労務の劇薬/Blog版                                                               


2006年10月28日(土):PCが突然落ちる原因の1

社労士業務よりPC修理の方が楽しいです。
で、PCが突然落ちたりフリーズする原因についてご披露。

原因はいくつもありますが、ハードウェアに問題なければリカバリーするのが手っ取り早い。但しデータは全部消えてしまうので、事前に外部メディア等にバックアップが必要です。当然ながらネットやメールの設定はやり直し。めんどクサッ!

リカバリーする前にやっておきたいのがハードウェアのチェック。多くはハードディスクの故障(一部がクラッシュしてるとか)で、ツール使えば診断できます。あとはメモリがエラー起こしてるとか、電源に問題ありとか。(色んな機器増設してるとパワーが不足してくる)

それでもなお改善しない場合、マザーボードを疑う必要があります。特に2001年後半〜2002年にかけて製造されたマシンは要注意。

原因は電解コンデンサ。その時期に製造された台湾製の部品の一部は約5000時間で不良となると報告されています。しかも数社のコンデンサメーカーにわたります。
5000時間といってもかなり幅はあるようです。短いのはその10分の一なんてのも。
会社で使えば約2年でダメ。家庭で1日2〜3時間使っていれば5年ほどでダメに。ちょうど今ごろだな。

不良の理由は、コンデンサに使用する電解液の成分にあるとのこと。従って、同じ電解液を使うメーカーであれば同じ症状が出ます。
で、調べたらかなり多くのマザーボードにこのコンデンサが使われてます。

困るのは不良でも症状が出るとは限らないこと。電解コンデンサのほとんどは電源部に使われてますが、一本位ダメになっても他がカバーするので何とか動くんです。
知らずに使い続けると他の方にもじわりじわりと負荷がかかり、ある日突然ダメになります。

電解コンデンサはマザーボード上にある円筒形の部品。特に不良が多いのは、青色で、菱形にYECのマークが入ったメーカーの奴。私が修理した残骸だけで手元に数十本ある。(捨てりゃいいのに・・・)
心当たりがあれば本体のカバー空けて見ることができます。(CDやFDドライブの陰で見にくいこともあり、そん時は外せや〜)

不良かどうかの判断は概ね目視でできます。円筒のてっぺんが膨らんでいたり、下部のゴムが飛び出てたり、ひどいのになると液漏れ起こして周囲の基板が腐食なんてこともあります。

半田ごてを使える方なら電解コンデンサの交換は可能です。但しマザーボードを取り外せる技量が必要。(元通りに組立てもあるんだよ)
事前に同容量、同耐圧以上の部品を調達しなければなりません。私しゃ事務所が秋葉原近くなのでホイホイ手に入るのが強み。1個数十円。地方じゃ入手困難かも。大阪だと日本橋辺りだっけ? よう知らん。

全部交換すると20本前後あるので、私は膨らんだのだけにします。それでも10本位にはなる。半田ごての扱いも慎重さが必要。
普通の家電品と違ってマザーボードにはミリ単位の小さな部品が密集し、のんびりこてを当ててると他の部品がダメに。目と肩にきつっ!
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