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不思議の国 韓国

2002.6.16

 FIFAワールドカップ™も第2ラウンドが始まった。

 今日も今日とて、BSデジタルでテレビ観戦したのだが、西帰浦ソギポ済州チェジュワールドカップ競技場はガラガラ。収容人員4万2256人(Mainichi INTERACTIVEの競技場紹介記事による)のところに入場者が2万5176人(nikkansports.comの試合速報記事による)。背景など詳細はasahi.comの記事を参照して欲しい。

 観客が少ないせいか、いいプレイが出てもまばらな拍手しか起こらない。とてもワールドカップの第2ラウンドの雰囲気とは思えなかった。

 韓国×ポルトガル戦の観客が退屈しているんではないかの傍証として、試合中にウェーブが起こったことを、昨日書いたけれど、今日のドイツ×パラグアイ戦でも起こっていた。

ウェーブ体験者ならばわかると思うのだが、フィールドに集中しているとウェーブはできない。「来る来る来る来る、来た来た来た来た、ウォー、続いてる続いてる、もう一周もう一周……」といった具合に、客席を見ていないとできないのだ。

 おまけに試合前のパラグアイ国歌演奏時のこと。動員された小学生(2000名)の一部が騒いでいるのがいたのは子どもだからまだ許すとしても(でも韓国は、自国国旗国歌に対する忠誠心教育をしていると小耳に挟んでもいるから、不思議といえば不思議)、ケータイで電話している東洋人青年が映ったりした(一応パラグアイ国旗を羽織っている)。ちょっとマズイんじゃないでしょうか。

 

 ついでだから韓国の第1ラウンド最終戦でのことも書いちゃうけど、ウェーブが起こったのも不思議なら、ブーイングのタイミングも不思議。リードしているチームが、無駄なパス回し(バックパスなど)をして時間稼ぎをしたときにブーイングするのが“常識”だと思っていたのだが、フィーゴがボールを持ってドリブルしただけでブーイングが起こる。なんで?

 さらに、韓国に少しでも不利な――たとえばボールがタッチを割ったら敵チームのスローインだったなんていう――判定が下るとブーイングが起こるのだ。微妙なプレイなら審判にブーイング=文句を言うのは当然だけれども、どーみても正しい判定でもブーイングが出るわけで、「審判を敵に回すつもり?」と思ってしまった。

#いや、韓国への敵愾心を無闇に煽るつもりはありませんけど。

part2も書いてしまいました