Dubrovnik 滞在 |
2009年06月 RTW5周目第2弾 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
風に吹かれて西東・・・ 8日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7時にかけておいた目覚ましより1時間早い6時に目が覚めました。 6時半頃鎧戸の隙間から外を見たらすっかり明るくなっていたので、 観光客の来ない内に散歩してこよう・・・と急いで支度をし何気なく腕時計を見たら・・・なんと5:50!(>_<) トルコとクロアチアには1時間時差があり、 昨日腕時計は直したものの、バッグの中の目覚まし時計はそのままだったのです。 またやってしまった・・・(-.-) 城壁に上れるのは8時から・・・その前に2時間も歩いていたら城壁を歩くのがイヤになりそうなので、 部屋でのんびりし、7時ちょっと過ぎてから出発しました。 昨夜着いた時は人混みが多かったので、もう一度ピレ門の外から順に歩いてみる事に・・・ 今日は聖体節で祝日、観光客以外の地元の人の動きは少なめですが、ミサに来る人がちょこちょこいました。 観光客がまだいないので、ピア門もプラツァ通りも独り占めです。
敷き詰められた大理石が鏡のように行き交う人影を映すプラツァ通り、 ツヤツヤしてきれいですが結構滑るのです・・・ プラツァ通りに入ってすぐ右手に、美味しい水と噂のオノフリオ大噴水、 左手にはミサのために開けたばかりのフランシスコ会修道院、 ほとんど人気のないプラツァ通りをあっちこっち見ながらルジャ広場まで歩くのは気持ちよい♪
ピレ門からルジャ広場まで200〜250m、見所がくっついているけれどあまりに早くて開いていません。 突き当たりのルジャ広場中央にはオルランドの柱が立ち、その右手に聖ヴラホ教会があります。 聖ヴラホはドゥブロヴニクの守護聖人、ファサードの上には聖ヴラホの像が建っています。 そんなのを見上げていたら、シスターが鍵を開け、入口のドアを全開し、お掃除を始めました。 開けたて一番乗りでの聖ヴラホ教会に入ってみました。 バロックの外観とはうって変わり、よく言えばシンプルで落ち着きのある感じの内部でした。 聖ヴラホ教会を出ると右手に小さな噴水があります。 これがオノフリオ小噴水、小さいながら彫刻緻密で繊細で、あの大噴水と同時期の作品です。 プラツァを背に右折すると前方にカテドラルがそびえており、 その手前左手に総督邸があるのですがオープン前なので外観だけ見、 この総督邸の向かいの道を入った左手の小さな広場で、これまた小さな市が開かれていました。
果物の屋台は今が旬のチェリーとアプリコットが山盛りで美味しそう♪ 他は自家製のオレンジピール、乾しイチジク、ハーブ入りオリーブオイルなどが目を引きました。 乾しイチジクとオレンジピールを味見したのですが、どっちもめちゃ美味しい♪ 粉がふいているのにベトベトじゃなく、でもしっとりしているイチジク、 そして香りの強いオレンジピールは厚めの皮を太切りにし、甘すぎずほろ苦さもちょうど良い。 市場にしては強気のお値段で1袋20kn、約¥400です。 欲しいけれど今買うと荷物になるので、後でまた来ましょう・・・
今日は聖体節のためミサをやっていました。 なのでちゃんとした見学はできず、ミサを後ろでちょっとだけ見てから出ました。 旧港を抜けてレヴェリン要塞手前の城壁入口に着いたのがオープン5分前でした。ちょうど良い! 一番乗りだったのですが、端で待っていたら熟年ご夫婦に抜かされました。(-.-) でもその方が受付で色々質問するのを盗み聞き^^;できたので、かえってラッキーだったかも。
ドゥブロヴニクでの一番のハイライトは、やはり城壁の上から見る旧市街ではないでしょうか。 城壁は要塞を経て全てつながっており、3箇所ある入場箇所のひとつレヴェリン要塞から入ってみます。 ピレ門から入る人が圧倒的に多い上、恐らく時計と逆方向回りをするだろうと見越したからですが・・・ 案の定、開けたばかりと言う事もありますが、 約半周は先のご夫婦と3人だけで誰もいない景色を堪能でき正解でした。 ちなみにこのご夫婦、ご主人は台湾人、奥様はどこの国かはわかりませんが西洋人。 なのにお二人とも日本語が話せるのです。びっくり・・・
半周ほど過ぎピレ門より海沿いの所で、ツアーで来たという日本人のご夫婦とお話しました。 9日間で4カ国(スロヴェニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア)と聞きびっくりしたのですが、 ドゥブロヴニクIN/OUTのJLのチャーターで、他は全てバスだから可能だったのですね。 モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナに関しては世界遺産だけパパっと見ただけとの事、 「忙しくて訳分からん」状態だったと仰っていました。 ツアーの場合、数で勝負的な所があるのは仕方がないのでしょう・・・ でもせっかくなのにもったいないことです。 私もモスタルやコトルに行く事も検討の余地に入れて来ていたのですが、 やはりクロアチアだけでも時間(日数)は全然足りませんねぇ。 写真を撮ったり眺めたりしながら、ゆっくり歩いて1時間半かけてレヴェリン要塞まで戻りました。 途中、ポイントから下りてコーヒーやランチタイムをとり再び歩く(同一方向)事も可能ですが、 ほとんどの人は一気に一周しているようですね、私も条件の良い朝の内に歩いてしまい正解でした。 まだ9時半、ランチには早いけど昨夜ビールとポテチだけだったのでお腹がグゥグゥです。 でもファーストフードで・・・なんて朝食は食べたくないし・・・ 観光地なのでこんな時間でも多くのレストランは開いているのですが飲み物だけ・・・ 旧港のレストランでランチの時間を聞くと11時からとの事、 「ビールを飲みながらランチまでいてもいい?」と聞いたら、 「もちろんOK!」ととっても感じの良いカメリエーレだったので、ここに決めましょう。 お店の名前はペシュカリア。
店内は涼しそうだったけど、やっぱりテラス席が人気ですね。 たまたまランチよりずっと早い時間から座ってビールを飲んでいたけど、 食事時間に来るとなかなか取れない席らしい・・・
こんな贅沢な時間がとれるのも日程に余裕を持たせているからなんですねぇ・・・ 何度となくあっちこっちの教会からガランガランと鐘の音が聞こえ、 目の前の旧港には白い船、その向こうにアドリア海のテラテラした碧い海が広がっている中で、 旅の記録をつけ、本を読む・・・こんな時間がとっても豊かな気分になります。 ビールは夜飲むより昼飲む方が美味しいですね!^^;
最初にオーダーした生ビールのババリアン・ドラフトがメチャ美味しかったのですが、 違うのも飲んでみたいと2杯目に選んだビンビールのファトリトは、薄くて美味しくなかったです。 ちょっと早い10:40、厨房がオープンしたから・・・と感じの良いカメリエーレが声をかけてくれました。 そしてすぐにセッティグしてくれ、パンが届いたのですが、このパンがとっても美味しい♪ ちょっと黄色がかった生地のパンで、中もっちり外カリッのどっしりタイプ、しかもほんのりあったかい。 パサパサパンは問題外ですが、ふわふわパンよりこういうのが好き♪ ワインビネガーをつけながらいただくとすすんでしまいます・・・^m^
オリーブオイルとガーリックでソテー?された、ワタがたっぷり詰まった蛍烏賊がメチャ美味しい♪ それにしても量が多いです・・・(-.-)・・・願わくばこの半量ならもう1品とれるのに・・・ 実はもう1品頼もうとしたら「多すぎ!」と却下されていたのですが、 確かに蛍烏賊は多かったけど、最後のソースまでパンで平らげてしまいました。^^; 何人かで色々とってシェアできると楽しめるのですが・・・ 食後酒にキンキンに冷えたグラッパをいただくと、パンパンの胃がス〜っと落ちつきました。 グラッパが効いた上、陽射しが強く暑くなってきたので、シエスタするために一旦お宿へ。
12時ちょい過ぎお宿に戻り、歯磨きしたり雑用したり、文字通りベッドに横になったり・・・ 17時位になると少し陽射しが柔らかくなるのですが、そこは貧乏性^^;15時にまた出かけます。 いつもは玄関を出て下るのですが、今回は上ってみましょう。 一番上まで登ると、この炎天下でもたくさんの人が歩いている城壁にぶつかります。 「あの辺りが我アパートだな・・・」と、今朝城壁の上から写真を撮った所でした。 数時間前の事なのにすでに懐かしい・・・ 右に折れ、西よりの階段を下りてプラツァ通りに出るとなにやら太鼓の音が・・・ ピレ門の衛兵交代のための行進でした。 しか〜し・・・衛兵の交代にしてはテレテレ歩いていましたねぇ・・・^m^
衛兵とにわかカメラマンが過ぎ去ってから、私もピレ門へ向かうと・・・ 今度は素敵な音楽が・・・ ストリートミュージシャンにしてはかなりの聴衆を動員して盛況でした。
ひとしきり聞いてからピレ門を出て、 モスタルやコトルの情報収集や、空港へのアクセスのチェックをするために旅行社のアトラスへ。 色々教えていただき、やはり中途半端な遠出をするより、ここでの時間を大切にする事に決めました。 では夕食前にもうひと観光♪
上の写真はプラツァ通りに面している、誰でも無料で見学できるフランシスコ会の教会です。 その横丁から入った所が修道院の入口です。 入口手前左側にヨーロッパで3番目に古い薬局があるのですが、なぜかこの時はクローズしていました。
14世紀のまま保存されている中庭と、それを取り囲むように作られている回廊の柱がとっても美しい♪ 回廊には状態の良くないフレスコ画が残っており、その色合いに歴史を感じました。 回廊の一角に博物館があり、宗教画や聖具など展示されていましたが、 薬を計る天秤や薬壺、処方箋を保存している棚などがとりわけ興味深かったです。 回廊と中庭、そして狭い博物館だけなので30分程で修道院を後にし、 このフランシスコ会修道院のもうひとつの見所、ピエタの像を見に行きましょう。
行き交う人はもう見てしまったのか、それとも気がつかないのか、 立ち止まって見ている人はいませんでした。 磔刑の痛みをひしひしと感じるやつれたピエタでした。 しかし暑い・・・すぐ前にジェラート屋さんが何軒かあるので、 売れ行きが良く、状態とフレーバーをチェックしてその内の1軒に入り、バニラとへーゼルナッツを♪ この店はハーフ&ハーフにしてくれないので、料金はフレーバー数によるのです。 知らずに2種頼んでしまい、夕飯前だというのにお腹いっぱいになってしまいました。(-.-) すぐには厳しいので、もうひと見学しましょうか・・・ ピレ門の外、旧市街の西にあるロヴリイェナツ要塞へ。
この要塞そのものは他となんら変わりなく、頂上からは旧市街を眺めるだけなんですが、 要塞までのアプローチと、手前の木が生い茂った公園?から反対側の景色が面白かったです。 ベンチに座って記録をつけたり、潮風に吹かれてボ〜っと民家をみているだけで癒されました。 1時間も経つと胃袋からジェラートが遠ざかったので、では夕ご飯に行きましょう♪ お目当てのお店はオルハン、昼間場所は確認済みなので楽勝で到着です。 ちょっと早めですが、ひとり夕ご飯は早めが鉄則ですから・・・ 通し営業でもランチタイムやディナータイムがあり、ちょうどディナータイムになったばかり・・・ ディナータイム第一号なので一番良い席をゲットできました♪
角の席なので前も横も海! 潮の香りに包まれながら、青い海と空を満喫しながらいただくディナーは最高ですね。 ワインリストにハーフボトルの白がなかったので相談したら、ハウスワインがあるとの事。 お味の期待は薄いけど、今のお腹状態ならハウスで充分かも・・・ 前菜は食べたい物ばかり・・・でもはっきり言ってそんなにお腹はすいていないのです。 しかも1品が私にとっては多いのですが、ここはハーフポーションの表示がありません。 ダルマチアハムとムール貝のマリネ、どっちも食べたいなぁ・・・とご相談をば・・・^m^ ハーフ&ハーフにしてくれるとお返事をもらい、よかった〜♪
ダルマチアハムはダルマチア地方名物の生ハムで、ここのは少し厚め&硬めでした。 噛むほどに味が出るタイプ。うま〜♪ 玉ねぎ、トマトとマリネしたムール貝も美味しい・・・ このダルマチアハムとムール貝を盛りつけたお皿に、 オリーブやトマトなどと共に添えられていた胡瓜のピクルスがめっちゃ美味しかったです♪ シーフードリゾットは普通でした。 はっきり言うと、もっと美味しいリゾットは何度も食べた事があるので、 料金に対して普通に美味しくいただいた・・・というのが正直なコメントかもしれません。 プリンも美味しかったのですが、ドゥブロヴニク風というのがよくわからなかったです。 ごく普通のホームメイドの焼きプリンでした。 前菜がまだ半分位の時にリゾットを持って来たあたり、このレストランのレベルかもしれませんね。 メニューに「サービス料は含まれていない」と書いてあるのに、 伝票を持ってきた時、「サービス料は含まれていない」と口頭で言われたのは気分良くないです。 TIPに慣れていない国の人には言うのかもしれませんし、置かなかった前客が良くないのでしょうけど。 でもトータル的には、シチュエーションで選んだわりには充分納得の味と料金でした。 再びピレ門をくぐった所で、またもや衛兵の交代行進に遭遇・・・
まだ明るいけど、見たい所はもう閉まっているし、歩く所はほとんど歩いたし・・・ という事でお宿に戻る事にしました。 シャワーを浴びて、洗濯して、ちょこっと旅行記作って・・・ そんなことしていたらもう0時を回っていたので、そろそろ寝ることにしましょう。 |
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