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三行書評 第86回

2003.2.10

 五つ星が満点。

ジュール=ヴェルヌ
『十五少年漂流記』
(波多野完治/新潮文庫ISBN4-10-204401-9)
お薦め度 ★★★
あらまし 8歳から13歳までの少年15人(+犬1匹)がチェアマン島に漂着してから家に帰るまでの20カ月の物語。原題“DEUX ANS DE VACANCES”を直訳すると、「2年間の夏休み」だそうだ。
コメント 大人になって読むと感激が半減してしまうかもしれない(都合よく七面鳥がいたりするから)。それでも、終盤(第21章以降)の“対決”は充分面白かった。
ロバート=ルイス=スティーヴンソン
『宝島』
(佐々木直次郎・稲沢秀夫/新潮文庫ISBN4-10-200302-9)
お薦め度 ★★★★
あらまし ひょんなことから宝島の地図を手に入れたジェームス=ホーキンズ少年が、リヴジー医師と大地主トリローニさんの宝探しに同行を許される。片脚の海賊ジョン=シルヴァーとの戦いを描く冒険小説。
コメント やや。これはかなり面白いぞ。『十五少年〜』はちょっと子供だましだったけれども^_^;これは大人でも楽しめる。
石井>弘毅
『燃料電池がわかる本』
(燃料電池開発情報センター監修/オーム社ISBN4-274-03563-8)
お薦め度 ★★★★★
清水和夫・平田賢
『燃料電池とは何か』
(日本放送出版協会ISBN4-14-001905-0)
お薦め度 ★★★
あらまし 燃料電池の歴史・原理・応用・展望を概説した2冊。燃料電池に疑問を持ったので読んでみた。
コメント 『〜わかる本』のほうがイラストや図表が豊富に使われているせいか本当にわかりやすい。

 ただいまデフォー『ロビンソン漂流記』(新潮文庫)を読書中。名作を3つ並べようと目論んだんですけど間に合いませんでした。