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2007年1月29日(月):Windows Vista

明日30日にWindowsVistaが正式に発売されます。
WindowsXP以来数年ぶりの新OSで、PCメーカーや販売店が躍起になって売り込んでいます。
おかげで、ここのところ量販店にはPC在庫が空っぽ。Vista狙いで従来機種がほとんどない状態でした。知人がPC壊れて買いに行ったらショボい展示品しかなく、凄〜く困ってたな。

で、結論だけ言えば、普通の使い方なら「まだ買うな!」 というより「やめとけ!」です。

Vistaの所要スペック(PCの性能)は従来とはけた違い。ちなみに、最低スペック(OSを動かす最低限の性能)では、
CPU800MHz、メモリ512MBで、これでようやくOS自体を起動できる状態。

もちろんOSだけじゃ使いようがなく、アプリケーションを動かすための推奨スペックは、
CPU1GHz、メモリ1GB、グラフィックメモリ128MB、グラフィクボードDirectX 9対応、DVD-ROMドライブ必要、とかなりのハイスペックを要求されます。
特に辛いのがグラフィック関係。ゲーマーならともかく、これだけのスペックを全て満たすPCは、普通の人は持ってません。(だから買えっ!てことでしょうけど)

ちなみに、明日から販売されるVista対応と銘打ったPCは、せいぜいこのスペックに毛の生えた程度。動くにゃ動くが、思いアプリケーションだと動作が極端に遅くなるはず。多分クレームの嵐だな。

私のPCは自作なので、そんじょそこらの物とは比較にならないスペックですが、β版を試しても、正直「重い!」の一言。何もメリットありません。

サクサク動かすには、
CPUはAMDかIntelのデュアルコアCPU、メモリは2GB以上でデュアルチャネル動作、グラボは512MB以上のATIかnvidiaのフラグシップクラスのボード、ハードディスクはシリアルATAの300GB以上が必要かも。(PCマニアじゃなきゃ何のことかわからんね。)
自作でも部品代だけで15万以上はかかるし、こんなお化けマシンで何やろうってんだ。作る気にもならん。

ともかく普通の使い方、例えばネットやメール、ワープロや表計算、デジカメの編集程度なら、Vistaは全く不要! Windows2000やXPで十分すぎます。
さらにVistaになれば画面構成も従来と変わったので、使い勝手に慣れるまで一苦労するはず。ソフトも未対応の物が多く、折角作ったデータの活用も疑問符。何もメリットないな。

元々VistaはLongHornの開発が遅れたため、一時凌ぎで出したOS。いずれ本来のLongHornが出てくるはず。
あのWindowsME(出て数年で終わった)の二の舞になるのは目に見えてます。

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