辺になるのか今ひとつ想像がつかない・・・ 外にいた隣のエステサロンの呼び込みのお姉さんに聞いたら、 道を教えてくれたのですが、その道の右?左?角からどの位歩くの?・・・・という私の質問に 「バイクの後ろにのりなさいよ、連れて行くから・・・」って。 でも歩いて5分位というし、夜のバイクはちょっと遠慮したいし・・・ 紙に「地図書いて」って話をしている所に同僚が出てきて、 お店への道の角まで歩いて連れて行ってくれると言うのです。なんてやさしいのでしょう。 その間2〜3分の道のりを、なんだか知りませんが手を繋がれて歩きました。^^; あっ、この人も女の人ですよ〜(^^) 二人ともアオザイの似合う素敵な人でした。 で無事移転先のお店に着いたのですが、オープンスペースのカジュアルな旧店舗だったのに、 ビルの2フロアを使うちょっとおしゃれな感じのお店になっており 私の望むようなコテコテのベトナム料理が食べられるのかちょっと不安になってしまいました。 中に入るととても感じの良い笑顔で迎えられ、 1階と2階どちらがいいですか?と聞いてくれたので、落ち着けそうな2階を希望しました。 2階のテーブルは半分位埋まっていたのですが、ラッキーにも窓際の席に案内され 雰囲気はとても良いのですが、日本人の先客グループがいて結構大きな声が気になったりして・・・
春巻きに未練があったので、オードブル代わりに盛合わせにしてみました。 大きなお皿の左半分に手巻きに使う野菜やハーブや春雨が、 右半分に春巻き4種 (海老の生春巻、肉入揚春巻、豚の乾皮ピー入春巻、サトウキビに巻いた海老すり身を焼いた物) そして一番右端に手巻き用の生春巻きの皮が置かれています。 ひとりで色々食べたい向きにちょうどよいですね。 メインは牛肉のサラダ・ライム味って書かれていましたが、 パクチーやらインゲンやら青いお野菜と牛肉を、唐辛子とライムで甘辛酸っぱいお味に仕上げたもの。 結構こういうお味系好きなので、美味しく頂きました。 こういうの、タイにもありますよねぇ・・・ 盛合わせはおのぼりさん向けかもしれませんが、どちらのお料理も満足できました。 ただやはり新店舗になり、サービスもスマートですがかなり高くなっていました。 ワインだけこちらの方が若干安かったですが、このお料理2品でお昼の4品よりずっと高いのです。 料理の種類が全く違うので比較のしようはないですが、 以前の Tan Nam を見ていたので、シックすぎる新店舗にはちょっと複雑な感も・・・ でも牛肉のサラダが美味しかったので、満足と言う事にしておきましょう。 さて明日は早起きなので、さっさとホテルに帰ります。 フロントで鍵をもらう時、モーニングコールもお願いしたのですが「OK!」と言うだけでメモすらしない・・・ 大丈夫かな・・・と念のためもう一度「部屋番号は○ですから・・・」とダメ押ししておきました。 でもやはり「OK〜」だけで何もしない・・・不安・・・ 部屋に戻り、まずは手早く荷作りを! 今夜着た分だけ仕舞えばいいようにまで済ませてから入浴し、 冷蔵庫の中に残っているヨーグルトとビールを始末(^^)しながら、NETをちょっと・・・ モーニングコールは当てにならないかもしれないので、 自分の目覚ましをちょっと早めにかけて・・・ではおやすみなさい。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ 再見!ホーチミンTOP ■ 海外散歩TOP ■ 国旗de散歩TOP ■ 路地裏の散歩道HOME |
≪BACK NEXT≫ |