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M-1グランプリ2003

2004.1.8

 第3回目を迎えたM-1グランプリが、12月28日に生放送された(テレビ朝日/18:56〜20:54)。結成10年以内ならばプロ/アマ問わず参加OK、優勝者には1000万円が贈られるという漫才コンテストだ。
司会は西川きよしと今田耕司と小池栄子、楽屋レポーターとして木村祐一、審査員として中田カウス・大竹まこと・ラサール石井・島田洋七・南原清隆・松本人志・島田紳助の7名だった。

アップ――それも片方の芸人さんだけの――が多かった前回と比べるとカメラワークも落ち着いてきたようで、テレビ局スタッフも慣れてきたようだ。御同慶の至りである。

 審査システムを紹介すると、予選を通じて1906(前年比150組増)から絞られた8組+敗者復活1組が4分間のネタを見せ、審査員1人100点満点の合計700点満点で採点し、上位3組が決勝進出。決勝は、別の4分間ネタを見せ、審査員の記名投票で優勝チームが決まる。まる三の一言――

コンビ名 一言コメント
千鳥 クスリともできませんでした(ごめんなさい)。
麒麟 低音の美声を活かしたネタは新機軸だと思うけれども、ツッコミがありきたりかな。
スピードワゴン 相変わらず「ツカミはOK」。
笑い飯 ダブルボケで頭角を現したコンビだが、なんと、ダブルツッコミを確立してしまった(去年は「替われ」としか言ってなかったけど、今年はちゃんとツッコんでいた)。恐るべし。
2丁拳銃 ツッコミがダウンタウン浜田を意識しているけれども、形を真似しているだけのようだ。広がったり、笑いが取れたりというところまでは行っていない。
アメリカザリガニ もっともっと面白いコンビのはずなんだけどなぁ(応援モードで見てました)。年が明けてからNHKの寄席中継でやったネタをぶつければよかったんじゃないかなぁ。
フットボールアワー 去年初めて面白さに気づいたんだけれども、やっぱり面白いわ。視聴者アンケートでも優勝候補になっていた。
りあるキッズ 18歳にしてコンビ歴7年という二人組。いとし・こいし師匠を髣髴とさせる正統派しゃべくり漫才だ。
アンタッチャブル 敗者復活組。ついに君たちの時代が来たか!と、これまた応援モードで見ていた。贔屓目を除いても面白いと思った。

 笑い飯・フットボールアワー・アンタッチャブルが勝ち抜けて(詳細は後述)、フットボールアワー4票、笑い飯3票、アンタッチャブル0票でフットボールアワーが優勝した。惜しかったなぁ>アンタッチャブル。

なぜこんなにアンタッチャブルを応援しているかというと、もちろん面白いから(特にツッコミ役柴田のツッコミが好きだから)というのもあるけれども、『伊集院光 日曜日の秘密基地』(TBSラジオ/日曜13:00〜17:00)の準レギュラーであるからだ。

 最後に採点の詳細を載せておきます。

No. コンビ名 合計点 カウス 大竹 石井 洋七 南原 松本 紳助 結成年
1885千鳥552807984758270822000
1870麒麟554827578847675841999
1880スピードワゴン572798286858174851998
1906笑い飯656959092959095992000
4842丁拳銃608868386958780911993
1888アメリカザリガニ564817683908470801994
1859フットボールアワー663988995978997981999
1902りあるキッズ601848385938185901996
609アンタッチャブル616868792908584921994

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