Machu Picchu  Cuzco
2009年04月 RTW5周目第1弾
浪漫夢紀行 11日目



4時、自分の目覚まし時計で起床。
頼んでおいた4時半のモーニングコールは、人の声でかかってきました。
さすがは場所柄ですねぇ、こんな早朝なのに・・・

ほとんど荷物はなくあっという間に支度が済んで、4:40に朝食を取るプレジデントホテルへ向かいます。
このホテル、いろんなホテルの朝食を一気に受けているみたいで、
ホテル名を言うと名簿でチェックして朝食堂に誘導してくれ、ビュッフェ形式の朝食でした。
色々なホテルからたくさんの人が来るせいか、こんな早朝にしては充実のメニューでした。
特にフルーツの種類が多かったです。

15分程で食べ終わりバス乗場へ行くとすでに長蛇の列ができていました。
列の一番後ろに行くのが面倒な程の列でした。
まだ薄暗いのに、飲み物やサンドイッチなどを持った売り子が何人もいたのが印象的。
結構売れていましたねぇ・・・

5時半になるとどんどんバスが来ては乗せて出発していくので、思ったより早く(7〜8台目?)
しかも目の前で打ち切られたのでラッキーにも一番前の席をゲット!
10分位走ったら空が白み始めたものの、ガスがかかっており天候がちょい気になる・・・


マチュ・ピチュ Machu Picchu
クスコから約115kmのマチュ・ピチュ村(旧アグアスカリテンテス)から更に400メートル程上ったところの、
絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上に空中都市マチュピチュはある。
原住民の言葉ケチュア語で、マチュ(古い)+ピチュ(峰)=老いた峰・・・という意味のマチュ・ピチュは、
山裾からはその存在を確認できないことから“空中都市”とも呼ばれ、
スペイン人から逃れるためにインカの人々が作った秘密都市だったと言われている。
しかし16世紀半ば、インカの人々は高度な文明が栄えたマチュ・ピチュを残し奥地へと消えてしまったと言う。
その後400数年後の1911年7月24日、アメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガムによって
発見された。
最近になり、マチュ・ピチュはすでにビンガムより9年早い1902年7月14日にペルー人が発見していたという説が浮上している。
確証はまだないが、今後検証されれば真意の程が明らかになるのだろう。


マチュ・ピチュ遺跡に到着するとどど〜っと切符チェックのための列ができるのですが、
遺跡内にトイレがないので念のためトイレ(1ソル)に入り、サブリュックも預けてしまいました。(5ソーレス)
マチュ・ピチュ観光後列車までの時間が読めないので持ってきたサブリュックですが、
後で思うと、ホテルに預かってもらえばよかったかも・・・

そんな事をしていたら次のバスが到着し、更に長くなってしまった列の後ろに続きます。

これは最初の切符チェックポイント

最初は切符裏面に名前等記載されているかをチェックし、次のチェックポイントでパンチが入ります。
2箇所のチェックポイントを経て、やっと遺跡内に入れました。
2箇所目のチェックポイントで見学ルートのマップを貰ったものの、入ってすぐの見学ルートが色々あり、
どこがワイナ・ピチュ登山口へのルートなのかかえって分かりにくい・・・その位広大で先が見えないのです。

入場したてのこんなガスの中ワイナ・ピチュ登山口へ向かう道端には、寝ぼけまなこのリャマ達が・・・

「Huayna Picchu」という案内表示を進むのに途中からなくなったり・・・
でもどちらにしても一番奥なので感を信じて進むと・・・ありました! でも結構な行列です。(-.-)
並んでいた人が帰ったりするので、その行列が予約券を受るためなのか、入場の列なのか不安になります。

そして列が少し進んだら・・・そこにいたものは・・・なんと昨夜会っためがね犬!


マチュ・ピチュ村とこのマチュ・ピチュ遺跡ではかなりの距離があるため、
自分で歩いてきたとはどうしても考えられませんし、同じようだけど違う犬とも絶対考えられません。
だってあの顔は忘れようにも忘れられません・・・(爆)
誰かが連れてきている飼い犬なんでしょうか・・・? 不思議だ・・・


ワイナ・ピチュ Huayna Picchu
マチュ・ピチュ遺跡の後方にそびえる山がワイナ・ピチュ。
老いた峰のマチュ・ピチュに対して、ワイナ(若い)+ピチュ(峰)という意味。
マチュ・ピチュ山との標高差はわずか250mながら、断崖絶壁の道はかなり急勾配で足場もあまりよくない。
ズンズン上るだけなら通常40分〜1時間、休んだり・ビューポイントがあったり・前に人がつかえていたりすると更にかかる。

並んでいる内にガスが少しづつ晴れて、ワイナ・ピチュの険しい山肌が見えてきました。

登山口に並ぶ列 登山口で記帳(内側から撮影)

並んでいる間に整理券を受取ったら73番目、やっと入場できる私の番になったのは07:22でした。
ここで名前、性別、年齢、国籍、入山時刻、そしてサインをしたら、念願のワイナ・ピチュ登山の開始です!

登山口から山道をアップダウンしながら進むとワイナ・ピチュの麓に到着します。
ここからはひたすら上る!上る!

こんな岩場や・・・ こんな洞窟も・・・
入口を入り
ポインタすると出口
こんな狭い急階段も・・・

きれいな階段ではなく、山道、岩場、鎖場、梯子状の石段、名物の洞窟抜け・・・
途中に何箇所もビューポイントがあるので、あっち寄りこっち寄りしながら1時間弱、
玉のような大汗をかいて頂上に着きました!
頂上には更に巨大な岩を組み合わせた、5〜6人しか登れないような文字通りてっぺんがあります。
危なそうな梯子で登るのですが、せっかくなので是非!

ここをくぐり、裏に回ると・・・→ 梯子でこんな感じに登れます 頂上です!サービスショ〜ット!(爆)
頂上まで登ると、
←この岩の滑り台を下りないといけません。

これが結構急斜面&滑るのです・・・
でも被写体として人気スポットでもあります。^m^

このおじさんの場合はポーズです。(爆)

ハイラム・ビンガム・ロード
ちゃんと13九十九折が見えます!
アンデスの山々に囲まれて・・・
ポインタしてね
空中の楼閣、天空都市、空中都市
どれも納得の景観です!

頂上から見るマチュ・ピチュ、イーグルの形をしているのですね、いや〜感動です!!!
岩場を下りた所で絶景を1時間ほど堪能し、この感動を写メで送ろうとしたら、
アンデスの高山の囲まれているせいか、それともパワーなのか、エラーで遅れません・・・
飽きるほど充分に堪能してからゆっくり下りる事に・・・
下りるのはずっとラク、でも滑りやすいという危険性は増すので気をつけて下ります。

ちなみに午前中の上りに関しては全て日陰、大汗をかくのでスッピンと言うのが正解かも・・・
あと私は手のヒラに滑り止めのある軍手をして上ったのですが、
普通の安いコットン軍手の方が、外さないまま手の甲で汗を拭くけるので良いかも・・・
もうひとつ、頂上にはブヨがいっぱいいました。
私は肌に直に、そして長袖長ズボンの衣類の上からもしっかり防虫スプレーをかけたので無害でしたが、
タンクトップの外人さんの背中は、見ている私の方が痒くなるほどブチブチでした。

ワイナ・ピチュ山を下りても、また登山口までは登りの多いアップダウンが続くので、
乾いた汗がまたうっすらにじみ出した頃やっと到着。時計は10:30。
入山した時記帳した自分のページを探し、下山時間を記入してワイナ・ピチュを後にしました。

これからはホンチャンのマチュ・ピチュ遺跡の観光です。
ここは見学ルートが決められているので、ルートからはずれて戻る事はできません。
なのでよ〜くルート取りを考えてから歩き出します。
この時間になるととっても陽射しが強く暑い上、遺跡内でのアップダウンもきついので結構疲れますねぇ・・・

後方が先ほど登ったワイナ・ピチュ、良く見るアングルですね。


まずは行きたい所を先にが鉄則、なので先に遠くに行ってしまいましょう。

こんな道をズンズン進むと・・・ これ以上入るな!の看板が・・・

インカの橋です♪

インカの橋は想像通り小さかったです。(笑) というより、そばまで行けないので余計そう思うのですが・・・
3本の丸太が渡されたインカの橋は、敵が侵入して来たらその丸太を落として防ぐという仕組みですが、
よくぞ作ったと思うほどの断崖絶壁にせり出すようなインカ道と橋でした。
この帰り道、とってもきれいな大きな蝶々を見ました。
1羽は天女の羽衣みたいな透明に近い白なのに玉虫色なんです!
そしてもう1羽は、黒い羽の裏が青いの・・・どちらも今までに見たことのないきれいな蝶々でした。


たくさん見て撮ったのですが、写真にするとイマイチ良く撮れていません、腕のせいもありますが・・・
実際に眼で見たのとでは雲泥の差なんですねぇ・・・これは一眼レフで撮ったとしても言える事だと思います。
その位雄大というか神秘的というか・・・それに光線がとっても強いからかもしれません。
良い画像や説明は他の方にお任せするとして、良く撮れていませんが私的に気に入ったのを並べてみます。


13時にマチュ・ピチュを後にすることに・・・出口で振り向くとワイナ・ピチュに雲がかかって見えません。
やはり朝イチで登るべきですねぇ・・・それ以前に良いお天気が一番ですが・・・
荷物をピックアップし、停まっていたバスに乗り込むとすぐに出発となりました。
禁止されているせいもあり、グッバイボーイには残念ながら会うことはできませんでした。

余裕を持ってマチュ・ピチュ村に戻り、列車の時間までランチでもとろうと駅の近くのお店へ。

すぐそばを列車がとおります。 ナッチョ&グヮカモーレ クスケーニャ、美味しい♪

暑かったは疲れたはで空腹感が麻痺している?せいか、とにかくビールが欲しい♪
と言う事でビール&おつまみのランチにしておきましょう。


 マチュピチュ → ポロイ   15:25→18:39 .

改装され新しくなった駅 1車両毎にペアのスタッフがお出迎え




4人ボックスや2人掛けの席があったのですが、私はたまたま2人掛けにひとりでした。ラッキ〜♪
テーブルには白とブルーのダブルのクロスにスターチスの生花が・・・♪

列車が動き出してしばらくしたら、軽食のサービスが始まりました。
サービスをしてくれるのは列車の入口でお出迎えしてくれたペアのスタッフです。

ポインタしてね

軽食後、賑やかな音楽と共に道化師たちが回ってきて注意を引き、
マチュピチュ駅で列車へのお出迎え&先ほど軽食のサービスをしてくれたスタッフの2人が
アルパカ製品をとっかえひっかえ着替えてファッションショー!
女性はとってもきれいだしスタイルも良い上、しっかりモデルになりきって歩いたりターンするのですが、
はにかんでただ歩くだけの男性スタッフが大ウケでした!

リャマを振り回していた道化師 二人とも乗務員、でも女性の方はすっかりモデルさん!

最後には全ての製品をワゴンに乗せて販売するのですが、売れていなかったですねぇ・・・
そして道化師がチップ目当ての袋を持って歩くのですが、これまた収穫なかった模様。

10分程遅れてポロイ駅に到着しました。外はもう真っ暗。
私の名前を書いたボードを持っていた女性とすぐミート、車に案内されたら混載車でした。
ま〜かなり安くセットしてもらったので無問題。
何箇所か降ろしながら市内へ、私の場合ホテルまで送ってくれる予定でしたが、
ちょっとペソが少なくなってきたのでプラサ・デ・アルマスで降りて両替をし、
せっかくなので夕食をとってから帰りましょうか。

カフェ・アイユ ローストポークサンドとインカコーラ
ポインタしてね

マスタードとスパイシーなペーストをぬったパンにローストポークを挟み、
鉄板で焼いたようなペッタンコのサンドイッチ、熱々で美味しい♪ しかも安い♪
このお店は地元の人で混んでいましたが、どれも美味しそうでした。
また高所に戻ってきたので、念の為アルコールではなくインカコーラにしておきました。
3度目のインカコーラですが、甘すぎて決して好きではないものの、なんとなくお約束かな・・・と。

一時期治安が良くないと言われていたクスコなので、
チケットをアレンジしてもらった人や、ホテルスタッフに「夜の一人歩きは大丈夫?」と聞いていたのですが、
「この近くなら全然問題ない!」とキッパリ言われたとおり、人通りも多いですし危険性は感じませんでした。
なので安心してアルマス広場を散歩してからホテルに戻り、再チェックインすると、
「お帰り〜♪、荷物は前と同じ部屋に入れといたからね!」と迎えてくれました。
ここのスタッフはみんな感じがよいのです。フロントも、ベルも、厨房も・・・

もう体が慣れたようなので今夜は入浴しちゃいましょ。そして明日も早いので23:30ベッドへ。



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