路地裏の散歩道HOME | 国旗de散歩TOP | 欲張り南仏急ぎ旅TOP |
3日目: アルル → エクス・アン・プロヴァンス → ニース
5時半起床、支度を済ませゆとりを持って駅に向います。
Arles → Marseille → Aix en Provence (06:54→07:45/07:56→08:31) |
列車はすでに入線しており、早朝なのでガラガラ、人が多くなる前に朝食にしちゃいましょう。
夕べ作っておいたサンドイッチ、美味しいパンに生ハムやサラミの味が移っており、質素だけど贅沢♪
途中マルセイユで乗り替えて、定時に Aix en Provence に到着です。
こちらの人はエクスとかエクサン・プロヴァンスって早口で言いますね。
Aix-en-Provence エクサン・プロヴァンス セザンヌがこよなく愛したエクスは泉の町であり、至る所に泉や噴水がある。 |
![]() |
9月だと言うのに紫陽花がきれいなエクサン・プロヴァンス駅 |
駅から町の中心部まではちょっと歩くのですが、プラタナスの大木がいい感じで茂っています。
ド・ゴール広場のインフォメーションでセザンヌのアトリエへ行くバスの時刻表をもらい、
アトリエの開館までまだ時間があるので、
手前のカフェ・レオポールのテラスで、カフェオレを飲みながら計画を練ります。
セザンヌのアトリエまでは1番のバスで約15分、
旧市街を走るこの15分は沢山の噴水を車内から見られ、ちょっと得した気分♪
運転手さんに「セザンヌのアトリエに行きたいから、降りる所で声かけてね」と頼んでおいたのですが
「ここだよ」と言われた所は団地が何棟も建っている住宅街、しかも観光客なんてひとりも降りない・・・
でも教えられたとおりバス停から進行方向に歩き、つき当たりを左折すると右手に入り口がありました。
Musee Atelier de Paul Cezanne セザンヌのアトリエ 10:00〜12:00/14:00〜18:00 |
![]() |
![]() |
晩年、セザンヌ自らが設計した2階建てのアトリエ。 |
1906年にセザンヌがこの世を去った当時のままの状態で公開されています。
当時ここからサント・ヴィクトワールが望めたと言う大きな窓は、分厚くゆがんだガラスがはめられており、
油絵の具の香りがしみ込んだ部屋には、イーゼルや固まった絵の具、題材に使った静物も展示されています。
1階アトリエ横の小さな部屋では、
セザンヌの絵を実際の風景と照らし合せて解説したビデオが上映されており、とても興味深いものでした。
この頃から、グループの観光客(日本人グループが半分以上!)で騒々しくなってきたので
そろそろ引き上げましょう。
再び同じ道をバスで戻り、
是非買いたいと思っていたエクスの銘菓、Calissons d'Aix(カリソン・デクス)を買いに行きましょう。
南仏の至る所で販売されていますが、「d'Aix」を見ればわかるように15世紀中頃からのエクスの銘菓です。
やはり老舗と言われているBechard(ベシャール)に向いましょう。
昔からの特産であったアーモンドとメロンのペーストを混ぜ合わせたものに糖衣を施したマジパンに似たお菓子で、
菱形に切られ、菱形か楕円の容器に入れて売られています。
最近は基本のメロンだけでなく、色々なフルーツやラベンダーなどフレーバーも豊富になっています。
後日談:このお菓子、結構高いのです。そしてあっま〜い!ちょっと苦手かも・・・と最初は思っていました。
ところがエスプレッソなど頂きながらじっくり味わうと、アーモンドの濃厚さと独特な食感で美味しいじゃないですか♪
カリソン Calissons 一部のエクス住民を襲った恐ろしいペストが蔓延した1629年に遡ります。 翌年1630年にペスト終焉を記念した儀式が執り行われ、以後毎年9月1日にセドのノートルダム寺院で続けられたミサで、 エクスの大司教から、あらゆる災いから身を守る霊験があるとされたカリソンが信徒達に与えられました。 その際、大司教がラテン語で "Venite ad Calicem"と祈りを捧げ、 合唱隊は『ありがとうカリセム』と歌い、災いのお祓いをしたと言われています。 この歌の「カリセム」が「カリソン」の由来とされていますが、他に諸説いくつかあるようです。 |
![]() |
本場!ハーブがいっぱい♪ こんなお店をひやかしつつ駅に向います。 |
またマルセイユまでローカル線に乗って、TGVでニースに向う予定です。
Aix en Provence → Marseille → Nice (12:30→13:10/13:37→16:07) |
マルセイユで30分ほど時間があります。
ちょっとお腹もすいてきたし・・・と構内のカフェを覗くもファーストフードばかり・・・
ニースで美味しいもの食べた方がいいよねと、生ビールだけ頂きます。
キオスクなどを見て回ると、本場サヴォン・ド・マルセイユ(マルセイユ石鹸)がた〜くさん!
同行者がいくつか買い求めていました。
マルセイユからニースまでのTGVは右側の席、
碧い地中海の景色を楽しみながらの2時間半はあっという間でした。
Nice ニース 1860年にフランス領になって以来、リビエラの女王と呼ばれているコートダジュールの中心地。 |
![]() |
ニース・ヴィル駅 |
![]() |
![]() |
旧市街を北東に歩いて行くと、入り組んだ細い道の両側に食べ物屋さんが多くなり、気になる!
でももうすぐお目当てのレストランに到着するので横目で見ながら通り過ぎます。
Grand Cafe de Turin グラン・カフェ・ド・トゥラン 5 Place Garibaldi |
魚屋さんが経営しているカフェ・レストランです。
中のテーブルも空いていたのですが、外の道路に面したテラス(と言うか歩道)に席をとりましょう。
生牡蠣、生はまぐり、ウニをキンキンに冷えたミュスカデ(白ワイン)で♪
牡蠣とはまぐりはさすがに美味しかったのですが、ウニの卵巣は糸のように細い物でした。(>_<)
![]() |
これ、まだ手をつけていないものです。食べる所がほとんどない・・・ |
ここは軽めにして、気になる先ほどの店頭売りや屋台の続く迷路のような路地裏へ行きましょう。
大きなパエリャ鍋みたいな鉄板で、ヒヨコ豆粉の生地で作るおやき風のはニース名物ソッカ。
切り売りしているので1切れ買って食べながら歩いていると、
フリット屋さんでズッキーニの花のフライをみ〜っけ!
オニオンリングと共にこちらもお買い上げ♪
新市街の目抜き通りジャン・メドゥサン通り、歩行者天国のリベルテ通りをウインドウショッピングして
気になるパン屋さんでオリーブのパン、スーパーでビールと水などを買ってホテルに戻ります。
夕食は部屋で、オリーブ、チーズ、サラミ、フルーツ、ビールなどで済ませます。
真緑の大きな若いオリーブがと〜っても美味しかった・・・
明日も早起きの予定、今夜は早めに休みましょう。
前のページへ | 旅行記TOPへ | 次のページへ |