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3日目: グアテマラシティ(グアテマラ) → コパン(ホンジュラス → リオ・オンド(グアテマラ)


人が帰って来たような声と音で目が覚めたら0:40だった・・・(>_<)

それからが眠れなくて1時間位ベッドの中でじ〜っとしていたのですが、
もうどうにもならず起き出してTVをつけたら、バチカンのクリスマスミサが生中継されていました。
荘厳な雰囲気を1時間ほど堪能し、3時頃再度寝る努力・・・
でもわずか1時間半程で寝ることをきっぱりあきらめ、4時半起床、熱い湯船につかる事にします。

6時朝食へ。
こちらの人はオートミールにミルクやら砂糖やら入れるのですが、
塩・胡椒を入れてみたらお粥のようになり、クセになりそうです。
美味しくて気に入ったトマトスープとオレンジジュースも頂き、水物ばかりでお腹ちゃぽんちゃぽん。

また明後日戻ってくるので、スーツケースと不要な荷物はホテルに置いて、7時半出発です。
市街地を抜けるとあっという間に山間部、山超え、谷超え走ります。
100キロもの速度のままカーブでも速度を緩めないので怖かったけど、
約2時間でリオ・オンドの町に到着です。
今夜泊まるロンガローネホテルでトイレ休憩だけしてすぐ出発、
更に2時間ほど走ると舗装道路とお別れし、かなりでこぼこ道になります。
ウルルンで見たようなバスのまま川を渡ったり、ガードレールすらない片側崖道をギリギリに抜けたり、
道とは呼べないような道を走る事1時間で、ホンジュラスとの国境に着きました。
とても出入国管理事務所があるとは思えない、山の伐採現場のような所で、
かろうじて国旗と遮断棒で国境なんだと感じ取りました。

グアテマラ側でバスを降りて、歩いて国境越えをします。
踏切みたいな棒がグアテマラ側とホンジュラス側の双方にあり、その間に管理局の小屋があります。
助手のマリオが全員のパスポートを預かり、
ひとり当たりUS$5の税金を支払って手続きをしてくれます。

中央にある白い棒が本当の国境で、私達は歩いてホンジュラスに入国しました。
チェックを受けて回されて来たバスに再び乗車し、ここから30分程のコパンへ向います。

今日はクリスマスのため、出入国管理事務所は16時にクローズになると情報が入ったそうです。
公的な出入国管理事務所でもクリスマス休暇(時短)だなんて・・・お国柄の違いなんでしょうか。
16時までにホンジュラスを出国しないとグアテマラに入れなくなってしまうため、
昼食時間などを短縮するのでご了承を・・・との通達がありました。

コパンの町に入り、まずは昼食をとるためMarina Copa Hotel へ。
昼食はプラトー・デ・ティピコ、名物料理の盛り合わせと言った所でしょうか。
ビーフとポークのステーキ、バナナのフライ、グワカモーレ(アボカドディップ)、
チーズ、フリホーレス(豆料理)、ライス が一皿にのっていました。
その他に、トルティージャ、スープ、プリン、コーヒー、
その他の飲み物は個人払いで、私はビールを飲んだのですがUS$2(¥210)でした。

さてここからコパン遺跡までは車で5分、すぐそこです。

Copan
山峡の肥沃な盆地に栄えた、マヤ古典期文明東の都。

通常の入場料はツアー費に入っているのですが、
最近地上遺跡の下に地下宮殿が確認され発掘中とのことで、
その発掘状況、再現した宮殿とオリジナル遺跡のある博物館を見たい場合は
「15+2でUS$17かかりますがどうします?」・・・との事。

全員一致で見たい!と言う事になりました。
博物館は2階回廊式造りで真ん中が吹き抜けになっており、
彩色された宮殿のコピーが展示され、その周りの遺跡はオリジナルが置かれていました。

博物館を出てグラン・プラサへ。
正面に小さめのピラミッド、その左手に18ウサギ王の石碑群があり、顔が全部違うのです。
(三の上に・・・がのっているのが18ウサギ王のマーク)
右手にはアクロポリスがそびえたち、
その手前にマヤ遺跡の中でもっとも美しいと言われる球戯場があります。

この球戯場を現在の形に改築したのは18ウサギ王だと言われています。
ボールゲームがマヤの社会で果たした重要性は伝えられていますが、
一説によると、18ウサギ王がキリグアに捕らえられ殺されたのも、
ボールゲームがきっかけだったとされています。

この球戯場を抜けると、神聖文字が2200も彫られている階段を持つ神殿が現れます。
中央に6体置かれていた人物像は、ボストンに持っていかれたため1体欠けて現在5体ですが、
63段の石段ひとつひとつに神聖文字が彫られていて圧巻です。

アクロポリスを回りこんでから西側に出て、高台からネクロポリス(墓跡群)を望み、
ジャガーの階段前に出るといよいよ地下宮殿です。
神殿16の下に最近発見され、まだ発掘途中の地下宮殿、
いつになったら素晴らしい状態に修復され見られるようになるのでしょうか。



さて、リオ・オンドのホテル、LONGARONEに戻りましょう。

石畳の坂道が多いコパンの雨の日は、ツルツルタイヤのドライバー泣かせです。
先ほどちょっと雨が降り、石畳に泥水が流れ込んだとたん車が坂道を登れません。(>_<)
タイヤが空転し、ズルっとバックする・・・こわっ・・・
3度目のトライでやっと石畳をクリアしコパンの町を抜け、オフロードに差しかかったとたん
雪道のスリップのように、タイヤがロックでもしたかのような横滑り・・・(>_<)声も出ず(>_<)・・・
生きた心地のしない1時間でした・・・
舗装道路に入ったら安心して寝てしまい、気がついたら18時、ホテル到着でした。

客棟はバンガロー形式で、広い敷地に点在しています。
ドアを開けるとすぐベッドルームで、調度品は良くはないのですが冷蔵庫もTVもありました。

1時間後の夕食まで、シャワーを浴び洗濯をしちょっとさっぱり。

夕食はホテルのレストランで
ビーフ、チキン、海老、すずきのメインから(私は海老を)チョイスすると
メインにビーツやライス等を添えてワンディッシュにして運んでくれます。
他にはブロッコリースープ、ミントアイス、コーヒー、どれも美味しかったです。
ビールを飲んだのですがGQ10(¥140)、ジュースと同じ値段でした。うれし〜♪

マイ・コテージに戻り、蚊取り線香を焚き、疲れたので22:30には寝てしまいました。健康的!


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