Baeza → Malaga
2010年03月 RTW6周目第3弾
お初とお久の二国紀行 10日目



昨夜ベッドに入ってすぐ、なんだかゾクゾクっと悪寒が・・・
起きていた時は寒くなかったのにベッドに入ったら寒い・・・というよりゾクゾクしたのです。
ここ数日手袋が欲しい程寒いのに暖かい服を持ってきておらず、薄手+上着で通してきたせいで風邪ひいたかな?
それにしては風邪の兆候は全くないのでもしや他の病気?
そういえば舌の先にプッチができてもう1週間になるなぁ・・・口内炎なら2〜3日で直りそうなものだけど・・・
旅の疲れで免疫力が低下しているのかなぁ・・・それにしては充分元気なんだけど・・・
などなど色々考えていたら、なんと私ったら薄手の上掛けの上に寝ており、
これまた薄〜いベッドカバーにくるまっていたのでした。(>_<)
上掛けの下にもぐりこんだら・・・あ〜天国♪暖ったか〜い♪・・・当然!!

それからは熟睡できたようで、頼んでおいた6時のベル音だけのモーニングコールで爽やかに起床。

ちょっと早めだけど7時半にチェックアウトし、写真を撮りながらゆっくりバスターミナルへ。
バスは出発時間と同じ8:10に到着し、13分に出発、今回もほとんど定時ですねぇ、感心!
すでに10人位乗って到着したバスに、ここバエサから乗り込んだのは5人、なのでガ〜ラガラの車内です。

10時ちょうどにグラナダに到着、ここで10分のトイレ休憩が入りました。
グラナダからは結構乗り込んできて8割方座席が埋まったけれど、私の隣は空いたままだったのでラッキーです。
グラナダを10:10に出発し、マラガに到着したのはぴったり定時の11:45でした。

近道・抜け道してホテルに到着したのが11:50。
掃除中なので10分ほどロビーで待つ間、市内バスや美味しい店などの色々な情報をGet!
なんと1.5リットルの水をもらっちゃったりしてラッキー(^^)vでした。


到着日と同じホテルですが今回の部屋の方がコンパクト&使いやすそうで気に入りました。
軽く荷物の整理をし、12:45ホテルを出発! 観光は今日しかできないから急げ!急げ!です。



まずはアラメダ・プリンシパル通りへ。
花屋が続く歩道が中央にあり、その両サイドが車道、更にその両サイド(建物側)が歩道になっており
マラガのメインストリート的大通りなのですが、バス停のターミナルみたいな通りでもあります。
行き先やバス番号、時刻表もちゃんと表示されているのでとてもわかりやすいバス停でした。

で乗りたいのは1時間に1本程度と本数が少ない35番バス、時刻表を見たらあと25分後なのでまあまあか・・・
切符は車内で購入でき、運賃(1.10ユーロ)は直接運転手に渡すのでおつりももらえます。これ重要!


15分位で到着した所はヒブラルファロ城 (Castillo de Gibralfaro )。

チケット購入は券売機のみ

入場券は券売機で購入するのですがたった2台のみです。隣に窓口があっても販売はしていないもよう・・・
チケットの種類が多い(大人・子供・シニアだけでなく共通券も有る)ので、
年配の人や言語がわからない人は大変でしょうねぇ・・・混雑期は列ができちゃいそう。

ポインタしてね
ポインタしてね ポインタしてね
マラゲータ闘牛場ポインタしてね すぐお隣にあるパラドール カテドラル遠望

(この後行く)アルカサバを守る要塞として14世紀に造られたヒブラルファロ城は、城壁の上を歩くことができます。
城壁からの俯瞰はマラガの街の位置関係がとってもわかりやすく、
入り組んだ狭い所に見所があるマラガの旧市街、近くでは全景が見えなくてもここからなら一目瞭然です。

でも・・・ヒブラルファロ城は城壁を歩いて俯瞰を楽しむだけですねぇ・・・
中央に小さな博物館があるものの、見学する人も見るべき物も少なく、電気もついていなかったのでイマイチでした。


到着時に復路のバス時刻チェックするのを忘れてしまったので、何の計画もせずバス停へ。
するとなんと次のバスまで1時間半も・・・(>_<)・・・う〜ん大失敗!
1時間半も待つなら、良いお天気だし、下り坂だし、高級住宅街だし・・・歩いちゃいましょ。

とやって来たのはマラガと言えばの巨匠ピカソの生まれた地区。
まずは生家のすぐ前のメルセー広場 (Plaza de la Merced)へ 。

ポインタしてね ピカソの生家

幼少期のピカソの遊び場だったメルセー広場は、
中央にモニュメント、それを眺めるようにベンチの端に座るピカソのブロンズ像がある小さな公園でした。
ピカソはこの公園に群がる鳩を懐かしんで、自分の娘にパロマ(鳩の意)と名付けたエピソードがあります。

ここで写真を撮っていたら、すぐ近くに初老の男性が寄ってきました。
気がつかぬ振りをして場所を移動するとまたもやスリスリと寄って来て、「シャッターを押して欲しい」と言うのです。
その男性のすぐ近くには他にも人がいるのに・・・私が移動するたび寄ってきて待っているなんて絶対ヘン!
なんとなく「危ない」と感じたので言葉がわからない振りをして、そそくさとピカソの生家へ移動しました。
あっ・・・特に危険性があったわけではなく直感なんですけど。

1881年に生まれたピカソが10歳まで住んだピカソの生家 (Casa Natal de Picasso) は博物館になっていました。
というか、博物館にしては見るべきものもあまりなく、私的にはかなりイマイチでした。
ま、たった1ユーロの入場料ですから仕方ないのかも知れませんが・・・。館内は撮影禁止です。


旧市街の細い路地を進んでピカソ美術館 (Museo Picasso Malaga) へ。

ここが入り口ポインタしてね

重厚な入り口ではあるものの殺風景というかシンプルというか・・・
「ピカソ美術館」の表示が小さくさりげなく、なので「ここはピカソ美術館ですか?」と尋ねてしまったほど。
そのさりげない入り口を入り、数段上った右手に切符売り場がありました。
カメラやビデオカメラは向かい側で預け、荷物はX線にかけるという厳重さ・・・ということで画像はありません。
ちなみにバッグなどは持込可能です。


ピカソ美術館前から見たカテドラル ポインタしてね

ピカソ美術館を出、左手を向くとそこには壮大なカテドラルがちらりと見えました。
旧市街は細い道が入り組んでいる上、壮大すぎるカテドラルの全景を納めるには私の腕とカメラでは無理でした。
ということでやって来たのはカテドラル (Catedral) 。

↑ポインタしてね
無限罪のお宿り ↑悲しみの聖母マリア
オレンジの花ポインタしてね ヘネラリフェみたいでしょ

16世紀に建設が始まったものの資金不足のため未完のまま18世紀半ばに工事終了したカテドラルは、
ゴシック、ルネッサンス、バックなどさまざまな様式が入り乱れています。
教会なのに4ユーロも取るだけあって、フラッシュ使用も含め撮影はほぼ無条件でOKでしたけど。


そしてアルカサバ ( Alcazaba ) へ。

コマレスっぽくない?ポインタしてね

古代ローマ遺跡の要塞跡にモーロ人によって11世紀に築かれた宮殿で、
ヒブラルファロ城と共通券になっている券で入場しました。
入り口から続く煉瓦色の通路を通っている時は、ヒブラロファロみたい・・・と思っていたのですが、
池を囲む離れ的宮殿の風情や、イスラム風のパティオが迷路のような中に突然現れたりし、とっても楽しい所でした。
ミニアルハンブラ宮殿みたい・・・っていうのはちょっと言い過ぎ?


アルカサバの出入り口を背にし右手にあるローマ遺跡 (Teatro Romano) へ。

ポインタしてね ポインタしてね

修復中の円形劇場がありました。
修復が済んだ所はきれいな段状になっていましたが、後方に積まれていたオリジナルの石はどうするのでしょう?


さて疲れたはお腹がすいたは・・・ということでお目当てのバルへ。

ポインタしてね

2つの通りの間に細長くあるバルで、地元の人に人気の Bodega El Pimpi。
ボデガらしい仕込のワイン樽なんかがディスプレイされ雰囲気はなかなか良いのですが、
運が悪かったのだとは思いますが隣に15人位の仕事上がりのグループが来てしまい、なんだか落ち着かなかったです。

お手軽な2種あるプラト・コンビナートの内、ちょっと重めの方をチョイス。
トルティージャ、パプリカのマリネ、お肉が盛り合わせになっており、量は充分ですがお味はごく普通。
カゴにはスライスしたパンと小袋入りのクラッカーが入っていたのですが、パンはまったくもってダメダメ。
塩がた〜っぷりついたピーナッツが小皿で出されたのですが、これはとっても美味しかったです。
このパンやピーナツは無料でした。
でもビールは生がないそうでビンビール、ワインは高めのをチョイスしたのですがイマイチでした。


最後のお土産(とは言っても食材ですが・・・)を買いにエル・コルテイングレスへ向かっていたのですが、
途中のもう1軒の気になるバルへちょっくら立ち寄りましょ。
だってさっきのバルの飲み物がとってもイマイチだったから・・・

アンティークなレジが隅に・・・ 雰囲気良いでしょ
ひとりカンパ〜イ♪していたら・・・ご協力ありがとうございます! 簡潔な清算でしょ

カウンターの後ろに並ぶ樽はほとんどがマラガワイン。
実際マラガワインは軽めの甘口が多くお食事には合わないのですが、食前や食後酒には良いですねぇ。
何よりここは安い!うまい!早い! そして明朗会計がいいですよね。
入りずらい店だし、入っても最初は全く愛想ないのですが、色々話しているうちに打ち解けてくるのがマラガ気質。
最初は片言スペイン語でコミュニケーションとっていたのですが、段々みんな面白がって話しかけてくるのです。
英語の話せる人がひとりいる事もわかり、次第に盛り上がってと〜っても楽しかった〜♪


さて閉店間際のエル・コルテイングレスへ急げ〜
定番のアンチョビ、オリーブのペースト、Altramuces という豆の塩漬け、シェリー酢などなど買ったのですが、
今回のヒットはなんといっても鱈のペーストでした!

ホテルに戻り、軽く荷造りし、シャワーを浴びてからビールを飲みつつちょこっとネット。
ベッドに入ったのは1時でした。



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