7日目: オビドス → リスボン
不安だったわりには熟睡できて気持ちよく起床。
コツコツとひづめの音がしたのでリビングの窓を開けると、おじさんに連れられたロバが・・・(^^)
昨日インフォメーションで入手したバスの時刻、事前に調べていたのとだいぶ変わっていて
午前中発は7:50発とかなり早くなっていました。その次は昼過ぎなのでこれに乗るしかないですね。
大家さんに言われた所に鍵を置きドアロックして、ひと晩お世話になったお家を後にします。
Obidos → Lisboa(Campo Grande) (07:50→08:55) |
ガラガラのバスは遅れることなくリスボンに到着。
バスを降りたすぐ近くのバルでナタ(エッグタルト)とガラオン(カフェオレ)の軽い朝食を取り、
駅でセッテ・コリナーシュに1日券代として3ユーロチャージし、メトロでホテルへ向かいます。
こんなに早くてもシェラトンはお部屋をくれました。ありがたいことです。
荷物を整理し、早速出かけましょう。
まずは買出し♪
ホテルから歩いて15分位の所にEl Corte Ingles(エル・コルテ・イングレス)というデパートがあります。
スペインの大きな街によくあるデパートなのですが、リスボンにもあったとは・・・
スペイン国外初の支店として2001年にオープンしたそうです。
ここなら食材が豊富なので、お部屋で食べたり飲んだりする物の他に、お土産も調達できそうです。
番号札を取って順番を待つ精肉やチーズ売り場などのシステムは、スペイン国内と同じでした。
早速お肉屋さんで、生ハムとチョリソ2種を切ってもらい、
量り売りのピクルス屋さんで、オリーブ、にんにくのピクルス、トレモコス(塩漬豆)をパックに入れてもらい
あとはスーパー部分なのでビールや水などをポンポンとカートに入れていきます。
予想通りオリーブオイルがかなり豊富でした。
南ヨーロッパに行った時は購入することが多いオリーブオイルですが、
ここにはなんと3リットル入りの超特大ペットボトルがあり、
とてもきれいな緑色のエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルなのに格安!
重いなぁ・・・と思いつつもお買い上げ〜 (^^)v
他にレッド・ワイン・ヴィネガーやアンチョビなど冷蔵保存不要なお土産も購入しておきましょう。
かなりの荷物なので一旦ホテルに戻り、軽く整理を済ませ、今買ってきた物でお部屋ランチにしちゃいます。
にんにくのピクルスがかなりツボ♪ 自分で漬けるのとは全然違う・・・美味しい・・・
帰国前日の明日、お土産用のチーズを買いに行く予定なのですが、にんにくも追加決定!
さてお腹が落ちついたので出かけましょう。
まずはメトロでバイシャ・シアードまで行き、28番の市電に乗換えます。
国会議事堂やエストレーラ聖堂を車窓から眺めながら終点まで行って、
また同じ道を戻り、カモンエス広場の手前で降りましょう。
この近くにビッカのケーブルカー乗り場があるはず・・・
ビッカ線の乗り場はわかりにくく、ビルとビルの間の小道を1本ずつ覗き込みながら歩くと
とある道の中央になにやら線路が見えるぞ〜・・・と言う感じにご対面できました。
小さくて可愛いビッカ線のケーブルカーは内部が三室の階段式になっています。
車は(たぶん)通らない細〜い急坂道の両サイドは階段で、その真ん中を上り下りしており
ビルの谷間の細道から遠くテージョ川を望む事ができるビッカ線が、
3本あるリスボンのケーブルカーの中で私は一番好きです。
テージョ川を見下ろすようにまずは下り、再び上りに乗って戻ってきました。つまり1往復。
これもセッテ・コリナーシュを持っているからできることですね。
またゴトゴトと市電でコメルシオ広場まで出、軽く散策してから、またまた市電でリベイラ市場へ向かいます。
(リベイラ市場はビッカの下の駅から歩ける距離です。)
Mercado da Ribeira リベイラ市場
カイス・ド・ソドレ駅前のリスボン市民の台所。生鮮食料品は火〜土の午前中のみオープン |
でも1階の生鮮食料品などは午前中のみしかあいていないので、すでに片付けられた形跡が・・・
2階にはポルトガルを紹介するような団体が出しているお店が開いていたのですが、
いまひとつそそるものもなく、軽く流して後にします。
そろそろ夕食のレストランに向かいましょうか・・・今夜もバイロ・アルトに上ります。
Pap'Acorda パッパソルダ
Rua da Atalaia 57-59 |
ガイドブックに書かれている開店時間は20時、それより15分ほど早くレストランに着いたのですが
入り口内側には重いカーテンがかかっていたため、窓のメニューをチェックしつつ待っていました。
すると他にもひと組同じようにチェックして5分ほど待ってから行ってしまい、
「もしかして休み?」と不安になっている所に、
また違うひと組が来て、カーテンの下りているガラス戸をすっと押して入っていくのです。
・・・開いていた・・・と、私たちも中に入るとすでに席は半分くらい埋まっていました。
恐らくガイドブックの営業時間が間違っていたのでしょう・・・
でも「予約していますか?」と聞かれてしまい、どうにかテーブルを用意してくれたって感じでした。
ワインは赤の方が好きなのですが、1度位は白ワインをとりましょうか。
せっかくなのでポルトガル以外にはあまり出していないヴィーニョ・ヴェルデにしましょう。
緑のワインと言う意味の、ほんのちょっと発砲性のあるかなり軽めのワインです。
ここはシーフードが自慢のお店なのでお魚メインに選びましょう。
タラのコリアンダーなんとか(料理名失念)・・・と言うのを頼んだのですが、
深めの器をうやうやしく持ってきて、テーブルのところで派手に混ぜるデモンストレーション・・・
他のテーブルの人から注目されてしまいました。^^; そしてそれを取り分けて出してくれます。
ちょっと粘ったタラとたっぷりのコリアンダー、これがめちゃうま♪でした。
他にはマグロのカルパッチョ、ホワイトアスパラガス、色々な魚介のフライ、チョコムース、そしてビッカ。
カルパッチョもアスパラもフライも美味しいし、チョコムースはかなり美味しかったです。
ここは人気のようで、私たちが席についた後あっという間にテーブルは埋まってしまいました。
テーブルや椅子はきっつきつに詰め込んであるので、予約して身軽に行くことをお勧めします。
かなり満足して坂を下り、メトロでホテルに戻ります。
久しぶりの連泊なので、荷物まとめの心配もないため安心して洗濯したり、夜更かしもできますね。