Jeju 滞在
2011年05月 済州島旅行記 
神秘の島チェジュへ 3日目



昨夜1時に寝、4時に一度目が覚め、6時に鳴った目覚まし時計を止め、7時にかけ直してまた寝・・・と、
連日睡眠が浅いせいか疲れが取れず、なんだかダルいです。

昨日金寧で買った安城湯麺といただいたオレンジで朝ごはん。
美味しいと噂だった安城湯麺、私にはごくごく普通のカップめんでした。
でもオレンジが超うま〜♪
オレンジと言ったら親指の爪が痛くなるほど固い皮が普通ですが、
済州島のは、外皮も中の小袋もみかんのように薄くて柔らかいのです。
そしてお味、淡白なみかんとは打って変わって香り豊かで濃厚でジューシーでした。
オレンジより高級なハルラボンはさぞかし美味しいのでしょうねぇ・・・これは楽しみです♪

食べたりネットしたりグダグダしていたらもうすぐ10時、自分にムチ打ってホテルを出発することにしました。
今日は島の南に行くので、昨日同様バスで市外バスターミナルまで行って乗り換えます。


昨日は東回り一周道路バスに乗り城山日出峰で途中下車したので、今日は西回りに乗りたかったのですが、
島の中央を突っ切る5.16バスが出発寸前だったのでそれに飛び乗りました。
5.16バスが走る1131号線は森のトンネルと呼ばれ、新緑の今、そして紅葉の時期はとてもきれいなルートです。
一周道路で行くには遅すぎる出だしなので、ラッキー&グッドチョイスでしたね。

漢拏山(ハルラサン)の東側を走り、約1時間ほどで島の南に位置する港町、西帰浦(ソグィポ)に到着しました。
市外バスターミナルに着くと思っていたのに予想外のバス停で降ろされたため、自分のいる地点がつかめません。(-.-)
何度も尋ねてやっとわかったのは、私が降りた場所は東門ロータリーだったという事。
復路のチェックもあるので市外バスターミナルで降りたかったのですが、
私以外の全員が中心部に近い東門ロータリーで降りたため、打ち切ったのではないでしょうか?

ま、気を取り直して^^;ご飯ご飯!
済州市内からチョンボトゥッペギ(アワビ鍋)目当てに来る人も多いという三宝食堂(サンポシクタン)へ。

町の小さな食堂です 中列左がトゥのキムチ ホント美味しかった〜

この店には日本語併記のメニューがあり、日本語を話せる女性もいました。
昨日城山日出峰でヘルムトゥッペギ(海鮮鍋)を食べたので、今日は太刀魚か甘鯛の焼いたのを食べる予定でした。
第一希望の太刀魚の塩焼き(カルチグイ)がないというので、焼き甘鯛(オクトムグイ)にしようとしたら、
隣の4人組のおばさんが自分たちが食べているのを指差して、
「この店はこれが美味しくて有名なのよ」と言うのです、日本語で。
ソウルから観光で来たというれっきとした韓国人なんですが、日本語ができる世代の人だったわけです。
「ほら見て、こんなにアワビが入っているんだから・・・トコブシじゃなくてアワビよ、ア・ワ・ビ!」
「ソウルじゃ高くて食べられないんだから・・・これたったの12000ウォン!」と、あまりにお勧めするので、
気の弱い(いや意思の弱いが正確かも)私は、勢いに押されてチョンボトゥッペギをオーダーしてしまいました。

確かに肝付きのアワビがゴロンゴロン、そしてウニも入っていました♪
もちろん海老やカニなどもた〜くさん入っており、具もスープも昨日食べたのより数段美味しかったです。
でもやはりこの店のパンチャンもちょいさみしめでした。
イカキムチしょっぱくて×、小女子も×、豆もやしナムル○、白菜キムチ○、海藻のキムチ◎
つながったままのひじきのような海藻のキムチがめちゃくちゃ美味しかったので、お代わりしました♪
韓国語では「トゥ」という海藻だそうです。
この後市場で何度か目にしたのですが、生で買うには不安ですし、キムチとしては売っている所なかったです。
お店のパンチャンとして作っている家庭料理の一種なんでしょうねぇ。

二日続けての鍋は予定外でしたが、今日のはすごく美味しかったのでヨシとしましょう。

お店の前にお客を乗せてきた、何やら派手目のタクシーが停まっていました。
済州島には模範タクシー制度はなく、
20年以上無事故無違反の優良ドライバーには「ベストドライバー」という称号が与えられ、
それはタクシードライバーにとってとても名誉なことなんだそうです。
赤・黄色・緑のラインとエンブレムの入った黒塗りのボディで、車体の上にも派手めの冠をつけているのですぐわかります。
人気なので流しで拾うことはほとんど無理、予約が必須のようです。

制服にもプライドを感じますね

ここから天地淵瀑布まで歩くと時間がかかるので(出だしが遅かったせいもあり)タクシーで行くことにしました。
上のドライバーさんが流しのタクシーを拾ってくれました。

天地淵瀑布入口そばのインフォメーション前で降りたので、入場前にちょっと寄ってみました。
簡単なパンフレットでもあるかな?と入ったのですが、なんときれいな日本語を話す女性がいたのです。
韓国の大学で日本語を学んだだけとは思えないほど上品な話し方なんです。
最初はその上品さが冷たく感じたのですが、そうではなく落ち着いた話し方でとても親切な人でした。
ここ天地淵瀑布だけでなく、西帰浦、中文観光団地、総合的な韓国での事等々色々アドバイスしてくれました。
これから行きたい所への道順をPCで見せていただいたのですが、
拡大%を変える事で全体像から細部まで表示できるリアルな3Dマップで、とてもわかりやすかったです。
直線でなくてもほぼ正確な距離が出せるので概要もつかめますね。
こんなソフト日本にもあるのでしょうか?

家族でよく行くという食堂や、ひとりでも行きやすいお店等も色々教えていただきました。
ランチはとってしまったし日帰りなので今回は無理ですが、次回はこの辺に泊まるのもいいかもしれませんね。
「いいなぁ・・・うらやましい」と何度も言われたので、私の旅スタイルに共感してくれたのだと思いますが、
1時間以上も色々アドバイスいただいて助かりました。ありがとうございました。

では天地淵瀑布へ。

天地淵瀑布(チョンジヨンポッポ)

天と地が出会って造られた池という意味で天地淵と呼ばれており、滝壺の深さが滝の高さと同じだけある。
川沿いに鬱蒼とした亜熱帯植物の遊歩道を抜けると、高さは22m、幅は12mの滝が見えてくる。

大岩の顔 天地淵瀑布

川沿いの亜熱帯植物の木陰を進むと突き当りにあるのが天地淵瀑布。
瀑布というには水量も高さもいまひとつ迫力はなかったです。
微笑みの石、大岩の顔・・・こじつけ岩などもちょっと無理がありますねぇ・・・

思ったより早く見学が済んでしまったので、帰りにもう一度インフォメーションに寄って少しお話しました。
すると「済州オルレってご存知?」と・・・もちろん初耳です。
これから向かうウェドルグェはルートのひとつになっているので是非!と、説明と冊子をいただきました。

天地淵瀑布の駐車場からオルレ風の階段をズンズン登り、
上の一般道に入ってからもかなり歩いてウェドルグェの入り口に着きました。
後で気が付いたのですが、ウェドルグェへの入り口というのはオルレの流れに沿って複数あるのですね。
私が着いたのは一番手前だったようで、下へ下へと降りた後だいぶオルレ道を歩くことになりました。
ここに来る人の多くはオルレを歩くのが目的で、ウェドルグェはその途中にある見どころという捉え方のようです。
私のようにウェドルグェが目的!と言うような人は少ないのかも・・・

済州オルレ

オルレとは済州出身の一女性が作りだしたトレッキングルートのことで、最初に一般公開されたには2007年9月。
その後済州オルレの探査チームが作り上げたコースは200kmに至り、現在までに12ルートが一般に公開されている。

近道階段、結構きつかった・・・ 木の根道 リボン標識

オルレの標識は基本的に路面や岩にペンキ等で書かれるのですが、書くことができない所(上写真中など)では、
写真右のように樹木にリボンを結んだりします。
写真左は天地淵瀑布の駐車場から上の道への近道、中と右はウェドルグェのオルレを歩いている所です。


ウェドルグェ

約150万年前の火山噴火でできた、海から突き出したように立つ高さ20mの岩。
「たったひとつのかたまり」という意味であり、別名「孤石浦」とも言われている。

海霧でボヤ〜っとしています 現地の案内板の画像です

海霧がすごくて、ウェドルグェ真ん前の展望台からでさえ上左の写真程度しか見えません。
お天気はすごく良かったのですが海霧の発生率が高いのでしょうか?
条件が良ければ右の画像のように、青い海原を背景にきれいに見えるみたいですね。

ウェドルグェを見た後オルレをしばらく歩いたのですが、ず〜っと海岸線に道が続いているので引き返しました。
あとでガイドブックを見ると、なんと15.1km 5時間ものコースだったので引き返して正解でしたね。

天地淵瀑布からタクシーで来てウェドルグェだけ見れば、中文観光団地にも行けたかもしれませんが、
ウェドルグェまでの道中、ウェドルグェのオルレもちょこっと歩けたので、これはこれでよかったです。

一般道路まで登ったらバスが停まっており、確認すると市外バスターミナルまで行くというのです。
という事は、済州市から来たバスが西帰浦の市外バスターミナルに着いていれば、
そこで乗り換えてウェドルグェまで直行できたわけですねぇ・・・(-.-)
ま、色々分かって来たので次回の成功につながるでしょう・・・と良いように捉えておきます。

さっき苦労して歩いて来た道をバスは走り、あっという間に市外バスターミナルに着きました。
済州市行きのバスが停まっていたのですが、次のでもいいし、その場合市場に行ってもいいし・・・と思い、
トイレを使って出てきたらまだ停まっていたので、じゃあ乗ってしまいましょう。

スムーズに済州市外バスターミナルに到着、乗り換えてホテル最寄バス停の中央ロータリーで降りました。
このままホテルに戻ると、また出てくるのが面倒になりそうなので、
インフォメーションの人お勧めの黒豚焼き肉屋さんで夕食にしちゃいましょう♪
今朝ちょこっとインフォメーションに寄った際、調べておいた新済州の黒豚焼き肉屋さんのことを尋ねたら、
ご親切にもお店に電話をかけて場所を調べてくれたのですが、
「旧済州のこの近くにも美味しい店あるのよ」と教えてくれたのです。
歩いて行ける距離というのが一番いいですよね。
では東門市場でオレンジとハルラボンを買ってから、インフォのお姉さんお勧めのお店へ向かいましょう。

教えてもらった通りにはずら〜っと焼肉屋さんが続き、そのほとんどが「黒豚」の看板を掲げていました。
そんな通りの一角にめちゃめちゃ混んでいるお店が1軒ありました。(他はガラガラ)

いろんな部位が混じっています 黒い毛がついているのわかります?
ケランチム(韓国風茶碗蒸) テンジャンチゲ おでんのキムチ
わかめ 豆もやしのキムチ 甘酢大根、水菜サラダ、白菜キムチ

よくある焼肉屋とは違い、ここは全て自分で焼くタイプのお店です。
でも不慣れな日本人と思ったらしく、鉄板に背脂を塗り肉をのせる所までやってくれました。
で、この背脂、黒い毛が付いたまま肉のお皿の真ん中に鎮座させて持って来たものです。
「うちは本当の黒豚を使っていますよ!」という事ですね。
(たぶん)全て違う部位のお肉なので、同じ黒豚でも色々味わえて美味しかったし楽しかったです。
上段真ん中の画像のお肉、薄切り肉に見えますが、更に鋏で切るといった厚み&大きさです。
手抜きのないパンチャンもすべて美味しかったですし、
キビキビしているスタッフは感じがいいし、自分のペースで焼いて食べられるし、清潔だし・・・気に入りました。
いや〜かなり満足♪

帰り道、ホテル近くのお風呂屋さんへ偵察に・・・金額や営業時間、アカスリ可能な時間等をチェック。
満腹の今はちょっときついので明日にでも行きましょう。
Eマートにはなかったレッド、ちょっと高いけれどコンビニでみ〜っけ♪

ホテルに戻り入浴&洗濯を済ませたら、1年ぶりのレッドを楽しみましょう♪

やっぱうまうま〜(^^)v

レッドってなぜか食堂には置いてないし、ソウルのロッテマートやEマートにも置いていないんですよねぇ。
同じCassでもフレッシュやライトは置いてあるので、韓国の人には人気がないのかもしれませんね。
アルコール度数が少し高めだからでしょうか・・・



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