労務の劇薬/Blog版                                                               


2007年1月16日(火):食品衛生

ご無沙汰です。
不二家の件でもちきりです。マスゴミこぞって叩いていますが、確かにあれはひどすぎ。雪印乳業の二の舞になりかねないとの内部文書まであるとは、確信犯としか言えないな。

大手スーパーやコンビニまでもが、不二家の全製品を撤収するまでに。パフォーマンスの気もするけどね。

古い体質の会社は、よくこういう事件起こします。内部硬直で意見を吸い上げるシステムが機能してないのでしょう。危機管理云々以前の問題。

ただ、食品業界ではこのようなケースはザラ。
私も一時、洋菓子メーカーの人事課長やってたことありますが、ここでの事例でクエスチョン。

・わが社の主力商品である○○の賞味期限のベースとなる日付は次のうち何れでしょうか?
1 生産した日
2 パッケージした日
3 工場を出荷した日
4 店頭に並べた日

答え 3の出荷日です。

私も入社までは当然1だろうと思ってたが、この会社では3。ていうか他社も同じようなことやってるらしい。
だから、あまり売れない時期なんぞは、1週間位は工場で眠ったままの商品が、出荷日の日付で店頭に並びます。倉庫の隅っこの商品なんぞは、もっと古い可能性も。

私の常識からすると理解しがたいので「まずいんじゃないの?」と社長に進言したら、「君は人事だ。以前からそうしてるし事故になったこともない。口出しするな!」と叱られた。それでも「大丈夫ですかね」と言ったら最後は切れられた。「ここはボクの会社だよ」

ついでにもっと凄い話を一つ。かなり以前のことなので、今はどうかはわかりませんが。
観光地で売られているお菓子ですが、日持ちのするような物は、お店で賞味期限の日付を入れることもありました。倉庫には日付ブランクの商品が山積みされてた。売れて補充する度にスタンプ押すんです。陳列品はいつでも新鮮(そうに)見える。

だから私は観光地で生鮮品以外のみやげ物はまず買いません。

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