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6日目: カイロ滞在
目覚ましは5時にかけておいたのですが、お隣のシャワーの音で4時に目が覚めてしまいました。
ヒルトンなのに防音対策はいまひとつですねぇ。
とりあえず3時間半熟睡できたので、じゃ〜私もバブルバス♪
ちょっと早めの6時に朝食をとりに下ります。
お気に入りのターメイヤ(豆のコロッケ)、オムレツを作ってもらい、ヨーグルトなどを頂きます。
ルクソールのムーベンピック・ジョリービルのオムレツは絶品でしたが、ここヒルトンのはイマイチ・・・
6:55に部屋に戻ったら、モーニングコールの電話がなっていた・・・(>_<)
今夜も連泊なので、軽く荷物を整理するだけでいいのがラクですね。
早起きしたおかげで、出発の8時半までたっぷり時間があります。
悠々としたナイルの流れや、途切れない無秩序な車の波をベランダからぼ〜っと眺めている、
こういうゆとりが大好きです。
今日はメンフィスとサッカラの観光です。
到着2日目に行ったギザをかすめて、サッカラ街道を一路メンフィスへ向います。
メンフィス |
カイロから車で30分のメンフィスは古代エジプトの最初の都だったとされる街で、
メンフィスは元の名を「メンネフェル」と言い、「とても美しい街」という意味だそうです。
メンフィスは人間を作り出したとされるプタハ神を崇めていた街で、
人間を作り出してこの街に送り出したプタハ神が、エジプト全体を人間を使って支配させたということで、
当時はかなり重要な街だったようです。
しかし現在のメンフィスには古代都市としての遺構はほとんど残っておりません。
ラムセス2世博物館 E£14 カメラE£5 ビデオE£25 横たわる巨大なラムセス2世像が見もの。 |
1820年に発見されたラムセス2世の巨像が屋内の1階に横たわった状態で展示されています。
まずは全体を見るため2階に上がってみました。
像は高さ・・・というか横たわっているので全長15mの巨大な物で、
大きく1歩踏み出した左足は権威の象徴なのだそうですが、残念ながら膝下から欠損しています。
カイロのラムセス広場にあるラムセス2世像と対だとも言われています。
建物を出たすぐ前の広場に、1912年に発見されたトトメス王のアラバスタ−製のスフィンクスがあります。
小さめですがお堀のような物に囲まれた真ん中に鎮座し、お顔はとてもきれいです。
メンフィスからサッカラへは車で10分です。
サッカラ E£14 カメラE£5 ビデオE£25 |
ジュセル王の階段ピラミッド 世界最古の石造建築物である階段ピラミッドは、高さ60m、底辺121x109m |
古王国第3王朝時代の王・ジュセル王の階段ピラミッドはひときわ有名です。
この階段ピラミッドはギザの ピラミッドより古いもので、建築家イムへテプによって設計されました。
ジェセル王から、偉大さ・王のすごさ・永遠性を示すようなモニュメントを造るよう命じられたイムヘテプは
今までの「泥」ではなく「日乾し煉瓦」を使う事を思いつき、
ピラミッドの始まりとなるあの6段の階段ピラミッドを造ったそうです。
この階段ピラミッドが、エジプトの石の文化を始めたといっても過言ではないような気がします。
左手奥から上ると、遠くギザのピラミッド、ちょっと手前にアブシールのピラミッドが見え
ジュセル王のピラミッドをぐるっと回りこむと、
ダハシュールの屈折ピラミッド、北のピラミッド、赤のピラミッドも見えました。
ウナス王のピラミッド 古王国時代のピラミッドのなかでも最小のピラミッドとされている。 |
マスタバ墳墓 |
マスタバとはアラビア語でベンチを意味し、長方形の外見からこう呼ばれるようになったそうです。
その名の通り上部構造が泥レンガ製のベンチの形をしています。(台形というか・・・)
また主に日乾し煉瓦を用いて建設される事が多く、
日乾し煉瓦は長方形に切り出されていたことも由来しているそうです。
マスタバのひとつイドゥト王女の墓に入ってみました。
入り口は狭いのですが中は意外と広く、当時の生活の一端を覗かせるような壁画には
カバ狩、牛や山羊の解体などが描かれ、きれいに彩色が残っていました。
焼けた砂の上を歩いていたので流れる汗が気になる頃、次の目的地へ。
クーラーが効いたバスでの移動がうれしい・・・
とは言っても同じサッカラ市内にあるカーペットスクールなので、すぐ降りることなります。
サッカラには子供達に絨毯を織り上げる技術を教えるスクールが多いです。
トルコでシルクの良い物を見ていたので
エジプトのは技術も素材も若干劣るのですが、その分やはりず〜っとお安い!
玄関マット程度の大きさのウールのを1枚お買い上げ〜
やはり安くしてもらいました。40%off位・・・
サッカラのローカルレストランで昼食です。
大きな木の下にテーブルが並び雰囲気の良いレストランで、風が抜け涼しい♪
エイシが美味しいと地元でも有名なお店で、向こうの釜戸でエイシを焼いているのが見えます。
お肉などの焼物も外の炭火で焼いているので、美味しくないわけがありません。
エイシとタヒーナ、ピクルス色々、シシケバブ(羊肉串焼き)、タンドリチキン風、ピラフ、スイカ、ミントティ
あっ、いつも書いていなかったのですが、今回のメンバーは全員大酒飲みです!!
なので朝食以外、全てにおいて毎回ビールはガンガン飲んでいます。(^.^)
昼食後はカイロのハン・ハリーリに向うのですが、やはり渋滞に巻き込まれ
通常30〜40分で着くところ倍くらいかかっていたようですが、私は熟睡しておりました。^^;
ハン・ハリーリ・バザール 400年もの歴史のある迷路のようなバザール。香辛料から貴金属まで雑多です。 |
一般のスークとは違い、観光客相手のおみやげ店がほとんどで
金物屋、香辛料、モザイク、アクセサリー、パピルス、水パイプ・・・
色んな店が迷路のような細い路地に雑多に並んでいます。
イスタンブールのグランドバザールに似ているといわれていますが、
ハン・ハリーリは迷路のように縦横に入り組んだ横丁が多く、グランドバザールよりごっちゃでわかりにくい。
今回のツアーの現地ガイドは、日本語(日本人)と英語(エジプト人)の2人ついていました。
現地に詳しい英語ガイド君に「アンクを買いたい」と数日前から言っておいたのですが、
このバザールの裏を行った、顔なじみの貴金属店に連れて行ってもらい
22Kのペンダントヘッドを大小2個、交渉してもらってかなりお得に購入できました。
トップ(チェーンを通す所)にヒエログリフが書かれており、かなり気に入っています。
アンクとは生命の象徴で、もともとの古代エジプト語としての意味も生命でした。
形をわかりやすく言うと、十字架の上にループがあるような感じになっています。
ヒエログリフにも文字としてのアンクが存在します。
生命の象徴=お守り、としてアンクを購入しました。
香水のガラスの小瓶や、デイツ(なつめやし)、カルカデ(ドライ・ハイビスカスフラワー)など購入し、
戦利品を手にバスに戻ると、集合時間の10分前でした。さすがっ!
ホテルに戻り、ディナークルーズへの再集合までフリーになります。
荷物を部屋に置いたら、早速もうひとっ走り買出しです。(^.^)
ガイドブックで見た食料品店トーマスに行こうとゲジラ島へ向うのですが、
コルニシェ・アル・ナイル大通りが渡れない・・・この私でも・・・(>_<)
1歩行っては戻り、また踏み出すと戻り・・・の繰り返し・・・
通りの中州に先に渡った紳士が、見かねて戻って来てくれ、私を連れて一緒に渡ってくれました。
「青は渡れ、黄色は注意して渡れ、赤はよ〜く注意して渡れ」 が、モットーの私でも^^;
カイロの道路事情には降参です、と言うか横断歩道も信号もほとんどないのですよ〜。
やっと大通りをクリアし、7月26日橋を渡ってお目当てのお店へ向います。
普通のスーパーって感じの食料品店で、
値札もレジもあるのですが全てアラビア文字なのでちんぷんかんぷん・・・
食品を並べていた店のお兄さんに、
色んなメーカーが並んだタヒーナの中で美味しいのを教えてもらい、2種3本購入しました。
うきうきしながらホテルに戻るのですが、あの大通りを渡るのは私ひとりでは絶対無理なので、
橋を渡りきってから橋の下に降り、戻るようにすると大通りを渡らないで済む遠回りで帰ります。
汗びっしょりなので、ホテル1階のパブ・シャーロックホームズでギネスの1パイントを♪
ホテルのパブなので、スティック野菜&ディップとポテトチップスも付いてきました。
キンキンに冷えたギネスうっま〜♪あ〜生き返った♪
部屋に戻り、あと1時間で出発なので、軽く荷物を整理して
ガラベイヤに着替えます。
ホテルのロビーに10人程の日本人がガラベイヤを来て集まると、結構目立ちますねぇ〜(>_<)
カラフルな女性物もいいですが、男性の白はすっかりはまっていて結構ウケます。^m^
ホテルから船着場までバスで10分ほどでした。
船は結構立派な作りで3階建て、乗船してすぐのロビーにはアラバスタ製風の噴水があり豪華です。
まずは席について、ビュッフェ形式のディナーを頂いてからショーが始まります。
セクシーな女性2人のベリーダンス、スーフィーと呼ばれる男性のクルクル回るダンス、
着ぐるみ馬のショー、歌などなど。
お決まりの、お客をショーの中に引っ張り込んだり・・・もありました。
そのあとデッキに移動して川風を受けながら、
暮れなずむ街が段々イルミネーションで鮮やかになっていくのを眺めている内に接岸です。
お迎えのバスでホテルに戻ったのは22:40
入浴して0:30おやすみなさい。
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