Cuzco → Puno |
2009年04月 RTW5周目第1弾 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
浪漫夢紀行 12日目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2時、4時・・・と目が覚めてしまったけれどまたすぐに寝つけ、4:50自分の目覚まし時計で起床。 5時に頼んでおいたモーニングコールはやはりベル音だけ・・・ ひと通り荷物をまとめ、5:30に朝食へ。
オムレツとパイナップルとパパイヤネクターがとりわけ美味しく、満足してお部屋へ。 ピックアップは7:15なので5分前に下りていればいいと思っていたら、 7時ちょうどに「もう来ているよ・・・」と催促の電話がかかってきてしまいました。 ホテルからワンチャック駅は10分もしない距離ですが、聖なる谷巡りでご一緒したドライバーの他に 色々手配してくれた男性も来てくれていました。最後にお二人にお会いできてよかったです。
ホームへのドアは出発の20分前に開けられました。 これから約10時間の豪華列車アンデアン・エクスプローラーの旅が始まります♪ 以前は2クラスだったこの列車、オール1等になってグレードアップした分料金も飛び上がってしましました。
入口でチェックを受け、チケットを渡して乗車します。 荷物を置いたらすぐにホームを歩いて先頭車を見に行ってきます・・・何気に鉄っちゃん?^^; 列車は6両編成で、一番後ろがサロンカー、次がA号車、B号車で、客車は2両だけだったような・・・(不確) 私はA号車だったのでサロンカーに行きやすくラッキーですね。
車内は2列と1列になっていて、それぞれボックスになっているのですが、 前方中程と後方中程に進行方向前向きの席、つまり2人掛けとひとり掛けの席が計2箇所ずつあります。 私はこのひとり掛けの席でした。 マチュ・ピチュ行き列車といいこの列車といい、かなり気を使って良い席をとってくれたようです。 白いクロスのかかったテーブルには、スタンドと姫ゆりの生けられた花瓶、メニューが置かれていました。 そして列車の椅子とは全く違い、あくまでも応接間にあるような椅子なんです。 リラックスして座りやすいですが、リクライニングはできません。 8時ちょうど、ベルの音と共に静かに滑り出すように発車しました。 乗り込む時迎え入れてくれた女性が、ランチ(運賃に込み)のオーダーをとりにきました。 前菜は2種:ほうれん草のスープ or アルパカのタタキ メインは3種:ポークチョップ or グリルチキン or 野菜のラザニア 私は迷わず、「アルパカのテンダーロインタタキ風、バルサミコ酢とアボカドムース添え」 を前菜に、 「バーベQ&チリソース風味のポークチョップ、アンデス産マッシュポテトとハーブ添え」 をメインにチョイス。 風景を楽しんでいたら、「サロンカーでファッションショーを見ながらピスコサワーを♪」とのアナウンスが。 ペルー鉄道ってファッションショーがお好きなんですねぇ・・・ ファッションショーはどうでもいいけど、ピスコサワー飲みたさに行ってみました。^m^ テーブルにはフライドコーンのおつまみがあり、これがまた美味しいのです。 (ペルーで何度も食べましたが、この列車のが一番美味しかった・・・)
ピスコは葡萄から作る蒸留酒、これに卵白とレモンジュースを入れてシェイクし、 スパイスを数滴落としたのが本格的なピスコサワーです。 ピスコだけだとただきついスピリッツですが、ピスコサワーにするととっても美味しい♪ カクテル苦手な私ですが、レモンの酸味とスパイシーな味にかなりとりこになりました。 飲み逃げ御免で席に戻り、少し静かになった頃もう一度サロンへ行ってみました。
11:30頃、初めて大きな町(村?)のサンパブロを通過。人力三輪車の多い町でした。 線路ギリギリまで市が開かれているので、クラクション&徐行で進みます。 12時になったらテーブルセッティングが始まったのですが、 12時半に南米で最高高所(4335m)にあるラ・ラヤ駅に着いてしまったため中断。 ここで20分ほど停車、そして降りることができます。 列車を降りると空気が気持ち良いものの、かなり薄いのが感じ取れました。 ホームのすぐ横の教会前広場で民族衣装を着た売り子が市を開いています。
12:50列車は出発し、気がつくとちょっと頭が痛いというか重いです。 さすがに4335mだけあって、持参しているカロリーメイトの袋がパンパン! 実はこのカロリーメイトのふくらみ具合をずっとチェックしていたのですが、 クスコにきたらパンパン、マチュ・ピチュで少しだけふくらみが減ったのですが、 ここラ・ラヤでははちきれんばかりにパンパンになっています。 さてランチ♪ ランチ♪
食後すぐの13:20、ぱったり停まってしまいました・・・ 10分位経って少し動き、また停まる事20分・・・クスコ行きの列車にメカニカルトラブルがあったようです。 ほとんど単線なので入れ違いできる所で退避するしかないのですね。
週4回往復で計8回しか通らない豪華列車が、しかも停まっているわけですから、 珍しがってみんな集まる集まる! でも物乞いとかするわけでなく、本当に純粋に珍しいようです。 (シーズン中は月・水・金・土の週4回、オフは月・水・金の週3回運行)
無事すれ違う事ができ、この列車も出発です。
15時にはハリーズバーのベリーニに似たカクテルのサービスがありました。 そしてバーでは1ドリンク1フリーのハッピーアワーが始まりましたが、もう私的には充分です。 そして「サロンでフォルクローレショーが始まります!」とのアナウンス、 自分の席にいてもケーナやギターの音色は聞こえるので、こちらももう充分です。^^; フリアカ到着直前の街の様子
列車が通らない時は線路上に店を広げています。 列車が通ると大きな物は片付け、高さのない物は線路に置いたまま人間だけ避けるのです。合理的! 17時、フリアカに着きました。 明後日、私はこの街にある空港から飛行機に乗る予定の比較的大きな街です。 通常はここで15分位停まるはずですが、今日は遅れているので5分で出発でした。 ここで運転手さんが交換になったようです。 出発するとすぐにアフタヌーンティのサービスが始まりました。
ランチの時のパンもそうでしたが、このサンドイッチもパサパサでダメダメ・・・ 中身のカケラほどのチーズとハムだけつまみ食い・・・ 右の黒いのは、中心にレーズンが入っていて、回りをペーストにしたデーツで包みココナツをまぶしたもの。 その左の白いのは、しっとりクラッカーにドゥルセ・デ・レッチェ(キャラメル風)がサンドされたもので、 スイーツ2種はどちらも美味しかったです。
夕焼けと日没の車窓を楽しみながらアフタヌーンティを頂いている内に、あっというまに帳がおり、 車内にライトが灯りだすと、これまたいいムードです。 途中停車した分遅れ、プーノ駅には18:20に到着しました。 列車を降りると、駅の門の所にはたくさんの迎えの人が出ていました。 見つけるの大変かも・・・と思ったら、一番前に私の名前の紙を持った人を発見! 数秒で車に乗り込めました。(^^)v で予約していたホテルまで5分もかからなかったでしょか・・・ ドライバーと一緒にフロントに行ったものの、なんかだ様子が変です。 とりあえずソファーに座って・・・と案内され、コカ茶を出されて飲んで待っている間、 ドライバーは電話をしたり、外に行ったり・・・この間20分位も・・・ 予約が入っていない? それともオーバーブッキングで満室? どうしたの? 結局ホテルの部屋は空いていたものの、料金が折り合わなかったのか?バウチャーが切れないのか? ここからすぐそばの別のホテルに行く事になりました。(もちろん車で) 先ほどのホテルの方が立地条件的には若干良かったのですが、 歩いてもわずか2〜3分なら、こちらのホテルの方がネット接続無料な分、私的にはラッキーでした。 星的には同じレベルのホテルですし・・・ 実は当初、プーノ駅からホテルは近いので送迎は要らないでしょ・・・と言われたのですが、 18時とは言え、薄暗くなった初めての地を歩くのはイヤなので無理につけてもらったのです。 よかった・・・ とりあえず部屋に入れてホッとひと安心。 ちょこっとネットしてから、いつも通り洗濯&入浴、そして前の旅行記を少し進めておきましょう。 日中陽射しは強いのに、温風ヒーター入れてもちょっと肌寒い・・・ 良く見ると、ベッドには毛布と蒲団がしっかりかかっていたので、夜は寒くなるんですねぇ・・・ さすがはアンデス山脈のほぼ中央に位置する標高3855mのプーノです。 クスコより標高が高いので、御身大切、コカ茶をグイグイ飲んで早めに休みましょう。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ 浪漫夢紀行TOP ■ 海外散歩TOP ■ 国旗de散歩TOP ■ 路地裏の散歩道HOME |
≪BACK NEXT≫ |