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『お笑いオンエアバトル』チャンピオン大会

2002.4.7

 『お笑いオンエアバトル』(NHK総合/土曜日23:55)の第4回チャンピオン大会が放送された。東京・大阪の準決勝を経て、名古屋での決勝の模様が6日24:00から1時間半にわたって放送された。準決勝を勝ち抜いた、田上よしえ・プラスドライバー・ダイノジ・マギー審司・ペナルティ・ホームチーム・ハリガネロック・あばれヌンチャク・陣内智則・いつもここからに加えて、一昨年および昨年に連覇を遂げたルート33の11組が出場した(紹介順)。

 抽選の結果、下表のような順番で演じた。まる三の採点(満点=6.0)&寸評、さらに結果も付け加えておきます。

kb(キロバトル)は審査点数、1090kbが満点
名前 採点 寸評 結果
ペナルティ 1.0 奇声を発したり、変な顔をしたり、変な動きをしたり、そういうことだけでは僕は笑えない。 6位(770kb)
ホームチーム 2.5 面白いと思って考えついたネタをすべて投入した感じ。統一性に欠けるかな(ま、そんな要らないのかもしれないけれど)。 4位(830kb)
陣内智則 6.0 ピン=一人芸。なかなか寝付けない男が「羊が1匹羊が2匹」と数えるが……というネタだったのだが、今回の出演者の中で一番笑えた。 3位(838kb)
ルート33 4.0 よーく聞くと、統一性のないネタを羅列しているだけ。昨年の面白さを知っているだけにちょっと不満。 8位(654kb)
マギー審司 5.0 マギー司郎の弟子だからマジシャン。とぼけた雰囲気が僕は好き。あんなにタネをばらしていたら、何回もテレビに出るのは大変だと思うけれども、地道にがんばっている。 10位(442kb)
あばれヌンチャク 0.5 鉄拳のような絵を使った芸だが、二人でやっている意義がわからない。村田渚(元フォークダンスDE成子坂)ルート33・ダンディ坂野が出てくるなど、内輪ウケが多いか。ツッコミとボケが交替でしゃべりっぱなしなので、笑うスキがない。 9位(586kb)
田上よしえ 3.5 ファイナリストの紅一点。やっぱり女性芸人さんはキツイのかなぁ。ネタは練れていると思うんだけれど、イマイチ。 7位(750kb)
プラスドライバー 3.0 三人組のコント。普段のネタのほうが面白かったなぁ。 11位(402kb)
ダイノジ 4.5 今回、イマイチ笑いが取れていなかったようだが、実力派だと思う。 2位(874kb)
いつもここから 5.5 あばれヌンチャクと同じで絵をみせる芸だが、紙一重で笑える。それは、ツッコミがない――見てるほうがツッコミたくなるせいかもしれない。 5位(794kb)
ハリガネロック 1.0 終始叫んでいる芸風が僕には合わない。聞いていて疲れるばかり。 1位(974kb)

 ハリガネロックが優勝した。M-1グランプリでも中川家と優勝を争ったのだが、どこが面白いのか不思議でしょうがない。まる三は、あばれヌンチャクとハリガネロックをクスリともしないで見ていたのだ。分んないなぁ。

司会の森下和哉アナは本日限りだった。「日本のお笑いを作るのは、情熱を燃やし続ける皆さん、会場の皆さん、そして、テレビの前のア・ナ・タ・た・ち・どぇす」というのが決め台詞だった。赤い羽根共同募金の金額報告を行ったことがあるのだが、「世界を救うのは、ア・ナ・タ・た・ち・どぇす」と言ってくれなかったのでちょっと淋しかった。

第5回チャンピオン大会についてはこちら