Malaga → Cordoba
2010年03月 RTW6周目第3弾
お初とお久の二国紀行 7日目



昨夜はホテルの手配や事前調べで遅かったためゆっくり起床。
4日後にまた戻ってくるのでピギーを預かってもらいチェックアウト、そしてバスターミナルへ。

昨日調べておいたコルドバまでの切符を購入し、
バスの中で食べるボカディージョ(サンドイッチ)を買いにバルへ。
焼きたてトルティージャ(ジャガ芋入り卵焼き)も気になったのですが、王道のハモン・セラーノ(生ハム)にしました。
バゲットみたいな大きめのパンにた〜っぷりのハモンを挟んでくれました。作り置きじゃないのがうれしい♪

コルドバまでの切符と切符売り場 バス乗場 オリーブ畑の丘陵をひたすら走る

乗ったのはALSAバス、マラガを11時に出ると約3時間でコルドバに到着の予定です。
値段は12.72ユーロ(クレカ払い可)、3時間も乗って1600円ですよ、安い!
バスターミナルを出発し、しばらくするといかにもスペインらしい乾燥した荒野にオリーブ畑がず〜っと続き、
びっくりするほど大量のハモン入りボカディージョをかじりながらそんな車窓を眺めていました。
噛み応えあるパン自体も美味しいですが、ハモンがめちゃうまでした!

2時間ほど走ったオスタル(民宿レベルのホテル)併設のバルでトイレ休憩が入りました。
ほとんどの人はバルで食べたり買ったりしていましたが、
さっきボカディージョ食べたしコルドバでの食事を楽しみたいので、トイレのみ使用し早々にバスに戻りました。

予定より30分ほど早い13:25にコルドバのバスターミナルに到着しました。
このバスターミナルは初めてですが、道を隔てた向こう側にある駅は何度か利用したことがあるので、
街の中心部へのアクセスや位置関係の記憶がよみがえりました。
明日のバスの時刻を確認し、チケットを購入してからホテルに向かいます。

駅とバスターミナルは街の北にあり、新市街を経て、南に見どころの多い旧市街(ユダヤ人街)が広がります。
今までは趣きのある旧市街に泊まっていたのですが、今回はどちらへも徒歩圏内の新市街にホテルを取りました。
まずはホテルにチェックインし、荷物を部屋に置いたらすぐに出かけます。
新市街から旧市街へは心持ち下り坂で、
細く入り組んだユダヤ人街をさまよい歩いても、時々垣間見られるミナレットがランドマークなので安心ですね。


 Mezquita メスキータ
後ウマイヤ朝に花開いた都にふさわしいモスクを・・・と造られたメスキータであるが、
その後のレコンキスタによりキリスト勢力が回復すると、メスキータの内部は破壊されキリスト教会に改造されてしまった。
当時の入り口は5つの門を残して塞がれてしまったが、それでも随所にイスラム装飾が見受けられる。
「円柱の森」と呼ばれているアーチが有名だが、カテドラル、ミフラーブ、王室礼拝堂、小聖堂なども見逃せない。
メスキータは、「コルドバ歴史地区」のひとつとして世界遺産に登録されている。

 メスキータの他、ユダヤ人街、アルカサールなど旧市街をまとめて「コルドバの歴史地区」とし .
1984年、世界遺産・文化遺産に登録された。

ユダヤ人街のランドマーク ミナレットと免罪の門 アルマンソール泉とカテドラル

アルマンソール泉の回りのオレンジのパティオには残念ながらオレンジはありませんでした。
泉の向かい(カテドラルとは反対側)のブースでチケットを購入し、棕櫚の門からカテドラルに入りましょう。
ここはもう4度目ですが、コルドバに来たらやっぱり1度は入ってしまいますね。

メスキータと言えば↑円柱の森が有名ですが、こんな↓花アーチやレース模様のアーチもあるのです、探してみてね♪
花アーチポインタしてね レースのアーチポインタしてね アラベスク模様のミフラーブ

王室礼拝堂

北東にある門から出、重厚ながら可愛らしい装飾が施されている高い壁を眺めながら軽〜く半周。

5箇所ある門のひとつ どっしり! 可愛い♪ポインタしてね


お腹がとっても空いてしまいました・・・
目指すお店への道中、もう一箇所見所があるので見ちゃいましょう・・・とやってきたのはポトロ広場です。

向こうはグアダルキビル川 ポトロ広場の噴水 ポインタしてね

コルドバの紋章であるポトロ(仔馬)の像がある小さな広場です。
セルバンテスも泊まったと言うドン・キホーテに出てくる旅籠屋ポトロは、修復中のためクローズしていました。
旅籠屋ポトロは以前見学しているのでいいのですが、
向かいにあるまだ入った事のない二つの美術館がなんと月曜定休、これはちょっと残念でした。


ではご飯を食べに行きましょう。
向かったレストランは古いボデガ(酒蔵)を改装した雰囲気のある「ボデガス・カンポス」、こちらはもう3度めです。


中心部からちょこっと離れているせいか、観光客はいるもののオノボリサン的な人が少ないので好きだったのですが、
最近はガイドブックに載っているのでだいぶ雰囲気は変わってしまいましたね。
おまけに隣のテーブルは20人位のパーティーのようで、それはもううるさかった・・・でもお料理は美味しかった〜♪

鱈とオレンジのサラダ イベリコ豚のヘレス煮 パン(有料)

ひと皿目は「鱈とオレンジのサラダ」。
塩鱈とフレッシュなオレンジのマリネなんですが、これがめちゃうま!
最初どんな取り合わせ?と思いましたがうまくマッチしてましたね。キュイジーヌなのかティピコなのか・・・

メインはイベリコ豚のアモンティジャード(辛口シェリー酒)の煮込みをチョイスしました。
薄切りで出てくるのかと思っていたら、握りこぶし大の塊がド〜ンとふたつも!
これまためちゃくちゃ美味しかったです♪

ボデガなので豊富なワインがお手ごろ価格、ひとり旅でもグラスで良質のワインを色々楽しめます。
「コルドバ県の美味しい赤ワインが飲みたい」と希望を言ってお勧めしてもらったワイン、
これがとっても美味しかったのでお代わりすると、ボトルを持って席まで来て注いでくれます。しかもナミナミ〜♪

残念ながら超満腹でデザートにたどり着けず・・・


外に出ると空模様がなんだか怪しい・・・
グアダルキビル川沿いを歩いてローマ橋のふもとに着くころポツリポツリと落ちてきました。
傘は持っていましたが、さしてもささなくてもギリギリセーフくらいの降りだったのでやれやれです。

ローマ橋上から旧市街を メスキータ遠景 ローマ橋とカラオーラ塔ポインタしてね

それにしてもなんて茶色い激流なんでしょう・・・こんな水量と色は初めて見たかも。上流で相当降ったのでしょうねぇ。
向こう岸のカラオーラの塔まで歩いて旧市街を眺めてからまた戻り、ユダヤ人街をお散歩。
アルカサルも月曜定休で残念ですが、白い迷路をフラフラ歩くだけでも満足できるのがコルドバの良い所です。

インフォメーション横の宮殿のパティオが一般公開されていたのでちょこっと入ってみました。

ポインタしてね ここはタワワ!ポインタしてね


ユダヤ人街で一番人気の花の小道、ずいぶんお土産屋さんができてしまったのですねぇ・・・
そのお土産屋さんにたむろっているのはほとんど中国人、みんな両手にいっぱいの紙袋を下げていました。
ひと昔前の日本人のようです。

ポインタしてね

人が途切れるのを待ちながら写真を撮っていたら、自転車に乗った、流暢な日本語を話す男性が声を掛けてきました。
最初は軽くあしらっていたのですが、あまりにも流暢な日本語なのでしばらくお話を。
日本に滞在していた時の話や、彼の日本語の間違いをチェックする程度の内容でいまひとつ盛り上がらず。
時間がもったいないのでそろそろ切り上げようとしたら、飲みに行かない?とやっぱりお誘いが・・・
もしかしたら良い人なのかもしれませんが、なんだか胡散臭くて怪しい予感がしたので、
若いピチピチギャル(死語?)でもお誘いくださいませ〜とサヨナラしました。

ホテルへの帰り道、気になるお店発見!プレハブ風ながらウッディ調なお店で女性ひとりでやっていました。
手作りキャラメル風のものがずらりと並んでおり、量り売りなので好きなものを自分でビニル袋に入れるのです。
いっぱいあるフレーバーの内、ウイスキー、ラムレーズン、オレンジ&チョコ、ピスタチオなどをお買い上げ〜。

真ん中の小さいのがラムレーズン
(事後報告:帰国後食したらキャラメルとはちょっと違いヌガーに近い食感で、ラムレーズンが一番気に入りました。)


毎度定番のパン、生ハム、チョリソ、ワイン、ビール、水を買うためホテルのすぐそばにあるスーパーへ。
精肉コーナーで切ってもらう生ハムやチョリソが好きなのですが、ここにはなかったので真空パックのを購入。
スーパーを出たら土砂降り!
傘はあるけど荷物があるし、数軒先なので走ってホテルへ帰りました。

ホテルに戻り、ワインの抜栓をしてから入浴し、明日の朝ごはんのボカディージョを作っておきましょう。
たっぷりの生ハムとチョリソをパンに挟んでひと晩置くと、なじんでパンも美味しくなるのです。

アランブラとベルベラーナ 生ハムとチョリソポインタしてね 結構長いです これはチョリソ入りポインタしてね

ワインはリオハ(スペイン北部)のベルベラーナ、
セルベッサ(ビール)はアランブラ(アルハンブラの西語発音)にしてみました。
生ハムとチョリソをビールとワインでいただく夕食、なんだかとっても贅沢です。
日本では夕食に主食はあまりとらないのですが、この組み合わせだとやっぱりパンも食べたくなってしまいますよね♪

無線LAN(パスワード有)が繋がるので、ちょこっとPCで遊んでからベッドへ。
外は相変わらずすごい降りです。明日雨だと悲しいなぁ・・・



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