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4日目: アスワン → ルクソール


5時にセットした目覚ましが鳴った・・・
ん?腕時計は6時・・・どっちがあっているの?
モーニングコールが7:15分に入るのでその時点ではっきりするわね・・・
至れり尽くせりの旅だと、こんなにとぼけた事になっていても平気なのがおかしかった。
結局1時間15分後、腕時計の時間にモーニングコールが入り万事解決です。
でも今まで全て目覚ましで起きて支度していたのに・・・と不思議です。
ピラミッドパワーのせい?

夕べはおなかをこわして4〜5回もトイレへ・・・何にあたったのかわからない・・・
生野菜のサラダも氷も口にしていないし・・・
(後日談:タヒーナが原因だったようです。タヒーナの作り方は、ペーストをひたすら水でのばすのです。
ローカルレストランではタヒーナを作るのにミネラルウォーターを使うはずがない・・・)

お腹が痛くないのが救いですが、お水みたいな下痢でした。(失礼!)
さすがにお腹の中はカラッポなのでトイレの心配はなくなったけれど、胃がちょっとキリキリするので
オールドカタラクトの朝ごはんはかなり気になるけれど、念のためパスすることにします。
移動に支障がないよう、ミネラルウォーターを沸かして薬も飲んでおきましょう。

バゲッジダウンは07:45なので、7時半にはスーツケースをドアの外に出し、
30分ほどのんびりしてからロビーに下りて行きます。
08:10ホテルを出発し、約20分で先月オープンしたばかりのアスワン新空港に到着です。
国際線専用のはずだったこの新空港、今はチャーターをメインにしているとのことでした。

ASW→LXR  MS134 (09:30→10:00)

大丈夫?と不安になる往路のCAI-ASW-ABSで乗った飛行機と違って、
2−4−2の配列のこの飛行機は、心配が全く不要な新型機(A300-600R)でした。
寝不足だったのでこの30分はしっかり熟睡!

ルクソール空港からそのままカルナック神殿へ向います。
外気温は35℃とのことですが、照り返しがひどいのでそれ以上に感じます。
灼熱のルクソールでは、今日も明日も観光は午前中から昼食まで、炎天下の午後はフリーになっています。
ゆったりしたスケジュールでありがたいことです。

ルクソール

エジプトの都テーベとして栄えていたルクソールには、重要な神殿がいっぱいあります。
ナイル川をはさんで、カルナック神殿、ルクソール神殿などのある方を生きる東岸、
王家の谷、王妃の谷、多くのファラオの葬祭殿などがある方は死者の西岸と呼ばれています。


カルナック神殿 E£20
ルクソール神殿の北3kmに位置し、アメン大神殿はエジプトでも最大規模の遺跡であ

カルナック神殿はアメン神を祀っている神殿です。
アメン神はルクソールで信仰されていた地方神でしたが、
紀元前2000年頃、ルクソールがエジプトの都テーベとなってからは
太陽神ラーと結合してアメン・ラーとなり、国家神として祀られるようになりました。

約2時間かけて、
羊頭のスフィンクス、ラムセス2世の巨像、トトメス1世のオベリスク、ハトシェプスト女王のオベリスク
至聖所、トトメス3世の祝祭殿、聖なる池、大スカラベなどを見て回ったのですが、
やはり一番印象に残ったのは多柱室、カルナック神殿と言えば多柱室というくらいですから・・・
134本の柱が林立する部屋は圧倒されます。
すごいすごいと言われて行ってみると、たいしたことなかったりする事は意外と多いのですが、
ここは感動することうけあい!です。

このエジプト旅行で一番期待していたのがここカルナック神殿でした。
そして旅行が終わって一番心に残っている所も実はここでした。
見て回った所を詳しく書き出そうとしたのですが、説明なんて重過ぎてできません。
画像があれば良かったのですが、今はNETで簡単に見ることができますので
あえてさら〜っと流させていただきます。
もし次回があるとしたら、個人で1日かけてじっくり見てみたいです。


次はルクソール神殿へ。
大スフィンクス参道を歩いたら40分かかるとの事なので車で移動します。

ルクソール神殿 E£20
アメン大神殿の付属神殿として建立され、当初はカルナック神殿と参道によって結ばれていた。

正面入り口の第一の塔門には、かつて2本のオべリスクがあったのですが
右側のオベリスクは1819年、モハメッド・アリによってフランスに寄贈したため、
現在は左側1本だけとなっています。
贈られたオベリスクは、現在パリのコンコルド広場に威風堂々とそびえています。
ちなみにフランスからのお返しは、カイロのモハメッド・アリ・モスク中庭の壊れた時計です。

ルクソール神殿では、ラムセス2世の立像と坐像、ツタンカーメンの坐像、
列柱廊を抜け柱列室を見、アレキサンダー大王の間、そして至聖所などを見学しました。
ルクソール神殿も素晴らしいです!
でもカルナック神殿より前に見た方が良かったかもしれません。


炎天下、かなり暑く「水分補給してくださいね」とガイドさんからのご注意ですが
お腹に不安を抱えている私は、少量の水を2度ほど口に含んだだけ・・・
怖くて飲むことも食べる事もできませんでした。

昼食はルクソールのロ−カルレストランで、名物・鳩のロースト。
お腹が心配なので、鳩をほんのひと口、ビール、水、プリンのみにしておきます。
名物の鳩は、先入観を持たなければなんら鶏肉と変わらないお味なのですが、
開いてそのまま焼いたので見た目でダメな人はダメかも・・・
それと骨が多すぎで食べにくいかもしれません。

レストランから15分ほどで本日のホテル
JOLIE VILLE MOVENPICKに到着です。
カルカデ(ハイビスカスティ)のウエルカムドリンクを飲んでからお部屋へ。
ここは広い敷地にコテージ風の客棟が点在しています。
コテージ風といっても清潔でシンプルで明るくてかなり素敵です。
夕食までフリーなので、プールサイドで記録をつけたり本を読んだり昼寝をしたり・・・
かなりのんびりしてから部屋に戻り、シャワーを浴びて夕食に向います。

夕食はホテルロビー横のレストランで、オリエンタル風のビュッフェ形式です。
ビュッフェにしてはグレードもよく、どれも美味しい♪
デザートもホールでおいてあり、少しづつ切って味見ができたり
オーダーデザートも可能なので、バナナスピリットを作ってもらいました。

食後はみんなでナイルテラスでコニャックをご馳走になります。
虫除けをしっかり塗っていったので刺されなかったのですが、
当然大自然のナイルサイドは蚊がすごい!
頭の上には、金網の防護フェンスがあるので落ちては来ないのですが、
ヤモリだかイモリだかがキーキー鳴きながら這いずり回っていました。

真っ暗な空にはひときわ大きく輝く金星と2つの星が見え、
すっきり晴れ渡っているし真っ暗なのに、満点の星空にならないのはどうしてなんでしょう?
お月様も黄色ではなく真っ白いのです。

マイコテージに戻り、すぐにベッドに横になり23時就寝。


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