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2日目: デリー → ジャイプール


モーニングコールは5:30とのことでしたが、自分の目覚ましでちょっと早めに5時起床。
6時にビュフェ形式の朝食をとり、6:30ホテル出発、結構ハードな時間配分です。

実は予定のガイドさんが病気になり、代わりのガイドさんでした。
若くて日本語がいまひとつ、客側の評価もいまひとつでした。

途中、車の横転事故に何度か遭遇し、
あっ、またか・・・という程事故は頻発、慣れっこになってしまいました。
車窓からは、牛、いのしし、サル、ラクダ、いろんな鳥・・・
人間もうじゃうじゃいるけど、動物もバラエティで楽しめます。
なっが〜〜〜い貨物+屋根まで人が乗っている列車の通過のため(列車が来るまでもかなり長い)
待たされた踏み切りも後になればいい思い出です。

州が変わるたび州税納付のため停車するのですが、助手が支払っている間に、
蛇使いが車の横に来たりするのです。窓ガラス越しでも見たくない・・・(>_<)

3時間くらい走ったホテルのようでもありレストランのようでもある所でトイレ休憩です。
インド式トイレでしたが旧式ではなく近代的な感じで、普通に使えました。
石鹸も水道も、温風乾燥機まであったので、外国の観光客用なのでしょうね。

30分の休憩の間バスは鍵をかけるので乗り込めず、時間まで日陰のない炎天下で待つわけで
ベンチに座っているのにポタポタと汗が滴り落ちる熱さです。

ここから約2時間程でジャイプール郊外のアンベール城のふもとに到着です。
このふもとから上のアンベール城まで象タクシーに乗ります。
ここの象タクシーは1頭に対し4人乗りになるのですが、前後に横向きで乗るのです。
お尻がズリ落ちそうな感じになり、これが結構きついのですよ〜。
タイの前向き2人乗りしか知らなかったので、かなり怖かったです。
しかもアスファルト(石?)の坂道を登るので、象さんたら時々スリップしてくれたりするし・・・
過去に象が転んで、乗っている人が亡くなったこともあるそうですし、
下りは人を乗せてはいけないというきまりになっている事すら怖いですねぇ。
それでもやっぱり象タクシーはハイライトなので楽しかったです。
ちなみに往路は左側が景色が良いです。

アンベール城 ビデオ持込RS150
1600年にマーン・スィンフ1世が王の称号を与えられて以来、
1728年にジャイプールに都が移るまでの約130年の間、ジャイプール国の首都として機能していた城

丘の上にそびえる石積みの城内には、
イスラム様式の影響を受けた幾何学模様が美しい庭園と建物が残っており、
鮮やかなガネーシャ門をくぐって城の内部に入って行きます。
アンベール城は小高い山の上にあり、
透かし彫りを多用しているので風が抜け、涼しくて気持ちが良い♪
城のあちこちに張り巡らされた細いパイプを通して水を流し、
水の気化熱を利用した天然クーラーを取り入れていたりで、古の人の知恵は素晴らしいです。

天井や壁に無数の小さな鏡をちりばめた鏡の間と呼ばれる貴賓接見室、
幸福室と呼ばれる王の居室など見学しました。
こんな由緒ある山城に、尻尾の長〜い野生のヒヒの家族が住み付いていました。
ちっちゃな赤ちゃんヒヒがとっても可愛い♪

帰りは象タクシーは危険なため禁止されており、ジープに乗って下ります。
象に乗って登った往路に勝手に撮られた写真を、売りつけにやって来ました。
あれだけの人がいて時間もたっているのに、よくもまぁ写真と被写体本人を照合できたと感心です。
500ルピー(¥1225)というとんでもない売値なので相手にしなかったのですが、
すぐに100ルピー(¥245)と下げてきました、それでもこちらの物価にしたらとんでもない数字です。
見もしないで「いらない、いらない!」とバスに乗り込む寸前に、「10ルピー!!」と叫ぶので
10ルピーならと2枚とも購入しました。1枚¥25円です。これが当時の相場なのです。
外国人は自国のレートを頭の隅において、つい換算してしまうのですが
いたずらに相場を上げてしまうバラマキ外国人が良くないと、常々思っています。

で、手にした写真、見てみると大きく撮れており、結構良い写真じゃないですかぁ〜。
象に乗っている写真は自分達では撮れませんし、良いお土産になりました。(^.^)
同じツアーの母娘組、「500を100に値切ったよ〜」と意気揚々とお話してくれたのですが、
私はなんにも言えませんでした・・・

今夜のお宿はザ・トライデント・ジャイプール、
ホテル前の湖水に浮いているように見えるのは、王家の夏の宮殿ジャル・マハル(水の宮殿)です。
ホテルに到着するや否や、そのままホテル内のチャイニーズレストランでセットメニューの昼食を。
昼食後一旦部屋に荷物を置きに行って、すぐジャイプール市内観光に出発です。

ジャイプール

碁盤の目のような整然としたメインの道路には、2階建ての建物が目立つように並んでいます。
旧市街の城壁と、道路に面している家々は赤砂岩を多様しているため
街全体が赤っぽいのでピンクシティと呼ばれる所以になっており、ほんと可愛らしい街です。


まずはシティパレスへ。

シティパレス ビデオ持込RS150
マハラジャのサワイ・ジャイ・シンにより建設された宮殿。

7階建て大理石造りの華麗な月の宮殿チャンドラ・マハルが中心となり
1階と2階が博物館になっていました。
1階には、イギリスに行くマハラジャが旅先でも沐浴できるよう、
ガンジスの水を入れて持って行ったという大きな銀製の甕がありました。
またこのシティーパレスの一角には、現在でもマハラジャの子孫が住んでいるとのことでした。


ハワー・マハル 風の宮殿
王妃が男性に顔を見せずに街の様子を眺めるため1799年建築された宮殿。

透かし彫り細工のスクリーン付き出窓が隙間なく並び、優雅で素敵なピンク色の宮殿です。
奥行きが浅いのに5階建てと不思議な造りですが、
その当時、王妃達があのバルコニーの小窓からこちらを眺めていたんだなぁ〜と
ちょっと気持ちがタイムスリップしそうです。
その小窓を風が吹き抜ける時、何ともいえない音をたてたので風の宮殿と名づけられたそうです。

ジャンタルマルタン(天文台)
1728年から6年かけて造った天文台である。

ジャイプールを造営した王であり科学者のジャイ・スィンフ2世が造営したもの。
この王は、ジャイプールを含め5つの天文台を造ったそうですが、
ここジャイプールのが最大規模だそうです。



さてお決まりの貴金属店へ連れて行かれます・・・
興味のない人は、トイレ休憩して熱いミルクティを頂いて・・・と割り切ればいいと思います。
最初興味のない私だったのですが、エメラルドのピアスを購入してしました。(>_<)
ちょっと口利きしてもらって・・・(^.^)

立て続けにお次は布地などのお店へも連れて行かれ・・・
と言いながらもインド綿のベッドカバーを買ってしまいました。だって安くしてくれるから・・・(>_<)
インドのお店は必ず飲み物のサービスをするのですが、ここはコーラでした。
瓶入りで目の前で栓を抜いたし、シュワッとしていたので美味しくいただきました。

外を見ると土砂降り、インドの雨はダイナミックです! 道路も水浸し・・・すごい事になっています。
出るに出られないので店内で時間つぶし・・・
でも雨が上がると、冠水した雨水はあっという間にさ〜っとはけ、そしてかなり涼しくなりました。

バスでホテルに戻り、19:30からの夕食まで少しの間ですが自由行動になります。
とは言ってもシャワーを浴びてのんびりしていると、すぐに時間になり
ロビーに集まってから、ホテル内のレストランでビュッフェの夕食でした。
コンチネンタル風のものから、インド料理まで結構バラエティ。
せっかくなので何種類ものカレーをライスとナンで頂き、かな〜り満足です♪

部屋に戻り、今日の戦利品を品評会してからお開きにし、23時おやすみなさ〜い。

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