Muscat 滞在 |
2010年03月 RTW6周目第3弾 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お初とお久の二国紀行 5日目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
頼んでおいた6時のモーニングコールより2時間も早い4時に目が覚めてしまいました。 でも6時間熟睡できたせいか気持ち良〜い! しばらくネットしてから6時半に朝食へ。
壁や窓などなるべくすみにある席を好む私は、壁際の小さなテーブルに本を置いてからお料理のコーナーへ。 温めてあるお皿を取りに行ったら、昨日のおじさんが今日もフロア担当でした。 立ったまま 「コーヒー or ティー ?」の問いにコーヒーをお願いし、自分の席に戻ろうとしたら、 「あなたの席はこっち!」と、ど真ん中の席にコーヒーがセットされていました。 こちらでは端より真ん中の方が上等な席らしいですが、落ち着かないですよねぇ… 今日の目的は午前中(8〜11時)しか開いていないグランド・モスクに一番乗りしたい! しかも今日は…というか、日が変わった深夜に出発なので色々と忙しいです。 昨日、レイトチェックアウトを17時まで(太っ腹〜♪)にしてもらえたので、有効に時間を使わなくちゃ… ホテルを出た交差点に一般タクシープールがあるし、めちゃ安のルートタクシー乗り場も近いのですが、 リアルがまだ残っているので、フロントでタクシーを呼んでもらうようお願いしました。 ホテルで認められているタクシーなので安心ですが、通常はちょっと割高になります。 すでにホテルの駐車場に停まって待機している内の1台を呼んでくれました。 オマーンのタクシーにはメーターは付いておらず、全て交渉制。乗る前に料金を確認して納得したら乗り込みます。 「グランド・モスクまでいくら?」と聞いたら6リアルですって。ホテルに掲示されていた料金は5リアルです。 ちょっと悪戯心で「うわっ!高〜、4リアルにして」と言ったらすぐに5リアルになりました。 最初から素直に5リアルにしておけばいいのに…
ドライバーはお顔も体もカーネル・サンダース似のおじいちゃんでした。 そう見えるのか実際そうなのかは分かりませんが、少なくても私には65歳以下には見えなかったです。 でも運転はとっても上手でマナーも良いし、安心して乗っていられました。 グランド・モスクに着いた時、「帰りはどうする?」とお決まりの言葉が… ここから流しはまず拾えませんから、私は最初から帰りも頼むつもりだったので早速値段の交渉です。 ここまで5リアル、そしてホテルへ戻るのも5リアル、待ってもらって合計で10リアルなら納得です。 では入場門に近い駐車場に移動し、時間の打ち合わせをしてからモスクへ。
ムスリムではない一般観光客も無料で見学させてくれるのは素晴らしい&ありがたい。 女性は髪と肌を露出してはいけないので注意が必要です。 髪はスカーフで覆い、長袖(半袖もダメ)・長ズボン(ロングスカートも可ですがズボンが好ましいらしい)との事でした。 全ての建物へは靴を脱いで入るのですが、立派な靴箱が至る所にありました。
イスラム文化を諸外国に広める目的もあるとの事で、総大理石造りのかなり豪華なモスクです。 メインプレーヤールームに敷き詰められているペルシャ絨毯はなんと4263u、 色鮮やかで緻密なモザイクの天井から下がる華麗なシャンデリアは、縦14m幅8mととっても巨大! 壁もモザイクで埋めつくされ、とりわけミヒラーブの緻密なモザイクはため息もの…とても壮麗なモスクでした。 何十年かしたら世界遺産の仲間入りになるのでしょうか… 駐車場に戻り、良い人だったし運転も安心なのでこの先も利用したいなぁ…と交渉再開です。 ホテルまで戻るのは5リアル、なので往復で10リアルだったので、 「ここからマトラまでは?」の問いには7リアル、なので往復で12リアル。 「じゃあマトラに行って、それからホテルまで送ってもらうと?」の答えは9リアル、なので計14リアル。 事前に調べた単区間の合算と全く同じ金額です。という事はその間貸切になるわけですから、これはお得! ということで、貸切タクシーでマトラにやってきました
メインゲートに一番近いところに路駐して待ってもらいます。 「時間は気にするな」って言ってくれたりして…良いドライバーに巡りあえてラッキー♪
中央は傘を広げたような広い空間で、モザイクの床やステンドグラス風の天井を目印にすると便利ですね。 ここから放射線状に通路が広がり、更に枝道が迷路のように続いています。 去年ドバイに行った時、思ったより強烈だったため買わずじまいだった乳香、 今回も懲りずに買おうかどうかと悩みつつお店に入ったのですが、香りと煙がやっぱり苦手だと納得しました。 その他は特に気になるものもなく、20分程歩き回って車に戻りました。 マトラ・フォートを見たいなぁ…と行ってもらったのですが、 一般公開していないのは知っていましたが、あんな高い所にあると下の道路からではよく見えませんね。 なら…青がきれいなモスクとフィッシュ・マーケットに行ってもらってルイに戻るかな…と思っていたら、 カーネル^m^ったらオールド・マスカット地区へ連れて行ってくれるって♪
オマーン人によって築かれた砦を1522年に再建、その後トルコ人に破壊され、 さらに侵攻してきたポルトガル人によって1610年に現在の原型が造られ、幾度となく増改築が行われています。 元々一般人の入場は認められていませんが、現在も大きなクレーンで修復中でした。 このミラニ・フォートの裏側は海に面しており、この海越しにジャラリ・フォートが望めます。 ジャラリ・フォートも入れないので、ここからの遠景だけで…
1558年にオマーン人によって建てられたものを、これまたポルトガル人が改築したと言われている砦です。 遠景なのでよくわかりませんが、海越し…というのがロマンをくすぐりますね。でもここ、牢獄だったそうです… ミラニ・フォートの裏からは、海越しのジャラリ・フォートだけでなく、アラム・パレスの裏側も見られるのですが、 正面から見せてあげる…と再び車を走らせます。
「ここはマスカット・ウォールだから撮ったら…」というのでパシャリと1枚。 マスカット・ウォールの駐車場を抜けると、アラム・パレスを撮れるポイントがあったのです。さ〜すが!カーネル♪
アラム・パレスはカブース国王の居城です。 とてもアラブとは思えぬカラフルな外観の宮殿ですねぇ。 スルタンの居城なので警備も厳重かと思いきや、海側に衛兵が2人いただけでほとんど見うけませんでした。 それだけ治安が良いと言うことなのでしょう。 次に車が停まったのは「ベイト・アル・ズベール」という博物館、予定していなかったので勉強不足です…
Sheikh Al Zubair Bin Ali という個人の家を、1998年に博物館にしたものです。(館内撮影禁止) 近代的な建物はとてもきれいで、整然と伝統工芸品がならんでいましたが、お庭もきれいでした。 館内にはミュージアムショップもありますが、通りをはさんだ反対側にもショップがありました。 ルイのホテル→グランド・モスク→マトラ地区→ルイのホテル…で契約したのに、 オールド・マスカットまで行ってくれ、しかもグルグル回ってくれたので大感激です。 これからルイに戻るのですが、国立博物館がまだ見学できる時間なので、 「ホテルじゃなくて国立博物館で降ろしてね」とお願いしました。ここで車の契約は終了でいいと思って。 なのにカーネルったら、「ホテルまでどうするの?」って。 「歩いて帰るから大丈夫」と言ったら、「待っているから…」って。んも〜なんて良い人なんでしょ。
個人の住居を博物館にしているだけでなく、雑居ビル風の3階にあるのでわかりにくく、 近くのホテルに入って聞いたりしながらやっとたどり着きました。 「国立」とうたっている割に展示品の充実度や施設はイマイチですが、 入場料はベイト・アル・ズベールの1/4の500バイザ(120円位)なので仕方ないですね。 安い割には結構立派なパンフレットをいただきましたが… ここの一番の見どころはアメリカから贈られたという「月の石」でしょうか。 交通量の多い通りだったので、車を歩道に乗り上げて待っていてくれました。 今日の分の支払いをした後、今夜空港まで送ってもらえるか聞いたら、とてもよろこんで引き受けてくれました。 しかも公定料金は8リアルなのに6リアルでいいって… 深夜になるので金額より安心できる人がいいと思っていたので、Wでラッキーです。 ちょっと遠出したかったいろんな所があったので、もっと早く知り合ってお願いしたかったなぁ… ホテルに戻りすぐにシャワーを浴び、荷造りを万全に済ませておきます。 チェックアウトは17時、車は21時に頼んであるので、チェックアウトギリギリまで部屋にいて それから遅すぎるランチ(早いディナー)に行こうかな…と、残りのジュースを片付けながらちょっとネット。 荷物をフロントに預かってもらって食事へ。 目のお化粧がとってもアラビア〜ンなフロントの女性が勧めてくれたお店に行ってみました。
こことっても美味しかったです♪ オマーンで食べた中で一番のお気に入り。 さすがは女性が勧めるだけあって、まず店内がきれい、スタッフがスマート、英語も通じる… だからといって観光客向けと言うわけでもなさそうです。 ただ、中華もインディアンもオマーニもメニューにあったのが気になりましたが… まずメインもナンも熱っつあつで出て来た時点で◎ お皿も盛り付けもきれい、量が若干多めながら程よいのも◎ 選んだのは「 Vegetable Kelapuri 」 野菜がとっても美味しいカレーですが、めちゃめちゃ辛〜いです。 焼きたてのガーリック・ナン、と〜っても美味しいのですがにんにくの匂いもかなりです。でもうま〜♪ カレーが約400円、ナンが約70円でした。他のメニューも試してみたかったなぁ… かなり満足してホテルへ。 公共の場でも無線LANが拾えるのですが、プールサイドでは電源が取れず… なので明るい内は本を読んだり記録をつけたりしてプールサイドにいました。
日が落ちて肌寒くなってからは、ロビーの片隅でネットしながら時間をつぶしていたのですが、 ロビーのソファー&ローテーブルでは腰が辛いので、そうだ!と思い出してビジネスセンターに移動。 ここならほとんど個室なので気がラク、しかもデスクがあるので腰もラク、早く気づけばよかった… ところが今朝4時に起きてしまったせいか眠くて眠くて…目がくっつきそうになることしばしば… 人の動きがある方が気を張っていられるかも…とロビーに戻ったら、ベルボーイが「車来ているよ」って。 正面玄関の車寄せにもうカーネルの車が停まっていました。まだ40分も前なのに… カーネルは早く家に帰りたいでしょうし、ここで待っても空港で待っても私にとっては大した問題ではないので、 荷物を持って車へ、そしてすぐに出発しました。 スムーズに空港に到着、握手してカーネルとお別れし、チェックインカウンターへ。 たしかオマーン航空のラウンジのインビをいただいたような…(うろ覚え…) (BAオリジナルのラウンジはありません。)
手のこんだお料理もありましたが、さすがはアラブ、アルコールは申し出て出していただく形式です。 ワインやウイスキーなどのスピリッツ系もありましたが、断酒丸3日の今はビールが飲みたいっ! 「ビールください」とお姉さんに言うと、缶ビールとグラスを出してくれます。まだ自由に飲める国ではないのですね。 オマーンではビールを醸造していないので全てがインポート物、このラウンジのビールはハイネッケンだけでした。 食べるものは、メゼに相当するオードブル、甘そうなお菓子、ナッツ類が豊富でした。 手前左手にカウンター形式のビジネスコーナーがあり、ここで飲み食べしつつネットをば… LANケーブルが出ていたのでインターネットはサクサク繋がりました。 ゲートは確認済みなので、搭乗開始ギリギリまでここにいましょう。ラウンジが使えるとホントに助かります。 (次の日の旅行記につづく…) |
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