BANGKOK/NONTHABURI 2008年02月 バンコク旅行記
まったりバンコク 3日目


7時起床、支度を済ませ昨日の残りのフルーツで朝食です。
昨夜まだ若くて美味しくなかったドリアン、今朝は少しマシになっていましたが、
MAXにしたままの冷蔵庫に入れておいたパイナップルとカヌンがシャーベット状になっていました。(>_<)

ぐうたらしていたら10時半になってしまいました。
重い腰を上げてホテルを出、BTSでサパーン・タークシンに行き、
舟着場のずっと手前の屋台風の切符売りのおじさんから切符を買おうとしたら、
ちょうどオレンジ旗舟が来ているから、「走れ〜」と・・・
かなり駅寄りの所だったので「次の舟にする」と言ったのですが、「大丈夫だから走れ」と言うのです。
しょうがない走りましたよ・・・で充分間に合って乗れました。
この時間帯20分おきになるので、走れ!と言ってくれたおじさんに感謝です。

舟は混んでいました。
でもすぐ降りる人で混んでいる船尾を抜けると、ポツポツと空席があり、一番前の席GETです。
先頭のサイドは反り上がっている上、その中央一段高い所に操舵席があるため
一番前とは言え意外と外の景色は見にくいのです。
それでも右に左に現れる名所や風景を楽しんでいると、
立派な一眼レフを首から提げた中国人?風のおじさんが、私の前に立ちっ放しで写真取りまくり・・・(>_<)

つり革があるのです お花のお守りがたくさん 後ろの方が眺めはいいかも

ピンクラオ橋を越えた辺りから外国人観光客はほとんどいなくなり、舟もガラガラになってきました。
2月と言えば段々暑くなる時期なのに、川風はちょっと肌寒い位・・・
12月が暑かったので覚悟して来たのですが、爽やかなお天気続きでラッキーです。

時計塔が見えてきました 大きな舟着場です この舟で1時間かかりました

約1時間の川下りを楽しんで着いた所はノンタブリー、バンコクのお隣の県になります。
ドリアン栽培で有名な県、そして今でもサムロー(三輪自転車)が活躍している素朴な町、
舟着き場前のロータリーには、トゥクトゥクに混じってサムローが2台、客待ちしていました。
時間がゆっくり流れているような感じがします。

確か白だったはずなのに塗り替え中
ポインタしてね
 ノンタブリーはドリアンで有名なのです
ポインタしてね

舟着場からまっすぐ伸びるメイン通りを行くとすぐ右手はアーケード状態の屋台が続きます。
屋根つきなので雨や炎天下の時でも大丈夫。
雑貨や衣類などの屋台から段々食べ物系の屋台に変わって来ると
その裏側一帯には入り組んだ大きな市場が広がっています。


朝が軽かったのでお腹がすいてきました。気になっているクイティアオ屋さんがあるのですが、
店名までわかっているのに誰に聞いても「?」な顔をされてしまいます。発音が悪いのでしょうね。

アイスコーヒーが美味しいと言われているお店も、何度聞いても「知らない」と言われてしまいます。
どう考えてもこの辺・・・という所で聞くも、「知らない、でもコーヒーなら隣にもある」と言われた店が
なんと探していたコーヒー屋さんでした。隣だとかえって店名知らないのでしょうか・・・
確かに、カフェとはとても見えない、一見大衆食堂風なので名前負けですね・・・


100年以上も前から続いているアイスコーヒーが評判のカフェです。
クラッシュアイスの上からかなり濃くて甘いホットコーヒーを注いで作るアイスコーヒーですが、
氷が不安だっただけでなく、オリジナルを味見したかったのでホットでとお願いしたらOKでした。
いつもはブラックを頂く私なので、この超甘いコーヒーに諸手を挙げて絶賛はできませんでしたが、
この時間が止まったようなレトロなお店の雰囲気にはぴったりで、まったり美味しく頂きました。
もしかしたらこれ、やはりアイスコーヒーにした方が美味しいのかもしれません。

一番の収穫はここのお店の人、言葉が通じなくてもコミュニケーションが豊かな人がいたのです。
この人ならわかるかも・・・とクイティアオと焼き菓子のお店を聞いてみたら知っていました!
カップケーキをふわふわにしたようなこのお菓子を扱っている店は何軒かあったのですが、
ナイお母さんのお店がどこなのかわからなかったのです。
カフェのお姉さんがそのお店まで連れて行ってくれました。
私はいつも優しい人に巡りあい、助けてもらっているような気がします。


何軒かあるけどここが有名 ポインタしてね
すぐ後ろで作っています 大きなオーブンがフル回転 焼きたてを扇風機で冷まします
冷めるとひとつずつ小袋へ 7個も頂いてしまいました 程よい大きさで可愛い形です

お店のおばさんからひとつどうぞと頂きました。
すぐ後ろでは生地を作って、焼型に流し込み、オーブンで焼いているのを見る事ができました。
お客は途切れることがなく人気のお店のようです。
明日帰国ならお土産に買いたいところですが、ダイエット中^^;の私はお味見に頂いたのだけで充分、
帰る時おばさんに「ありがとう」とご挨拶したら、持って行ってと袋に入れ始めたので
あわてて「これだけで充分、ありがとう!」とその場を早足で離れたのですが、
お菓子を入れた袋を持たされた若い子が、走って追いかけてきました。
袋には6個入っていたので全部で7個も頂いてしまいました。
なんだか申し訳なくて、でも温かい気持ちになれて、ノンタブリーに来てよかったと思いました。
出会いと言うのは旅の醍醐味ですね。


さてお腹すき過ぎ・・・
カフェのお姉さんに教えてもらってやっとわかったクイティアオ・ヌア(牛肉の入った米麺)が評判のお店へ。

ポインタしてね 清算は席にきてくれます

少し甘めに煮込んだお肉が4〜5種類も入っており、それぞれ味の異なる牛肉が美味しい!
スープも絶品! でも麺が超少ない・・・今まで食べた中で一番少ないかも・・・
皆さん2〜3杯は食べているみたいですが、私は1杯で我慢(^^)です。
調味料セットの中に見慣れないものがありました。
みじん切りの唐辛子等が沈んでいるベージュの液体で、興味津々な私はちょっぴりそのままお味見。
辛くて酸味があって複雑な味わい、嫌いじゃなかったので1スプーン分だけスープに入れました。
そして美味しく全部頂いて席で待っていると、ウエストポーチのおじさんが集金に回って来るのです。

帰りも舟の方がラクなのですが、同じ道を戻るのはつまらないとバスで帰ることにしました。
戦勝記念塔に行くバスならわかりやすい!と乗ったのが失敗の元、
渋滞知らずでスイスイ走る車窓の景色を楽しんでいるうちにバンスー駅に着き、ほとんどの人が降りました。
その後バスはパホンヨーティンを右折すると思っていたら想定外の方向に曲がったのですが、
バンコクのバス事情、ルートが変わったのかも・・・と、窓の外の目ぼしいランドマークを探している私に
ガイドさんが「どこへ行くの?」と聞いてきました。「戦勝記念塔」と答えたら、
戦勝記念塔には行かないからここで降りて、道の反対側から乗り直すよう言われてしまいました。(>_<)
このバスはバンスー駅からまたノンタブリーに向っていたようです。

バス停の椅子に座ってバスのルート表を見るも、現在地がわからないのでバスマップが役に立ちません。
隣に座っている女性に話しかけると英語ができる人でした。
さらにもうひとり英語の上手な人が加わり、至れり尽くせり色々教えてくれました。
結局バンスー駅まで行ってMRTに乗り換えるのが手っ取り早いらしいのですが、
ひとりはバンスーまで15分も歩くよ!と言うし
ひとりは15分はエクササイズ!と言うし・・・井戸端会議は笑いの渦と化していました。
バスの降り間違いのせいで、ここでもちょっとした温かい出会いがあり、
ノンタブリでもらったカップケーキをひとつずつプレゼントして、握手してお別れし、
私はエクササイズ(^^)を選択してバンスー駅まで歩き、開通後ずいぶん経つのに初めてMRTに乗りました。

ホームにもドアがあります 車内は手すりが林立・・・


向かうは16時開店のシーフードが美味しいと言われるお店、初めての訪問です。
ひとりでも入りやすい開けたて一番乗りで早めの夕食にしようと、ランチを抑え気味にしておいたのです。

店頭では炭の火おこしの傍ら、海老などを並べています。
生牡蠣 ポインタしてね 生海老 ポインタしてね
海老の炭火焼 ポインタしてね プーパッポンカリー

生牡蠣の上にクラッシュアイス、更にその上に毒消しの香草をのせ、タレ2種、薬味3種を添えてのご登場。
写真よりずっと大きいぷりっぷりの生海老6尾も、唐辛子と生ニンニクたっぷりのナンプラーで和えています。
バンコクで生ものを頂く時には、香辛料で毒消しして食べる覚悟が必要なのです。(笑)

生牡蠣は普通でした、不安を抱えてまでバンコクで食べなくてもいいかもしれません。
しか〜しタレとベストマッチの生海老、海老好きとしてはやはりはずせませんね、絶品!
クンパオもかなり大きい!ミソもたっぷり入っています・・・この海老焼く前は青いんですよ。
そしてプーパッポンカリー、ここのはカレー味がかなり強いです。
卵のトロンとしたマイルドさが少ない分油っこくもありません。う〜ん、好みは分かれる味かもしれませんね。
私の中では今のところ真ん中あたりのランク付けです。


満足してお店を後にし、BIG-C前でバスを降りちょっとお買い物していきましょう。
テスコ・ロータスになかったチリソースはここBIG-Cにもありませんでした。残念。
今夜のビールやらドライマンゴーやらちょこちょこ買って、またバスに乗ってホテルに帰ります。

ホテルに着いて、ん?お腹がちょっとおかしいかも・・・
生牡蠣や生の海老はついさっき食べたばかりなのでいくらなんでも早すぎる・・・
考えられるのはノンタブリーの麺に入れた謎の調味料じゃないかと思っているのですが・・・

遠い所で鈍い疼きを感じるのです。今日のマッサージはやめて、もう部屋にいましょう。
と決めたら気が緩んだのか急に・・・尾篭なお話で恐縮ですがお腹を壊しました・・・
幸い痛みはなく、ただトイレのお友達状態が深夜まで続いておりました。
こういう状態の時はアルコール消毒^^;して、あとは飲まず食わずが一番!

ということで、今夜はビア・チャーン♪

でもベッドに入る頃には治まり、薬も飲まないのにすこぶる早い回復に我ながらあっぱれ!
とりあえずひと安心、ではそろそろおやすみなさいの時間にしましょうか・・・


 
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