今年も4月28日(水)の午後7時から栃木県青年神職むすび会の主催で、宇都宮市の栃木県護国神社境内に於いて『雅楽の夕べ』を開催いたしました。当日は朝から強い雨が降ったり雷が鳴ったりと、たいへんな荒れ模様でしたが、それも夕方には落ち着いて、3回目となる今年も無事に演奏会を行なうことが出来ました。 例年と同じく、鹿沼市の古峯神社雅楽部の方々に管弦と巫女舞を奉奏して頂きましたが、今回、今までと違ったのは途中むすび会の会員が入って一緒に雅楽を演奏したのと、お神楽が入ったことでした。むすび会では昨年の春から自己研鑽の意味も込めて定期的な雅楽の勉強会を行なっており、本来であれば今まで練習してきた成果を御覧頂くためにも、会員だけで演奏できれば良かったのですが、会員がみんな演奏のほうに回ってしまうと進行上支障をきたしてしまうということで、残念ながら出演できる範囲で古峯神社様との合同演奏という形になりました。 お神楽のほうは鷲宮神社の依田流太々神楽に出演を頂き、天狗と稲荷、2座の舞を演じて頂きました。 今年の演奏会は、管弦が奏でる雅楽の優美な調べと、対照的なお神楽の激しく力強い舞がみごとに調和して、いつも以上に幽玄な世界を醸し出していました。
※ 栃木県青年神職むすび会 ( 平成16年5月現在 )
会 長 菱 沼 至 広 会 員 数 63名 事 務 所 〒320-0015 栃木県宇都宮市八幡台14-24 栃木県神社庁内 昭和37年、県内若手神職の自己研鑽と親睦を図るために発会。年間を通して栃木県神社庁並びに神道青年全国協議会等の諸行事に協力する一方、様々な勉強会や事業を独自に行なっている。 その事業の一つとして、下野新聞社編集部のスタッフと共に、編纂に3年を費やした栃木県内の神社とお祭り・御利益等をまとめたガイドブックが、まもなく一般書店において発売される予定。