ガイア・ギアデータベースサイト

◆ラジオ放送データ

ネット局&放送時間

放送局名放送時間放送期間備考
文化放送(1134KHz)毎週日曜 夜11:30~12:004/12~10/4 
大阪放送(1314KHz)毎週土曜 夜10:30~11:004/18~10/10モノラル放送
東海ラジオ(1332KHz)毎週木曜 夜10:00~10:304/16~10/8 
九州朝日放送(1413KHz)毎週日曜 夜11:00~11:304/11~10/4第1話のみ4/11(土)放送
HBCラジオ(1287KHz)毎週日曜 夜11:30~12:008/2~1/24 
中国放送(1350KHz)毎週土曜 深夜0:30~1:0010/11~4/6 
山陽放送(1494KHz)毎週日曜 夜9:00~9:3010/11~4/6 

放送スケジュール(文化放送)

1話「シャア再び」(1992.4.12)
2話「宇宙の呼ぶ声」(1992.4.19)
3話「メモリー・クローン」(1992.4.26)
4話「ミランダ・ハウ」(1992.5.10) GW特番により放送できなかったため次週に繰越
5話「ウルの追跡(1992.5.10)
6話「シャトル強奪」(1992.5.17)
7話「マザー・メタトロン」(1992.5.24)
8話「ヘラス潜入」(1992.5.31)
9話「囚われたアフランシ」(1992.6.7)
10話「ゾーリン・ソール」(1992.6.14)
11話「ランナウェイ」(1992.6.21)
12話「目覚め」(1992.6.28)
13話「マハ追撃命令」(1992.7.7)
14話「大気圏突入」(1992.7.12)
15話「季節風(ミストラル)」(1992.7.19)
16話「コンタクト」(1992.7.26)参院選挙速報のためお昼12:00より放送
17話「敗北」(1992.8.2)
18話「ダーゴルの野望」(1992.8.9)
19話「クリシュナの苦悩」(1992.8.16)
20話「ヌーボ・パリ」(1992.8.23)
21話「戦いの果て」(1992.8.30)
22話「ギッズ・ギース」(1992.9.6)
23話「ジャンウェン・フーの挑戦」(1992.9.13)
24話「バイエルンの風」(1992.9.20)
25話「エヴァリーの声」(1992.9.27)
26話「ペーパー・キャッスル」(1992.10.4)

放送の流れ

田中秀幸「文化放送開局40周年記念 ニュータイプサーガガイア・ギア第○話『○○』」
(BGMはサントラ1収録の『ガイア・ギアα』)
「この番組はAMステレオのAIWAの提供でお送りします」
AIWAのCM(AMステレオコンポorAMステレオラジカセ)
大竹まことのナレーション「人が宇宙にスペースコロニーという名の島をうかべて~」
(BGMはサントラ1収録の『ガイアのテーマ』)
VOICE OF GAIA(途中からナレーションが入る場合あり)
Aパート(ナレーションが冒頭に入る場合あり)
AIWAのCM(AMステレオコンポorAMステレオラジカセ)
Bパート
AIWAのCM(AMステレオコンポorAMステレオラジカセ)
STAY WITH YOU~星のように(スタッフ&キャストコール。読み上げる長さは回によってバラバラ)
「この番組はAMステレオのAIWAの提供でお送りしました」

ラジオ放送時のスタッフコール

制作 高梨由美子
原作 富野由悠季(角川文庫版)
脚本 遠藤明範
音楽 川崎真弘
主題歌 市川陽子
演出 浅利なおこ
協力 バンダイ 角川書店 セントラルミュージック サンライズ
企画・製作 文化放送

サウンド版ガイア・ギアプロット(遠藤明範氏作)

舞台は「機動戦士ガンダム/逆襲のシャア」から数世紀あとの宇宙世紀200年頃。シャア・アズナブル亡きあと、その意志を継ごうという人々が「シャー・コンティニュー・オペレーション」を創設。シャアの記憶分子をセルチップ化し、ダイクン家の血筋をひく人の細胞を使って作られた受精卵にこのチップを移植して生まれたのが主人公、アフランシ・シャアである(この方法を確立したハウ博士の子孫が後に登場するミランダ・ハウであり、アフランシの代理母)。この運動を支持する人々はやがて「メタトロン」と呼ばれる、「反地球連邦運動」と「地球再生運動」を標榜する地下組織にまとまっていく。
一方、地球連邦政府には「マハ」と呼ばれる秘密警察機構があり、地球に残る人々を狩り出して強制的にスペースコロニーに送っていた。ゆえにある程度メタトロンと利害が一致していたのだが、ビジャン・ダーゴル大佐による「地球逆移民計画(エリートだけが地球に逆移民して人間管理のもとに地球を再生させる)」が承認されるに至り、激しく対立。メタトロンはわずかに地球の美しい環境が残された島で19歳の青年に育っていたアフランシを宇宙に上げ、彼をシンボルとして組織力を強化し、マハに対抗しようとする・・・

レコーディング

ガイア・ギアのレコーディングは各回3話ずつ録音されていた。
第1回が3月7日ニュージャパンスタジオに於いて。第2回が4月5日に行われた。(オープニングナレーションの大竹まことのみ3月31日)
その後も3話ずつ録音され8月29日文化放送第5スタジオにおけるレコーディングで全てを録音し終えた。

放送当時のラジオ欄


通常編成時のタイムテーブル。

正午からの放送に変更された7/26のタイムテーブル。

新聞紹介記事

ガイア・ギアは放送直前の1992年4月10日朝日新聞夕刊、および1992年3月29日毎日新聞夕刊において紹介記事が掲載された。以下がその全文である。

朝日新聞:スイッチオン~音楽多用しスピーディーに展開

 文化放送は12日から26回連続で、富野由悠季・原作、遠藤明範・脚本のドラマ「ガイア・ギア」(日、夜11:30)を放送する。

 地球上の人口は膨張を続けていた。環境も食料も、あらゆるものが人工化され、それでも増加はとどまるところを知らなかった。宇宙にスペースコロニー(宇宙植民地)の建設が始まって二世紀。何十億人もが移送された。地球連邦政府の植民地政策に対して、「宇宙移民者」の独立運動が起こるようになった。
 地球連邦の秘密警察マハは、反地球連邦組織メタトロンの弾圧に乗り出す。メタトロンはかつての独立運動の闘士シャア・アズナブルの「記憶」チップを脳の中に持つ青年アフランシ・シャアをリーダーに立てる。
 アフランシたちは「人類は地球を汚し続けた。(人は地球を放棄し)ほかの生物に返してあげるべきだ」と考える。一方、マハは、「やはり我々は地球に戻るべきだ」。エリートの支配によってそれは可能だ、と考えている。地球をめぐる戦いが、しかし、地球そのものを破壊していく。

 ドラマは単純な善玉、悪玉の戦いというのではないので、けっこう耳を傾けてしまう。音楽が多用されているので、スピーディーに展開していく気がする。セリフと音楽、さらにもうすこし効果音があれば、多分、「じっくり聞く」という古典的ラジオドラマとはまた違った、エンターテインメントドラマになるだろう。期待したい。

毎日新聞:文化放送8年ぶり連ドラ 「ガンダム」続編「ガイア・ギア」

 ステレオ放送の開始で活気づくAMラジオ界。文化放送は4月12日から8年ぶりの連続ラジオドラマ「ガイア・ギア」を放送する。原作は「機動戦士ガンダム」で知られる人気アニメ監督、富野由悠季さんの小説。バンダイ、角川書店との三社共同制作で、将来はアニメ化も検討されている。
 ステレオ放送が始まって以降、AMラジオで放送された大型ドラマには、3月15日のニッポン放送「沈黙の艦隊」(原作・かわぐちかいじ)がある。しかし毎週連続の放送で、しかも他業種と組んで制作する大規模プロジェクトは珍しい。

 原作は86年から5年間、雑誌「ニュータイプ」(角川書店)に連載された。いわば「ガンダム」の続編で、地球保護をテーマに近未来世界を描いている。「『ガイア・ギア』はスポンサーやメディアにとんちゃくせず、極めて個人的に書いた作品。小説以外の形にする気はなかった」と富野さんは語る。しかし「AMの時代が変わる境目に、自分の作品を発表できるのはうれしい」。
 今回、富野さんは演出しないが、ステレオ・ドラマの名にふさわしい高音質で制作してほしいとのこと。モノラル・ドラマをはるかにしのぐ細かい音作りが要求され、スタッフは4~5倍増の仕事をすることになる。「どうせならメカニックな効果音はもちろん、大自然の音にも凝ってほしい」と富野さん。近々バンダイからCDブックも出版される予定だ。脚本は遠藤明範、声の出演は横堀悦夫、岡本明美ら。毎週日曜午後11時半から30分、26回連続で放送される。

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