BEIJING滞在 | 2008年09月 北京旅行記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
るるぶ@北京 5日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
遠出する予定で4時半に目覚ましをかけておいたのですが、 さすがに3時間半の睡眠では起きられず、残念ながら挫折です。 事前にセダンのチャーターを打診した現地会社に、渋滞遅延+駐車場確保困難で乗車拒否(笑)され、 なら個人的に公共の交通手段で行ってやろうじゃないの・・・と思っていたのですが・・・ 無事たどり着いてもすごい混雑だからと自分をなぐさめ、じゃああと1時間寝ることにしましょう。(笑) 備え付けのティーバックはちょっと不安なので、日本から持参の味噌汁とコーヒーを飲み、 まずは朝ごはんを食べに行きましょう・・・と、やっと8時にホテルを出発します。 途中にある名所の中庭を近道しながら・・・
1272年に創建された木造の鼓楼は、水で時を計測し、太鼓の音で時をしらせた時計台でした。 当時は朝5時と夕方の5時の日に2度、時を告げた太鼓の音ですが、 現在では時刻に関係なくショー的要素で時々鳴らすそうです。 鐘楼も時計台として1420年に、時の皇帝・永楽帝が鼓楼と対になるよう作らせたものです。 火災で焼失し、現在の鐘楼は1747年に修築のもので、 楼の高さは47.95m、名前の通り楼内には巨大な銅製の鐘があるそうです。 さて今日の朝ごはんはワンタンです♪
他にもメニューは色々ありますが、ワンタン専門店なのでワンタンを食べている人がほとんど。 ワンタンの種類も、サイドオーダーで人気の焼餅も色々あるので迷いますが、 まずは基本の豚肉のワンタンと、椒の字がつく甘くなさそうな焼餅にしましょう。 オーダー表にチェックしてカウンターで先に支払うと、席まで運んでくれます。 薄味のスープにたっぷりの香菜、ワンタンは10個も入っていてとっても美味しい♪ 温かい煮卵も、ほんのり胡椒と塩がききパイ層がほろほろ崩れる椒○酥餅も美味しい。 今日もステキな朝ごはんに巡り会えてシアワセです。 さて食べたら歩く!これ、私の旅の基本です。(^^) 鼓楼東大街を東に向かうと、右手に今人気のファッショナブルストリート南鑼鼓巷が現れます。 鼓楼や鐘楼が近いせいか、当時この辺りには太鼓や鐘や銅鑼を作る職人が多く住んでいたそうで、 その名残として、南鑼鼓巷という地名には鼓や鑼の字が付いています。 1km弱の南鑼鼓巷には100軒以上ものカフェや雑貨店などが並んでおり、 細い道なので、あっち側こっち側ウインドーショッピングしながらジグザグ歩行で南下します。 南鑼鼓巷を北側から入ってすぐのトイレをちょっと覗くと・・・
この旅行中私が見たドアなしのトイレはたった2ヶ所(たまたまかもしれませんが) ファッショナブル通りのこの南鑼鼓巷と湖広会館前の外トイレだけでした。 よりによって海外からの観光客が一番利用しそうな地区なんですけど・・・ お目当てのお店のひとつが見えてきたのですが、12時オープンなのでまだ2時間もありますねぇ。 じゃあもう少し歩きましょうか。
南鑼鼓巷の人気の火付け役と言われている胡同を利用したカフェ、過客でひと休みです。 ポインタしてね
ここは胡同を改造したカフェバーで、中庭のテラスを囲むように作られており、 テーブルも、椅子も、天井も、窓枠も・・・昔ながらの良さを上手く取り入れてステキです。 スイカジュースをいただきながら、記録をつけたりガイドブックを読んだりかなりのんびりしました。 12時にはまだ20分ほどありますが、ちょっと路地裏に気になる所があるので行ってみましょう。
ここはラストエンペラー溥儀の第一夫人婉容の実家。 とりわけ何てこと無い建物で、観光客もおらず、ホコリだらけで、人のぬくもりはなさそうでした。 でも壁には石に彫られた北京市の文化保護のマークと説明がありました。 そんな保護物件の前で、自転車の靴修理屋さんが気持ちよさそうに寝ていました。 そろそろ良いお時間じゃない?と向かうと・・・長蛇の列!! 向こうの通りまで100m以上もありそうな行列。整列できない国民のはずなのに・・・(笑) と言う事で時間がもったいないのでここはパス。 大通りまで出てバスで地下鉄駅まで出ることにしましょう。 今日のランチも北京ダックを予定しています。 昨日の大薫とは正反対のこってりダックの利群です。
ここ入り口?と言う所から入ると突き当たりでダックを焼いています。 お昼をちょっとずらしているのにほとんど満席状態、 案内なんて無いようなお店なので、たまたま1卓だけ空いていた所をGETです。 するとすぐにひとりのおじさんが来て相席になりました。 この直後、続々と入ってきたお客はずっと立って待っていたので、ほんとラッキーでした。 この店は1羽単位でしか注文できないので、ダック1羽とビールを注文。 コップ酒とダック1羽を注文したおじさんはとっても寡黙でちょっと恐い感じ、物静かに呑んでいます。 ちょっと席を立ったと思ったらお店の名刺を持ってきて、私の前に1枚置いてくれたのです。 可愛く(笑)「シェイシェイ♪」と言ってみたものの、目もあわせず頷くだけ・・・こわっ・・・ 結構待たされてアヒルちゃんご登場♪ やはりそばで切り分けてくれますが、ここのダックは皮と身を分けず、皮付きのままそぎ切りにします。 半羽をひと皿に盛るので2皿、おじさんもなので4皿のダックがテーブルに並ぶとそれは壮観! ここは、カオヤーピンも、甜麺醤も、ネギも・・・ひと皿いくらの設定なのがいいですね。 ネギはたっぷり入れたい私にはうれしいシステムです。 まずは熱々なひと切れに甜麺醤をちょこっとつけてお口へ♪ パリッパリの皮にジューシーな身のついたダックがとっても美味しい! ダックと甜麺醤の味を確認したら、早速カオヤーピンで巻いていただきましょう。 私は肉より皮とネギを巻いたのが好きだったのですが、この店のダックを食べて好みが変わりました。 しっかり太ったアヒルを厳選し、薪の釜戸で焼き、脂ののった皮付きのここのダックはとても美味しい。 ただしこの店きれいじゃありません。かなり覚悟が必要です。(笑) 相席のおじさんがお店の人に何か言ったと思ったらナプキンが届いて(私達のテーブルは置き忘れていた) その半分以上を私の目の前にドンと置いてくれたので、またもや黄色い声で「しぇいしぇ〜い♪」 でもやっぱり目をあわせず頷くだけ・・・優しい照れ屋さんなのでしょうか。 それともニコニコなんかしたら男の沽券にかかわるとでも思っているのかしら?(笑) ひと皿はどうにか食べましたが、さすがにもうひと皿は無理なので 持帰り用のパックをもらいました。 パックは2つあったので、ひとつにはダックを入れ上から甜麺醤をかけ、 もうひとつにはカオヤーピンとネギときゅうりを入れました。 ふとおじさんを見ると、几帳面に甜麺醤をつけたダックをカオヤーピンにのせ、 ネギやきゅうりを入れて巻いてからパックに詰めています。 内心「ピンが水分を吸って美味しくなくなる」と思いつつも、親指を立てて「グッド」と笑いかけたら、 や〜っとこの期に及んで笑顔を見せてくれました。 そしてなにやらバッグの中をゴソゴソしていると思ったら、1枚の絵付きの封筒を取り出し、 印刷されている名前と自分の胸を交互に指差すのです。恐らく著名な方なんだと思います。 その封筒にサインをしてプレゼントしてくれました。 ほとんど読めないながら、日本語漢字として勝手に判読した一部分は・・・ 在北京愉快、利群、08年金秋(錦秋ではないのですね、それとも金曜日だから?) 北京は楽しかった、2008年の秋の良き日、利群にて・・・ってな所でしょうか。 全然違ったりして・・・ ^^;
さて来た道を戻り、地下鉄で王府井の新東安市場へ向かいます。 地下の老北京一条街が目当てだったのですが、まだ工事中でした。 オリンピックがあったので、恐らく工事は完了しているだろうと思っていたのですが・・・ちょっと残念。 でもここには同仁堂も入っているので、我が家の定番湿布とタイガーバームを、 そして全聚徳の売店でカオヤーピンと甜麺醤を買って一旦ホテルに戻ります。 カオヤーピンは冷凍だったので、フロントで相談したらホテルの冷凍庫で預かってくれるとの事。 明日の朝が早くても大丈夫とのことでひと安心です。 部屋に他の荷物をおいたらすぐまた出かけましょう。 目指すは地下鉄でひと駅の崇文門駅前にある、崇文門菜市場と新世界中心の地下にあるスーパー。 お土産用の豆腐干や水などを買いたかったのです。 絞りたて胡麻油が気になったのですが、もう荷物は増やせないので次回のお楽しみですね。 ニラまんが美味しそうなので、北京ダックが残っているというのにお買い上げ(笑) ささっと1時間でホテルに戻ります。 明日は帰国、ある程度荷物をまとめてからシャワーを浴び 紹興酒を飲みながら北京ダックをつまむのですが、ダックは冷めると皮がヌルンとし脂っぽくて美味しくない。 お料理に使えば美味しいのでしょうけど・・・ 身の所少しとネギときゅうりだけつまんで、あとはもったいないけど処分し、ニラまんへシフトです。
おやき風のこのニラまん、冷めているけどニラが目いっぱい入っていて、臭い^^;けどうま〜い♪ 焼きたてを食べたかったなぁ・・・ 買っておいたけど食べずに残っていたカップめん、 明日持ち帰りたくないし・・・とスープ代わりに食べたのですが、スパイシーで美味しかった〜 明朝着替えれたものを仕舞えばほとんどOKまでに整理し、 モーニングコールと自分の目覚ましをセット、0時にベッドに入ります。 適度な睡眠薬になりそうな、紹興酒の心地よい酔い加減で熟睡できそうです。 |
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