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7日目: チェトゥマル(メキシコ) → カンペチェ(メキシコ)


5時間熟睡して気持ちよく4:50起床!
こんなに早起きしたのは散歩したかったからです♪
荷作り&支度を全て済ませてから、6時、ビデオカメラだけ持って出かけましょう。

グローサリーショップはもう何軒か開いていて、ちょっと覗いたらめぼしい物が・・・
急いでホテルにお金を取りに戻り、またそのお店に向います。
そ・の・と・き・・・・・
なんか寄って来るから変だなぁ〜・・・と道の端に避けたのですが、
すれ違いざまにお尻を触られました。(>_<)
10代後半位のまだ若い男で、ちょっと、いや、かなり悔しい!!朝っぱらから、もう気分悪〜。
どうせなら同じ世代の若い子にやりなさいよ〜っ。問題発言失礼しました。m(__)m

気を取り直してお店に入ると、豊富な調味料が楽しい。
やはりメキシコらしくサルサ系が多いのですね。
サルサ2種7本とバニラエッセンス2本を購入してホテルに戻り、プチプチで包んで荷物に押し込みます。

ホテル出発は8時の予定なのにバスが来ていない・・・
やっと8時半にやって来たドライバーは、「寝坊しました」と謝っており、
「寝坊したと素直に言うだけマシだよ」と現地ガイドさん(日本人)のお言葉です。
誰かが具合が悪かったとか、8時半だと思っていたとか、平気でウソを言う人の方が多いそうです。
でもこのガイドさんの配慮かもしれません。私達も「へ〜じゃあいい人かも・・・」と取りますから。
旅行中はわだかまりは絶対ない方がいいですものね。いい人ばかりであったかいです。

約1時間半走ってコフンリッチの脇道に入ったとたんすごい穴ぼこ道です。(>_<)
雨季に大型車が入ったためだそうで、タイヤが入てしまいそうな穴があっちにもこっちにもできていました。
その穴を右に左によけながら30分もかかってやっと駐車場へ到着しました。

KOHUNLICH
隣国グアテマラのペテン地方の影響を強く受けたとみられるピラミッドがある。

椰子の木々の茂る中を進むと遺跡が出て来るのですが、
ここでの見所は、一番奥のピラミッドの階段の両サイドにあるマスク(仮面)です。
石を積み上げたような階段で、
中央の5〜6段分位が1段になった両サイドに、赤い彩色も確認できるマスクが3つづつあり
その上は屋根がかけられています。

グアテマラのティカル遺跡と同様に、高さを競うように建てられたピラミッドには、
マスクの浮き彫りが施されているのが特徴で、
このように隣国の影響を受けたマヤの遺跡は珍しいとされています。

球戯場を左に回り込み、野生の蘭が寄生している鬱蒼とした椰子林を抜けて駐車場に戻ります。



コフンリッチを11:10に出発して、次はシュプヒルへ向います。
1時間程走ったシュプヒルの遺跡近くのローカルレストランで、先に昼食をとります。
このレストランは、MIRADOR MAYAという名前でした。まんまです。(^.^)
ポージョ・エン・モーレという、チョコレートの元となるカカオ(モーレ)でチキン(ポージョ)を煮込んだ名物料理、
それにスープ、フルーツ、コーヒー。ビールはN$15(¥180)でした。


XPUHIL
カンペチェの南約210キロに位置し、3つ並ぶ高い遺跡とマヤアーチが印象的

ゲートから細い幹の木々の小道を抜けると、正面に遺跡が見えてきます。
その右手奥にきれいなマヤアーチがあり、そこをくぐって右手に行くと、
急な階段に綱を垂らした遺跡があり登る事ができました。この綱、下りの際使用すると安全です。

再びマヤアーチをくぐってプラサに向うと、あと2つ登れる遺跡があり、
一番上まで登ると地下に入れるような穴が開いており、入って下りると隠し窓風の所から外が見られました。
また塔の裏側に回って真ん中の塔の上部を見あげると、
保存状態の良い雨の神チャックのレリーフを見ることができます。

この遺跡で、葉切り蟻の行列をたくさん見ました。
小さな体の何倍もの大きさの葉っぱを運ぶ蟻のラインは、朽ち果てた遺跡と森を繋いでいるのです。


シュプヒルからベカンまでは車で約40分程の距離でした。

BECAN
周囲を掘りに囲まれたマヤ遺跡。

ベカンは堀に囲まれていてマヤ遺跡としたらかなり珍しいと言われており、
掘割には7つの橋がかけられて遺跡に入れるようになっていました。
私達が車を降りた所から遺跡入り口まで、ずっと子供達が付いて来るのですが、
物乞いするわけでもなく、ただ外国人が珍しかったようです。

ベカンのべは道、カンは蛇を意味し、蛇は豊穣の神として崇められていました。
ベカンでは、壊れたマヤアーチを頂上に持つピラミッド、
マスクが残っている西のアクロポリスの神殿、輪っかのない球戯場などを見学しました。


マヤ遺跡を立て続けに3つ見ると、なんだか頭がごっちゃになってきました。
もっときちんと歴史を学んでくれば、きっと違う感覚で対面できたのではないかと思います。
ただひとつ言えることは、私はマヤアーチにかなり興味を持ってきました。



さて今夜のお宿があるカンペチェまでは、ここから2時間半の予定です。
もう外はうす暗くなってきました。
そしてちょっと走っている内、あっという間に漆黒の闇の中のドライブとなってしまいました。
街灯もほとんどなく、車窓の景色を楽しむ事もできず、うつらうつらするばかりです。
1時間ほど走ってトイレ休憩をし、再び走るバスの中でもうつらうつらしていると
20:20、オレンジ色の街灯もかわいいコロニアル風の建物が続くカンペチェに到着しました。

今夜のお宿は、RAMADA INN CAMPECHE です。
到着が遅れてしまったためチェックインもせず、まずはホテル内のレストランに直行し夕食です。

フルーツカクテルから始まる夕食は、
チキンとトルティージャのスープ、白身魚のバターソース、プリン、コーヒー。
お目当てのボエミア(ボヘミアンビール)があったのでそれをオーダーしたら
他の皆さんも「それ!」って・・・(^.^)。コクがあって美味しいビールでした。N$25(¥300)

部屋に荷物を置いてから、ポケットにN$100だけ入れてちょっとお散歩に出かけましょう。
まずはホテル前の道を渡って海へ。
ここから見える海はメキシコ湾です。潮風をたっぷり吸ってからカテドラルを目指します。

聖母マリアを祀るために造られた白亜のカテドラルの前の公園に、賑やかな夜店がたくさん出ていました。
シルバーの指輪とチェーンをちょっとおまけしてもらってお買い上げ〜。
今までいくつか買ってきたペンダントヘッド、これで明日から使えますね。

ソカロを抜けてホテルに戻ったら22:30。
すぐ洗濯&入浴、ちょっとのんびりして1時おやすみなさい。


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