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10日目 シカゴで足止め


今朝もスタンバイしていたら、空港閉鎖が解除された!との吉報が・・・
NHが飛びそうとの事で、8時過ぎツアーの人達が空港へ向いました。とても羨ましい。

11日に日本からシカゴに着いてそのままこのホテルにカンヅメになったという人や、
11日に預けた荷物がまだ受け取れていない人・・・いろんな人とお話をしました。
情報交換の場がロビーなんです。

その中で、このホテルの料金が格安の人がいました。
聞くとUAでもらった紙に書かれている予約センターを通すと半額くらいになるそうで、
それがチェックインの時もらったピンクの紙だったのです。
ドサクサに紛れて押し込んだのですが見つかりました、捨てなくてよかったです。
とりあえず今日払った分は、見せただけで半額に変更してもらえました。
昨日まで支払った分はやはりダメでしたが・・・

またシカゴ在住の現地ガイドの日本人女性が、関係の無い私達にも親切にしてくれたので
ポアラーヌのパンとマリー・アンヌ・カンタンのチーズを差し上げたら、
ご主人(アメリカ人)がウォッシュタイプのチーズが大好きだそうで喜んでくれました。
そのお礼に電話番号と住所を教えてくれ「困った事があったら遠慮なく」と・・・ありがたい事です。
でも電話する事はありませんでしたが・・・

今朝電話をしまくってやっと予約が取れたのは10日位先の便でした。
それまでずっと満席とのこと・・・
すでに予約が入っている通常便のわずかな空席をあてがうため当然です。
私達の購入した航空券は格安航空券ではなく、UAのWEBサイトから購入した航空券なんですけど・・・
アメリカに取り残された自社便利用の全ての人のため、
JLやNHは臨時便を出してくれているのにずいぶんな待遇の差です。
何かあった時には、やはり日系が心強いですね。

私達は部屋でコーヒーをいれ、お土産用にパリで買ってきたパンとチーズでブランチにします。

ベッドメーキングで部屋を空ける間、体調のすぐれない2人にはロビーで休んでいてもらい、
私ひとりで閉鎖解除された空港に偵察に行ってみることにしました。
現場ならもっと早い日付に予約変更が可能かも・・・と淡い期待を持って。
空港までのシャトルバスには、これからキャンセル待ちに並ぶという人もおり、
みんなの合言葉は「Good Luck!」になっていました。
ちょっと空港へ行ってくる、電話してくる、ロビーで会ったそんな時でも「Good Luck!」と声かけあい、
出発が決まれば心から「良かったね、Good Luck!」と言い合うようになりました。
やっかみや、出し惜しみをする人はいません。どん底で困った時って一致団結できるのですね。

空港に着くと、ロビーの至る所で赤十字や色々な支援団体が炊き出しをしていました。
炊き出しと言えそこはアメリカ、ドーナツだったり、ポテトチップスだったり、パンだったり、バナナだったり・・・
私は水とりんごをいただきました。とってもありがたい事です。

チェックインカウンターは
問い合わせだけに並ぶには時間がもったいない程の、それはもう長蛇の列、しかも全然進みません。
UAの発券やインフォメーションの窓口には誰もいないし・・・で、結果なんの吉報も情報も得られずです。

せっかく来たのだからとヒルトンへ行ってみたら、救済レートが出ており当初のラディソンよりずっと安い・・・
でも半額レートを利用した方が若干安いので、日数の見通しがたたない今は$1でも無駄にできません。

長引くようならシカゴの街に気分転換に出るのも一考かな?と地下鉄の駅もチェックしてきました。
するとここでひとりの日本人女性に会いました。
アメリカン航空で11日に日本へ発つ予定で足止めになった彼女は、
AAから無償で朝食付きのホテルを提供してもらっているそうです。しかもインターコン。
特別に・・・ではなく、全員が案内されたそうで、彼女は格安航空券を使っての一人旅でした。
被害者のUAとAAですが、ずいぶんな開きですねぇ。
はっきり言ってうらやましかったです。シカゴのホテル代だけでもう一回パリに行けますから・・・
彼女とも笑顔で「Good Luck!」とお別れしました。

シャトルバスでホテルに戻ります。
ドライバーに美味しいお店を聞いたら、中華のお店を教えてくれ、しかも送って行くよ!と。

ぶり返したMの体調があまり良くない・・・
元気付けにと思い、中華レストランにランチを取りに行きました。
シャトルバスで送ってくれた「長江」は、種類の豊富なビュッフェで安くて美味しかったぁ〜

ドライバーは帰りも電話をすれば迎えに来るから・・・と言ってくれたのですが、
隣のKマートも見たいし、お天気も良いし、元気そうに見えたのでホテルまで歩いてしまいました。
思ったより歩きでがあり、30分かかってホテルに戻ったのですが
その夕方からMの調子が悪くなってしまい、歩かせたのを後悔しました。


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