Puno Juliaca Lima
2009年04月 RTW5周目第1弾
浪漫夢紀行 14日目



昨夜、目覚まし時計は4:20にセットし、モーニングコールは4:30に頼んでおきました。
微妙に時間をずらすのはいつもの私のパターン・・・

枕元の電話の音でびっくり飛び起き、「ありがとう」と電話を切ったのですが、
あれ・・・?目覚まし時計ならなかったような・・・電池切れちゃったのかしら・・・と見ると・・・
が〜ん!! まだ3時じゃないですか・・・(>_<)
間違いにしてはなぜに3時? しかもちゃんと人の声だったし・・・と不安の方が先に立ちました。
・・・頭の中ぐるんぐるん・・・
腕時計も目覚まし時計も携帯も同じ時刻をさしており、やはり私の目覚まし時計が正解と信じ、
とりあえずまたベッドに入り、元々かけておいた目覚まし時計の4:20に起床。
でも熟睡できたはずもなく、頭はぼ〜っとしている・・・(-.-)

5:30荷物を持ってフロントへ。
一応言っておかなくては・・・とモーニングコールの話をすると、
都合が悪いと英語ができないふりをする・・・実際あまりわかっていなかったようですが・・・
なのでスペイン語単語を並べて言ったら理解したようですが、「あっ、そう・・・」と流されました・・・(-.-)
昼間のスタッフは男性も女性もフレンドリーでとっても良い人ばかりなのですが、
夜勤のスタッフはフロントマンにしてはちょい力不足でしたねぇ、2晩共そう感じました。

10分程早い5:50に、15人乗り位の立派なワゴンが到着し、
このドライバーの他に、初日駅に迎えに来てくれたドライバーも便乗していました。
彼は初日のホテルトラブルの際も誠実で優しかったし、
昨日、ティティカカ湖観光から戻る時間を見計らってホテル来て、「どうだった?」と気配りしてくれたり、
そして今朝、こんなに早いのに見送りだけのためにホテルに来てくれたり・・・、とっても温かい♪
名刺を頂いたけど、「次回」と言うのは恐らくないでしょうねぇ・・・

最初私ひとりだけだったので、ずいぶんゴージャスだこと!・・・と思っていたのですが、
ホテルを出て1分位の所で女性が乗り込んで来たのですが、実は彼女は助手(車掌)でした。
空港送りの車だと思って乗っていたこのワゴンは、フリアカ行きの混載ミニバスだったという訳です。
その後何箇所かターミナルを回ってお客をピックアップし、ほぼ8割の乗車率で一路フリアカへ。
プーノ・フリアカ間のシャトルとして活躍しているようで、フリアカ市内で全ての客は降り、
空港までは私ひとりでした。

ピックアップしたり降ろしたりしても、プーノからフリアカ空港までは約1時間、ちょうど7時に到着しました。
なのでタクシーなら40〜50分位で着く距離なのかも知れません。(47km)
でも思いがけずフリアカの街(カテドラルなど)を車窓から見ることができ、これはこれでよかったです。

打ち合わせの際、「あと1時間遅くても・・・」というのを、無理やり6時にしてもらったセンディングですが、
やはり何もない空港での2時間弱は退屈でした。
国内線でも2時間前のチェックインを奨励する・・・とLAN航空に言われていたからですが、
小さな空港なのでチェックインカウンターはガラガラ、1時間を切って到着する人がほとんどでした。
オーバーブッキングが生じやすい繁忙期は、チェックインは早いに越したことはないのでしょうけど・・・

バスターミナルのような小さな空港で、チェックインもあっという間に済み、
空港使用料はソルなら11ソーレス、US$なら3.47ドルとの事。
ドルで払う場合おつりはソルになるので、ごっちゃにしたくない私は今回はソルで支払いました。
制限エリア内にはちょっとした売店が6〜7件あり、ひと通りみたのですがピンと来る物はなく・・・
でも買っている人、結構多かったですねぇ・・・最後に何か買わなくちゃ・・・って感覚なんでしょう。
なんでここで・・・のマチュ・ピチュのTシャツとか、リャマのぬいぐるみとか・・・


8:40、やっと搭乗開始となり、歩いて飛行機へ。

 JUL→LIM 09:05→10:45 LA123 A319 1h40

3列目と4列目の間にカーテンがあったので、2クラスの場合1〜3列目はCクラスとして使うようですね。
ラッキーにも私はその席だったので、足元が少し広くてラクでした。
9時ちょうどにスポットを離れ、9:05オンタイムのテイクオフです。

安定飛行に入ると、ボックスに入った軽食のサービスがありました。
カステラ風のケーキというかパンというか・・・それとハーブのソルトクラッカー、どちらも美味しい♪
飲み物はコーヒーをお願いしたら、「他には?」と聞いてくれるあたり、国内線でもサービスは良いですね。

ポインタしてね


10:25リマのホルヘ・チャベス空港にランディングです。
スーパーシャトルを利用するつもりだったのですが、国内線到着ロビーのカウンターはなぜか不在。
インフォメーションで聞くと、国際線の方に電話をかけてくれたのですがそちらも「出ない」と・・・
じゃぁ・・・と歩いて国際線到着ロビーに行ってみたのですが、やはり係員がいません。
となりのレンタカーの係員に聞いたら「すぐ戻ると思う・・・」との事。でもすぐには戻らず・・・

料金交渉制の一般タクシーは慣れていないと使いにくい・・・
初めてで土地感が無い場合、スーパーシャトルかオフィシャルタクシーがいいと聞いていたのですが、
待っている間にカウンターの料金表を見たら、US$払いのスーパーシャトルの方が高いのです。

待っている時間がもったいないし、混載だからグルグル回るかもしれないシャトルより、
一般タクシーよりは高いけど、均一料金で安全なオフィシャルタクシーで行ってしまいましょう。
(後日談:時間帯にもよりますが、何度か乗って慣れたら、ずっと安い一般タクシーで充分だったと思いました。)


基本的には、旧市街やセントロと呼ばれる地区に宿をとる事が多いのですが、
リマに関しては避けた方が良いとのことだったので、空港に近いサンミゲル地区にとっていました。
なのでスムーズにお宿にチェックイン。
すぐに部屋をもらい、美味しいお店やリマの歩き方などの情報収集をし、まずはランチ♪


美味しいセビーチェが食べたい!と言って教えて頂いたお店は Senor Limon (セニョール・リモン)
ミスター・レモンといったところですね。(^^)
マリスコス(魚介)と看板に書かれていますが、セビチェリア(セビーチェ専門店)と言った方がいいかも。
メニューを見るとセビーチェの種類が豊富で選ぶのに悩んでしまいます。
せっかくなので店名の付いたセビーチェにしてみました。
(セビチェと言うのですが、ceviche のi にアクセントがあるので、日本人はセビーチェとちょっと伸ばした方が通じやすいそうです。)

めちゃくちゃ美味しいセビーチェ♪
フライドコーンとクスケーニャ トレードマークが可愛いでしょ

セビーチェは何度も食べた事があるのですが、初めてのクリーム系でした。びっくり!
基本的なセビーチェは、紫玉ねぎ、トマト、香草、とうもろこし、レモン汁、香辛料を使い、
これにイカや海老や蛸といった魚介類や白身魚、にんにく、オリーブオイルなどでアレンジしていきます。
なので透明なマリネ液になり、素材の形や色が見て取れるはずなのですが・・・
上の写真、一見カレーみたいでしょ。^m^

もちろんカレー風味ではなく、レモンと香草の香りがひときわ高く、酸味も強くてかなり好みでした♪
やっと美味しいセビーチェに巡りあえ、しかも私の中ではお初のクリームタイプでなんだかうれしいです。
後で紹介してくれた人に言ったら、「邪道だ!」と言われてしまいましたが・・・^^;


腹ごなしに散歩しながら、途中常設の半屋内の遊園地をちょい見てからショッピングモールへ。
いくつかのショッピングビルがコンプレックスを作っており
その中にファーストフードの店やスーパーが入っています。
服は興味ないし、スーパーマーケット好きの私は迷わず Wong スーパーへ。

部屋で飲むビール^^;と、食材のお土産を探すことが目的なので、まずはふら〜っと一周してみます。
噂のウニャ・デ・ガトがあったので、さきいかのように裂いたのと木片のままのをお買い上げ〜
ウニャ・デ・ガト Una de Gato
猫の爪のようなトゲがあることから猫の爪(英名キャッツクロー)と呼ばれているアマゾン原産の植物。
ガンの特効薬とか、鎮痛・抗炎症作用に優れているのでリウマチ・神経痛・腰痛・関節炎・肩こりなどの痛み効くとか、
抗酸作用があるので胃潰瘍に効果があるとか、長期に服用することで体質改善が図れ免疫力が高まるとか・・・
真意の程はわかりませんが、「驚異的な効果があると世界的に注目を浴びている」とペルーでは言われていました。

我が家は、時々雑穀ご飯を炊くのですが、7〜8種入れる雑穀の中にキヌアも入れてます。
日本じゃ高いそのキヌアがここではメチャ安! 山ほど買いたい所ですが500g入りのを1袋・・・

ちょいお高めのチリワインが40%offだったのでお土産に2本、
クスケーニャやピルゼンのビール、マンゴーネクター、量り売りのプリンも美味しそう・・・と、
重いものばかり買ってしまったので一旦お宿へ置きに戻りましょう。


暑かったので部屋でひと休み・・・

早速クスケーニャの黒ビールを♪ポインタしてね

珍しいと選んだ黒ビール、でもクスケーニャはラガーの方が美味しいような気がします。
外は明るいもののもう18時を回って、ビールを飲んじゃうともう出かける気がなくなりますねぇ・・・
わかっていながら飲んだのですが・・・^^;


20時になったら、「ご飯だよ〜」とお声がかかりました。
そう・・・今回のお宿は1泊2食付で日本人が経営するペンションなのです。
今まで日本人宿というのはあえて避けていたのですが、
今回はメールで何度かやり取りをして、空港に近いこと、オーナーの人柄で初めて利用してみたのです。

バス・トイレ付の部屋だったので決めたのですが、実際はアウト・バス・トイレだったのが唯一の失敗でした。
チェックインして部屋を見た際言うべきでしたが、言えずに妥協してしまいました。
あと基本的に地元の人の入る大衆食堂の味を求める私としては、2食付も軟弱ポイントですね。

それ以外は、「リマ以外の地にも知人がいるから、困った事があったら連絡を・・・」とか、
チェックアウトの日も出発ギリギリまで部屋を使っていい・・・とかよくして頂きました。
たまたま今夜は私だけだそうで、バスルームが独占できたのでノープロブレムですが、
あくまでもホテルではなくペンション(洋風民宿)だと言う事が前提になるお宿ではあります。

初日だった上、オーナーご夫妻と3人での夕食だったので食事の写真はありませんが、
イカのフリットやサラダ、鍋焼きうどんなどなど・・・日本にいるのかと錯覚してしまうようなメニューでした。
ご飯も味噌汁もまったく日本の味でした。
ビールも出してくださって・・・
いろいろお話を伺うと、リマではかなり頑張っていらっしゃるご様子・・・
以前リマに駐在していた私の知人のことも知っていらして、夜遅くまで話がはずんでしまいました。



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