労務の劇薬/Blog版                                                               


2006年10月30日(月):システム障害

ソフトバンクの携帯申し込みに関して、システム障害で先日の土日の取り扱いを停止したとのこと。
「システム障害」ね。ふーん。

こういう時は決まってこの理由が出てくるが、システムのせいにすれば皆なんとなく「しょうがねーか」と諦めると思ってるようです。

確かに過去のシステム障害には、合併直後にシステムが吹っ飛んだ銀行等の例がありますが、今回のソフトバンクは本来のシステム障害じゃないはず。

インサイダー情報になるので、あまり詳しくは言えませんが、システム自体はいたって正常。申し込み数がシステム設計の許容量を著しく超えたため、処理がオーバーフロー。システム保護のため停止したものと思われます。

システム開発はまず最初に、どの程度の処理をこなすかを決めてからスタートします。また、万一処理量を超えるデータが流れてきた場合、どの処理をどう停止するかも組み込まれ、本番前にテストランを行います。

で、最大可能処理量を決める要素は、本来は業務上ありうべき推計値なのですが、色々ケチっているソフトバンクあたりだと、予算で決まります。
予算で枠を決められたシステムは悲惨。実際の処理量がどうあれ、予算に見合う非力なマシンとシステムで運用せざるを得ません。

もちろん処理量オーバーも瞬間的であれば対応できるようシステムは組まれますが、乖離が著しいとパンクします。恐らく今回のケースもこれでしょう。

どんなシステムでも、許容量超えればストップ。ましてや今回のようにトップの独走で見せかけ0円などと大風呂敷広げりゃ、そうなるわな。自分自身が予想外、ってか。
ITの風雲児とか呼ばれてるのがこのザマ。灯台下暗し、紺屋の白袴、医者の不養生・・・まだあったか?

ソフトバンクの発表を鵜呑みにするマスゴミもクソ。広告代もらってるから深入りできないんだな。
それにしても、相手が素人だと思って、なんでもシステムのせいにしやがって!
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