BRUSELLES 2015年03月 
ベルギー&買うだけパリ6日目



窓から見えるグラン・プラス(市庁舎の塔)のライトアップ、寝る時はまだ点いていました。
2時に目が覚めた時も点いていたのですが、5時に起きた時は消えていました。夜明けが消灯なのかなぁ・・・?

このホテル、朝食は付けていません。美味しい街では要りませんよね。
さあ朝ごはんを食べにちょこっと遠出しましょ・・・とホテルを7時に出発しま〜す。

アゴラ広場の銅像 中央駅(メイン出入り口) 左刻印機、右タッチ式改札機

アゴラ広場を突っ切って、近道ではない正面入口(ヒルトンが真ん前なのね)から中央駅に入ってみました。
今日は24時間券を使ってあっちこっち出かける予定です。
当初、メトロ1本で直行できる朝市に行ってしまう予定だったのですが、
途中下車すれば、外観のみで入場はできないけれど世界遺産をひとつ見られる・・・と変更。
メトロ1号線のMontgomery駅でトラムに乗り換えれば、すぐそばまで行けます。

メトロからトラムへの改札口 この駅のトラム乗場は地下

トラム(プレメトロ)は、中心部の一部は地下走行しますが、基本、地上を走るので景色が楽しめます。
地下ホームから出発したトラム39番はすぐ地上に出、しばらくは交通量の多い道路沿いを走ります。

トラムの停留所ポインタしてね 傍らには・・・何の花?ポインタしてね

ダークグリーンのかわいい屋根付き停留所 Leopold で下車、傍らには桜みたいな花木が満開でした。
停留所からも見えますが、向こう側の大きな通りを渡って左手方向に行くと世界遺産のストックレー邸です。

ストックレー邸(Le Palais Stoclet)

ストックレー邸(Le Palais Stoclet)

ベルギーの金融業者アドルフ・ストックレー(Adolphe Stoclet)の私邸のため、
オーストリアの建築家ヨーゼフ・ホフマンによって考案され、1905年から1911年にかけて建築されたモダニズム建築の傑作。
アール・ヌーヴォーの時代であった当時は、曲線を多用する装飾的な建造物が主流であったが、
ストックレー邸は直線的な造形デザインで、革新的なモダニズム建築であった。
それはキュビズムの到来を告げ、1920頃から流行したアール・デコ全盛を予見するかのような先取りだった。
建築だけでなく、庭園や装飾、内装、家具や食器まで全てを内包した総合芸術作品と言っても過言ではなく、
とりわけ、食堂に描かれたクリムトの素描に基づいたモザイク画が有名である。
2002年まで近親者が住んでいた私邸であり、2015年の現在まで内部の一般公開はされていない。

2009年、世界遺産・文化遺産に登録された。


ストックレー邸は残念ながら入場不可、外観を見るだけしかできません。
邸前の歩道からフェンス越しに覗けますが、近すぎるので中州のようなグリーンベルトから撮りました。

再び停留所に戻り、トラムに乗りましょう。
小川があったり、田園風景が広がったり、住宅街に入ったり・・・と、ちょっとした旅気分♪

またトラムに乗って・・・ 最後尾はこんな風 これに乗ってやって来た所は・・・

かなり前、旅番組で大坪千夏さんが感動したリエージュ風ワッフル、ずっと気になっていたのです。
市場の中の屋台・・・だけしか記憶になかったのですが、ググってみたら見つかりました。(^^)v
不定休とか売り切れ次第閉店など色々目にしたので、確実な今日、朝一番でやってきたのはストッケルの朝市。

荷台を屋台にしたこんな車がずらりと並ぶ市場です

小さなストッケル公園に所狭しと並ぶ屋台は全て車、そう!ここは移動型店舗の朝市なんです。
パン屋、チーズ屋、八百屋、魚屋、肉屋、花屋、雑貨屋、靴屋など、狭いながらひと通りの屋台が揃います。

ここのパンも美味しそうでした 八百屋さん 走りの白アスパラガス アーティチョークや様々なキノコ

お目当てはジャン・ガストン、美味しそうなパンやパイが並ぶ屋台です。
め〜っけ! ガストン♪ パン屋さんですが・・・
これこれ!焼き立てワッフル♪ これが・・・ これが食べたかったの〜♪

パン屋さんですが・・・左端でリエージュ風ワッフルを焼いています・・・これが長年の夢でした。(^^)
早速ひとつ・・・思ったよりソフトでふわっふわ、上品な甘さでうま〜♪
冷めると少し締まってくるのかも・・・結構大きくて、ひとつ1.70ユーロ、朝食にちょうど良いね。

ここの市場、お花の屋台が一番多かったかも・・・
こんなお花屋さんが何軒(台)も・・・ ピンクの濃淡て多種ね 白とグリーンが基調のコーナー
変わり種の薔薇いろいろ 大胆な色合いなのに意外やシック 同系色だけど組合わせが面白い

こぢんまりしたこの市場気に入りました。直接メトロで来るより、トラムで来て正解でした。


さて次も楽しみにしていた所!
突然「午後休み」とかあるらしいので早く行かなくちゃ・・・
途中下車したり、こっちの端からあっちの端へ・・・24時間券なので気兼ねなく乗り降りできるのがいいですね。

こちらがショップ 結構広いです 試食がい〜っぱい! ラッキーコーナーポインタしてね

やって来たのはNeuhaus(ノイハウス)の工場。
1857年創業、ベルギーチョコの中でも老舗中の老舗です。
ここ試食が半端ない!ほとんど全商品が試食可、しかも売り物の箱丸ごとがド〜ンと出ています。
説明書きを読んで気になる物しか試食していませんが、10個くらい食べるとイヤになってくる・・・贅沢!
買ったのは4箱。大箱だけどね・・・^^;
もっと買いたかったけれど、持って帰る事、荷造りの事など踏まえ諦めました。

地上駅ですが出るとすぐ地下走行 メトロですが結構広い

大袋、しかも丸見えのビニール袋なので一旦ホテルに置きに戻ります。

ヨーグルトと水でひと休み スプーンを逆にしても垂れないって

ワッフルだけだったのでお腹すいた〜と、レモンのヨーグルトを。濃厚でうま〜♪
ベルギーだけでなくパリでも、他の水よりコントレックスの方が安いので、こればかり飲んでいました。

さてのんびりしてはいられません!お次〜!

またまたメトロに乗って・・・ やって来たのは・・・

ゴディバです。ここも工場近くのアウトレット。
でもこのショップは狭かったし、品数少な目、試食もレジカウンターにちょこっと、目玉もあまりなかったですね。
それでも掘り出し物めっけ!3袋しかなかったので尋ねたら、来週まで入らないとのこと。もち買占め。
ノイハウスと違い、ゴディバは正規の素敵な紙袋に入れてくれました。


またもや荷物を置きにホテルへ。ランチ抜きだけでなく喉も超渇いたので、昼ビール♪

チップスとシメイ(Chimay)トリプル グラン・プラスに乾杯!

シメイの白、超美味しい〜♪ シメイ・ブルーが日本人旅行者には人気みたいですが、私はこちらの方が断然好き♪
ベルギーで飲んだビールの中で一番の好みです。
ホップの苦みと酵母の絶妙なバランス、そしてきめ細やかな泡・・・う〜ん好みです。

で、帰国後またまた調べてみると・・・
ベルギーのシメイにあるスクールモン修道院で醸造される1862年創業のトラピストビールで、
ブルー、ルージュ(レッド)、トリプル(ホワイト)、そして修道院内と一部の店でしか飲めないドレー(ブラック)の4種のみ。
私が一番気に入ったトリプルは、他のビールの3〜4倍のホップを使用しているため、
ホップの芳醇な香りが強く、苦みばしったキレのある味なのだそう・・・やっぱりね、どうりで美味しいわけだ。
ちなみにアルコール度は、ブルー9%、ルージュ7%、トリプル8%、ドレー4.8%、ドレー以外はだいぶ高めですね。

あれ?ゲントで飲んだシメイはゴールドのラベルでした。シメイって上の4種類しかないはずじゃ・・・?
またまたググってみたら、このゴールドはなんとドレーでした。
通常はブラックのラベルだけど、ゴールドのラベルもドレーなんだそうです。
門外不出のビールのはずなのに・・・? 私はSPARという名のコンビニ風スーパーで購入したのですが・・・?
修道院内はブラックラベル、ゴールドラベルにして出荷用としているのかなぁ?
どちらにしてもブラック、ブルー、ホワイトの3種飲めたのはうれしいです。でもやっぱ白が好き♪


とりあえず買いたい物は買ったので、乗り物を使わないと行けない所の見学へ。
まずは世界遺産でもあるオルタ美術館、メトロとトラムを乗り継いでやって来ました。
24時間券、有効活用できていますねぇ。(^^)v


オルタ美術館(Musee Horta)

建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群

ヴィクトル・オルタは、19世紀末から20世紀初頭、アール・ヌーヴォーと建築を見事に融合させた建築家で、
当時ブリュッセルで活動したアール・ヌーヴォー建築家たちの中心的な存在であった。
彼の手がけた邸宅は数多かったが、世界遺産に登録されたのは彼の革新性がよくあらわれている次の4軒、
タッセル邸、ソルヴェー邸、ヴァン・エドヴェルド邸、そしてオルタ邸である。
なお、オルタ邸以外は私邸のため一般公開はされていない。

オルタ美術館(Musee Horta)

オルタ邸 (Maison & Atelier Horta) は、アトリエと住宅を兼ねたオルタ自身の邸宅である。
1898年から1901年にかけて建設された2つの建物から構成され、一体として構想されたこの2棟は内部で繋がっているが、
それぞれが独立した建物となっており、これはプライベートな領域と職業的なアトリエの区分を明確にするためであった。
現在はアール・ヌーヴォーに関する美術館として一般に公開されている。

2000年、世界遺産・文化遺産に登録された。

館内は撮影禁止のため画像はありません。
入るとすぐ、全ての荷物とコートを預かるクロークがあり、その後チケットを購入します。(入場料8ユーロ)
すなわち財布だけ手に持っての見学になるわけです。申し出れば小物入れを貸してくれるようです。

右の小さなドアが入り口 ポインタしてね

当時のブリュッセルの住宅は、入り口は正面横にあり、側面に長く伸びる廊下造りが多かったため、
廊下に面した部屋のうち、中央部の部屋には光が差し込まなかったそうです。
部屋の配置を工夫し、ガラスを効果的に利用することで邸内に光を取り込み、
鉄、鏡などを好んで用い、曲線を多用することで美しい内部空間を演出したのがオルタ邸。
サロンの中央から始まる美しい螺旋状の階段、その上にガラス天井を配置することで光を取り入れたり、
それぞれの部屋は小さく狭いのですが、中階のフロアを組み合わせることで広く感じさせるのですね。


さて、またトラムに乗って、見どころが集まっているロワイヤル広場辺りに行きましょう。

王立美術館(Musees Royaux des Beaux-Arts)

王立美術館の前で降りたのですが、残念ながら最終入場は16:30、外観だけ見て王宮へ。


王宮(Palais Royal)
国旗掲揚されてますね 手入れの行き届いた庭園越しに 衛兵見えますか?

夏季の一時期のみしか一般公開はされていません。
キンキラキンの柵の向こうは手入れの行き届いた庭園、そして衛兵が守る王宮が建っています。
現国王はここに住んでいませんが、ベルギー国内にいる時は国旗が上がっているそうです。


聖ヤコブ教会(Saint Jacques sur Coudenberg)
聖ヤコブ教会と騎馬像 外観とはだいぶかけ離れた聖ヤコブ教会の内部

左右対称に配列された美しいロワイヤル広場の中央には、
第一次十字軍の指導者ゴドフロア・ド・ブイヨンの騎馬像が建っています。
そしてその後ろには聖ヤコブ教会、荘厳な外観&ロワイヤル広場とマッチして素敵ですが、内部はごくシンプル。


ロワイヤル広場を背に、右手に楽器博物館などアールヌーボー的建造物を見ながら進む辺りが芸術の丘です。

楽器博物館などが並ぶ 芸術の丘から見た市庁舎の尖塔

芸術の丘は、ブリュッセルの下町と山の手を結ぶフランス式庭園の公園で市民の憩いの場です。
階段で下り、庭園を一周してベンチで記録を付け、再びトラム&メトロに乗って中央駅へ。

昨日18時頃満席で入れなかったシェ・レオン、17時ならどうよ・・・と向かうと、楽勝で席ゲットできました。(^^)v
ワッフル、チョコ、ヨーグルト、ビール、チップスのみの1日だったのでお腹ペコペコ、早めの夕食いいんじゃない♪

可愛い内装です ポインタしてね このスープもうま。右は殻

ここに来たらやはりムール貝ですが、ワイン蒸しとスペシャルがある・・・悩んだ結果スペシャルムール貝を。
こちらの方がちょっと安かったのですが、値段ではなく、色々なハーブで・・・の文字に魅かれてチョイスしました。
バゲットとフリッツが付いてきます。フリッツは「お好きなだけどうぞ」とメニューに書かれていました。
これにカラフ入りの白ワインをつけて・・・

ムール貝はバケツではなくキャセロール風お鍋なのが良いですね。
そしてたんまり入った香り高いセロリが食欲をそそる♪ 苦手な人は厳しいかも・・・
ムール貝もフリッツも、熱々だし、塩辛過ぎないし、程よい量だし・・・(足りない方はフリッツとパンはお代わりできます)
バゲットはその都度切って持って来るので(パンコーナー丸見え)、外パリっ中もっちりで美味しいです。
お鍋に残ったスープをパンに浸み込ませて食べるのもうま〜♪

アメリカの20歳前半位の女性二人(ぽっちゃり白人とスラリな黒人)が隣に・・・
私のテーブルをチラチラ見ていたので、「これ美味しいよ」って教えてあげたのがきっかけになりお話を・・・
黒人の女性は、紅葉を見るため11月に日本へ来る予定があるんですって。
紅葉を見るためってリッチですよね、目的を持った旅行って素敵です。それに余裕もあるってこと・・・


さてもうひとふんばり!
明朝、 ホテルからMidi駅までタクシーで行ってしまう事も検討していたのですが、
ホテル前は歩行者天国なのでタクシーは横付けできず、通りに並ぶタクシー乗場まで行く必要があるのです。
ホテルに横付けじゃないと意味ないので、じゃあ自力で行ってやろうじゃないの!
と言うわけで、明日のシミュレーションをしておきましょう。24時間券まだ使えるしね。

ホテルを通り越し、ホテル前から駅までの石畳をよ〜くよくチェックしながら、今度は近道して中央駅へ。
今日はエレベーターが全て動いていません・・・なぜ?時間的問題かな?
とりあえず階段でホームに下り(下りエスカレーターもないので明日が不安・・・)、列車に乗ってMidi駅へ。
Midi駅到着ホームのエスカレーター&エレベーターの位置関係、そしてタリス乗場までの動線、
タリスのインフォメーションでホームや列車編成を確認し、予想されるホームまで上がってみました。
OK!もう大丈夫! では来た道を帰りましょう。


ホテルに戻ったらまずは荷造り!
持参のプチプチで包みながら詰めていき、着替えや洗面具などを明朝しまえばOKまでしておきました。

今日の戦利品!ご紹介♪

ノイハウスのチョコ3箱+1箱 これが2段よ!ポインタしてね 1キロ!4段も!ポインタしてね

ゴディバのチョコ 中身はフリーズドライの苺(ホール) 試食の72%カカオのチョコ



袋の違いはバリューの差


それではのんびりお風呂に入ってから冷たいビールを♪

Hoegaarden Grand Cru ポインタしてね

お供はヒューガルデン・グラン・クリュ、「Grand Cru」の文字に魅かれてチョイスしました。
やはりベルギービール独特のフルーティなアロマやほのかな甘さがありますが、それほどイヤな感じはしません。
帰国後調べると、
ほのかな甘さは大麦モルト、オレンジピール、そしてコリアンダーのスパイシーさが醸し出す、
調和のとれた絶妙な味わいが人気のビールなんですって。
濾過後、瓶詰め時に2次醗酵用の酵母と少量のシュガーを加えて瓶内醗酵、そして熱処理はせず、
生きた酵母をそのまま瓶詰めしている為、年月とともに高級ワインのように熟成が楽しめるビールなんだそうです。


ここもサクサク繋がったのでネットしつつ、夜景見つつ・・・いい気分♪
ふ〜っと睡魔に襲われたのが22:30、ではおやすみなさい。



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