2007年5月23日(水):自腹で見たけど・・・ |
自腹コーナーで毒舌を放っている、有名監督の自信作「パッチギ2」を見てしまいました。
乱闘シーンから始まって、乱闘シーンで終わりました。これが「パッチギ」ですよね。
友達の春ちゃんが家に来た時、試写会のチケットが当たったけど、仕事が忙しくて、行けなかったと言う話しをしました。
なるほど、試写会に行きたいくらい、見たい映画なのか?と思い、また、TVの宣伝が絶妙で、ついつい見に行こうかなと決めました。
パート1はDVDで見ましたが、関西の在日朝鮮人の皆さんの話で、結構知らないことが沢山あって勉強になりました。
パート2は、とても期待していたので、劇場へ見に行きました。
今回の舞台は、東京ですね。キャストの皆さんの演技はもちろん上手です。有名な方が沢山でてきて、少し頭が混乱しました。
主演の井坂俊哉さん、藤井隆さん、子役の三人が、すごく良かったです。
ただし、私は、朝鮮半島から来た人達の生活の様子や、人間模様、また、当時の歴史背景を、もっと深く描いて欲しかったです。
刺激的なシーンは沢山あったけれど、見終わった後は、あまり余韻がなかったです。私の鑑賞力が、足りないせいでしょうか?
自分は、在日台湾人の一世ですが、日本にいる時間が短いし、時代も進歩しており、あまり差別を感じた経験が、ないです。逆に、留学生の時(今もです)は、とても親切にしていただきました。
そのため、映画の中にでてくる日本人との対立(乱闘)、また、自分の本名が言えない(芸能人になる時)事が、よく分かりませんでした。
もちろん、この映画は、娯楽映画でしょうが、この映画で最初に朝鮮半島から来た人達が、日本に来た背景と、そのまま日本で生活してきた理由が、あいまいになっており、史実をよく知らない人にとっては、誤解しやすいのでは?と、思いました。
私はこのきっかけで、一世紀前から日本にいる、アジアの人々の生活の様子を、勉強したいと思いました。
自腹の★は、残念ながら一個半です。
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