「杉並木」の酒銘は、日光杉並木街道に由来し、街道筋には現在も一万三千本以上が成長を続けており、総延長三十五kmにも及ぶ並木が残されています。日光例幣使街道に面する西方町は良質な米の産地として、戦前から有名な田園地帯で、水も空気も折紙付きの環境の中に弊社は立地しております。その仕込水は男体山を水源とする大谷川の伏流水を使用し、そこで醸されるお酒は、新潟杜氏の技と相まって、スッキリしてしかも味わいのある風味を出しております。又、地元産の酒米の山田錦を使用した純米吟醸酒「杉並木 年輪」の味わいが好評を博しております。
江戸時代、諸国の大名が東照宮に競って、高価な金品を寄進するなかで松平正綱は寛永年間から20余年を費やし、約十万本の植樹を行ったのが杉並木の謂れである。