労務の劇薬/Blog版                                                               


2007年1月17日(水):ホワイトカラーエグゼンプション断念

安部首相が今国会での法案提出を断念したようです。
チト性急過ぎたな。

残業代が出なくなる面だけ先行してしまい、これ以外の検討結果は全く知られず終了。
上級管理職や役員はずーっと前からそうだけどね。結果が出せなきゃ残業代どころか、クビも飛ぶ。時間でいくらなんてやり方はナンセンスなんだけど。

対象をホワイトカラーとしたのがいけなかった。事務職全部のイメージが強すぎ。職種を選別すればこれほどの抵抗はなかったはず。役所の事務方のやる気のなさが浮き彫りかと。

そもそもネーミングが怪しすぎ。だいたい役所がカタカナ名を持ち出してきた時は構えてかかった方がベター。内容的には労働基準法の改正案に過ぎないものをわざわざカタカナにしたのがミスの一因。

それと、いきなり民間へ適用しようとしたのも要因。公務員で試行すれば抵抗少なかったのに。(国公労連あたりが猛反対するだろうが、こいつらのヤミ協定をリークすればマスゴミ食いつくのに。もったいないことしたな)
ともかく、提言そのままに受け入れ、政府与党がまるで経団連のポチのよう。経団連は労働側でなくても嫌いな連中多いからね。私もそう。
こいつら超大企業のサロンみたいなもんで、自分らの会社の利益しか頭にないジコチュー。中小企業なんぞ眼中にない。ま、確かにカネもってるしなぁ。

いずれにせよ、厚生労働省は汚点作ったので、またいずれ持ち出してくるでしょう。今年の参院選以降だな。選挙の有無で政策変わるのは大問題なんだが。
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