BEIJING滞在 | 2008年09月 北京旅行記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
るるぶ@北京 2日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5:50起床。 昨夜(今日?)は1時にベッドに入ったのですが、ちょっと肌寒かったせいか寝付かれませんでした。 今夜はブランケットをもう一枚かけましょう・・・ 7時にホテルを出発し、朝ごはんを食べに向かいます。 地下鉄の北京駅から乗るのですが、せっかくなので国鉄?の北京駅もちょっと偵察♪
大きく立派な建物ですが入り口は一箇所だけ(通路は3箇所位)、入るとすぐに荷物のX線検査があり、 その先が写真右のように広いホールになっています。(撮っている後がX線検査場) エスカレータが左右に3基ずつ計6基あり、エスカレーターを上った左右が待合室になっています。 さてそろそろお腹もすいたので、一卡通というプリペイドカードを購入してご飯を食べに行きましょう。
ここ2号線の北京駅から2つ目の前門へ行く予定なのですが、 前門駅は今日は閉鎖されており通過との事。 開発地域だからなのか、国慶節連休だからなのかよく理解は出来ませんでしたが、 じゃあバスにしちゃいましょ・・・とバス停へ。 すぐのバス停で停留所案内を見るも前門という文字が見当たらず、 バス停にいた係りの人に聞くと、もう少し先のバス停にとまる673番が行くとの事。 方面別に少しずつバス停がずれているのは、日本でも同じですね。 と言う事で100m程先のバス停から、ギューギューのバスに乗って前門に着きました。 前門は天安門広場から故宮に向かう人も利用するので、乗降の多いバス停です。 道の反対側一帯の前門・大柵欄あたりは、明代から続く下町風情が残る商店街だったのですが、 数年前から開発地域に指定され、いろんな所が工事中です。
前門大街などはテーマパークよろしくきれいになりすぎの感が否めません。 ま~これも時代の流れで仕方ないのかもしれませんが・・・ そんな事を思いながら向かうは老舗のシュウマイ屋さん「都一処」。 開発工事中のため芳城園に移転していたのですが、今年8月から前門で一部営業を再開しました。 ちなみに来年1月1日からは全フロアオープンになるそうです。 この店は、清王朝の乾隆三年(1738年)に創設された270年の歴史を持つ老舗です。 名前の由来は、1752年の大晦日に前門を通りかかった乾龍皇帝が、 料理の味もさることながら、どこも店じまいしている中、こんな年の暮れに営業しているこの店に感動し、 都ではこの一軒だけという意味の「都一処」という名前を与えたそうです。 またその名前を親筆で書き送呈された物が看板となっているそうですが、 それが現在店頭にあるものがそうなのか、あるいはレプリカなのかはわかりませんでした。
実は今回の旅行で一番楽しみにしていたお店のひとつがここだったのです。 でもあまりにも期待が大きかったせいか、お味は普通に美味しいレベルでした。 いくつかあるシュウマイの内、一番人気と言われている三鮮焼売(豚・海老・蓮根)をオーダー。 花びらのようにゴージャスな皮ですが、熱々なのにちょっとパサついていたような気がし、 また小海老がコロンと1つ入っているのですが、いまひとつ海老の風味がないのです。 これなら普通の豚肉のシュウマイの方が良かったかもしれません。 厳しい評価を言いましたが、もちろんその辺のお店に比べたら充分美味しかったです。 これで30元、約480円でお腹いっぱいです。 ちなみにここは袋の中にお箸と紙のおしぼりが入っているのですが、これが1元取られます。 おしぼりが有料というのはよくありますが、お箸も一緒に入れてしまうあたり商売上手ですね。 お店を出て、前楼、天安門広場を抜け故宮に向かいます。 と、ひと言でルートを書きましたし、地図を見れば「わずか2kmの一直線」と普通は思いますよね。 これがクセモノ、まず一直線ではないのです。 地下道を2度抜けるのですが、その地下道への階段も通路もギュー詰め状態、 そして混乱を避けるためか、地下道が右にあったり左にあったりするので、実距離の倍位歩く事になります。
(紫禁城という響きの方が好きなのですが、ここでは故宮に統一して表示しておきます。) やっと故宮にたどり着くと、チケット売り場は帰りたくなるほどのすごい行列! それでも気を取り直して団子状態の行列に加わり、やっと60元のチケットを買えたはいいけれど、 入場口がまたすごい!体全体で押し合いへし合い状態、将棋倒しになったら大惨事になりそうで恐い。
1420年創建のこの門は、子午の方向から南を示す午をあて午門とし、 南門は正門とされたため故宮の正門として重要な位置づけとなっています。 映画「ラストエンペラー」で自転車に乗っている溥儀が止められたのもこの門です。 太和門も1420年創建で、当時は奉天門と呼ばれていました。 3度も火災に遭い、現在の太和門は1883年に再建されたもので、中国最大の宮殿建築の木造門との事。
故宮の中心となる正殿の太和殿は、5年の歳月をかけてやっと修復が終わり一般公開されています。 内部には玉座があり(これは見られましたが・・・) その頭上には、ここが宇宙の中心であることを示している装飾天井があるそうなのですが、 おしくら饅頭状態でなおかつ「止まるな!」と警備員が叫んでいるので見ることができませんでした。 1420年創建の中和殿は、太和殿で行われる大典に赴く前の皇帝がここで休憩し、 内閣、礼部などの役人の朝拝を受けていた場所です。 保和殿も1420年創建で、太和殿で大典が行われる時ここで礼服に着替えるための場所でした。
故宮で最大かつもっとも秀逸な保和殿北側中央通路にある大石雕は、 北京郊外50kmの房山から運ばれた一枚岩に、龍と雲が刻まれ雲竜階石とも呼ばれています。 そしてこの一枚岩は、真冬に打水し道を凍らせた上を、2万人で1ヶ月かけて運んで来たと言われています。 またこの大石雕の上を通れるのは、輿に乗った皇帝だけだったそうです。 保和殿後部にある真っ白い基台には、1142の龍頭が壮観です。 鍍金缸は防火用水を貯めておくものですが、 義和団事件の際8カ国連合軍が純金と誤解して削り取ろうとしたための傷が見えます。
1420年創建、1798年に再建の乾清殿は、皇帝の寝室兼執務室であり、 皇后でない限り立ち入ることができなかったといわれています。 映画「ラストエンペラー」で溥儀が幼少時代にコウロギを隠した玉座がこの乾清殿にあります。 実際忘れてしまっているので、早い内にもう一度見たいと思っています。 外朝・内廷の人ごみが苦痛になってきたので、ちょっと逃げましょう。 乾清門の両サイドには小宮殿群への入口があります。今回は左側の内西路に入ってみました。 内西路への門をくぐると中はまるで迷路。似たような小さな宮殿がたくさん連なっています。 ガイドブックと照らしあわせながら歩いていても、どれがどれだかよく分かりません。 でもこんな迷路を時間を気にせず歩いている方がなんだか楽しいです。 当時、重陽節(9月)には山に登ったり、菊の花を浮かべた酒を飲み交わしたりする習慣がありました。 皇帝も、重陽節にはこの推秀山に登ったといわれています。 現在は登ることはできず、下から眺めるだけになります。 御花園を抜け、神武門から故宮を後にします。 人ごみでじっくり見ることができなかったので、すいている時期にリベンジ!と思っています。 神武門から出た道の向こうは景山公園。 23万㎡と緑多い広大な公園ながら、2元と良心的な入場料です。 ここに来る観光客のほとんどは、人口築山の景山山頂にある万春亭から故宮を見下ろすのが目的。 広いきれいな庭園に見向きもせず(笑)、私も含めてみんなひたすら上へ上へと進みます。
頂上の万春亭へのルートは2通り、向かって左側から上ったのですが空いていて良かったです。 ちょっといい運動量で息がハァハァしてきた頃到着、 まずは万春亭の北側(故宮と反対側)の陽の当たらない方に座って、 息を整え汗の引くのを待ちつつ、遠く鼓楼を眺めます。 ひと休みしてから故宮を見に南側へ。確かに絶景♪ でも噂通りスモッグのようなものでうすぼんやり、青空で良いお天気なんですけど・・・残念! 真っ青な空の下、赤い故宮を見ることができるのは1年にどの位あるのでしょうか。 しかし喉が渇きました。 昨日機内で食後に水を飲んだだけなので、15時間以上も水分を摂っていない事に・・・ 脱水症状になってしまわない内に水分補給をしましょうか。
万春亭を少し下りた所に売店があったので購入し、そばの東屋風の所でいただきました。 冷えてて美味しい♪1本4元¥64は観光地としてはお安い! スーパーよりは少し高いですが、街の売店とほぼ同じなので良心的です。 喉も潤ったし、足腰もひと休み&元気になったので、そろそろ下りましょう。 下山はもう一方の道を行き、下りきった所に、 明の最後の皇帝・崇禎亭が李自成軍に迫られた時、自ら首を吊って命を絶ったという木がありました。
さて景山公園を後にし、北京の銀座と言われる(ホント?)王府井までバスで行きましょう。 と、バス停へ向かうも、なかなかお目当てのバスが来ない・・・ と言うよりどのバスも渋滞にはまっているようで、バス停は段々人であふれかえってきました。 そう遠くなさそうなので歩いてしまいましょう。 途中公衆トイレに初めて入ってみました。綺麗じゃないですか~ ちゃんとドアがあり、水洗ですし、手洗いもセンサーで水が出、なんと温風乾燥機までありました。 さすがはオリンピックを迎えた北京ですねぇ。 更に歩くとこんな屋台が・・・ ![]()
更に歩くとやっと王府井大街の北側に着きました。ここを右折しましょう。 せっかく王府井を踏破するなら・・・ちょっと調べておいた胡同に寄り道しちゃいましょ・・・ まずは灯市口西街を右折すると右手に富強胡同。
灯市口西街に出る手前右手に、老舎紀念館があります。 生誕100年を記念して1999年より紀念館として公開しており、事前調べでは有料でしたが、無料でした。
ここ、こぢんまりとしていますがとっても雰囲気が良~い♪ 中庭のベンチで老舎の本を読んでみたくなりました。でも私には時間がないので30分程でお次へ・・・ 再び王府井大街へ出て南へ向かいます。 すると道路の向こう側になんとも不釣合いな洋館が・・・
敬虔なクリスチャンなのか、お疲れモードの観光客なのかわからない様な沢山の人が腰かけていました。 さてもう少し南下するとカメラを構えた人ごみが・・・
ビルにぶつからないのかしら・・・とヒヤヒヤしながら、でもしっかりカメラを構えていますけど私・・・(笑) 更にすすみ、ちょっと先の東安門大街を右折して東華門美食坊夜市へ。 夜市といっても昼間から屋台は出ています。 ま~夜の方がネオンが綺麗かもしれませんが、昼の方がゆっくりみられそうですね。
朝シュウマイを食べただけ(ビールも飲んだか・・・)なのでおなかがすいてしまいました。 夜は雑技の予約をしているので、今なにか食べておきましょう・・・
そろそろ時間なので、地下鉄を乗り継いで朝陽劇場へ向かいましょう。 上映は17:15からの早い時間のをとってもらってあります。
雑技は上海でも見ていたので、感想は普通かなぁ・・・ 上海でも北京でも動物が出演しない雑技だったので、次回は動物が出る雑技を見たいですね。 まだ時間が早いので、じゃあ~マッサージでもしてきましょうか・・・ いくつかチェックした中の激安な所へ行ってみましょう。 地図をたよりに歩いて行くと、その一帯はマッサージ銀座!(笑) だから安かったのですね。 他にも気になるマッサージ屋さんがいくつもあったので、次回はいろんな所で試してみたいですねぇ・・ 9月のキャンペーンという、全身+フットで130分100元と言うのをお願いしました。 受付も部屋への案内も女性だったのでリラックスして着替えて待っていたら、なんと担当は男性でした。 バンコク、ホーチミンと2度男性担当でイヤな思いをしていたので、ちょっと警戒してしまいましたが 何事もなく(笑)、というよりかなり満足して終了しました。 ちょっと暗い寂しい道を歩いて地下鉄駅へ。 北京駅前のスーパーで青島ビールとつまみの山椒豆腐干、水などを購入し、ホテルへ戻ったら23時でした。
シャワーを浴び、山椒豆腐干(これうまっ!)をつまみに青島ビールは最高♪
ちょこっとメールやらネットやらで遊んでから クローゼットからブランケットを1枚出して、万全の体制でおやすみなさいです。 |
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