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◆マンマシーンデータ:ブロン・テクスター

性能諸元

全高 24m
本体重量 32t
全備重量 56t
ジェネレータ出力 12600kw

搭乗パイロット(初搭乗話数)

小説版
  • ウル・ウリアン(3巻1章)
  • メッサー・メット(5巻2章)
サウンド版
  • ウル・ウリアン(9話)
  • レイラ・セイバー(9話)

使用状況

小説版
マハの使用する新型マンマシーン。もともと地球逆移民計画に備えて地球で開発された機体だが、宇宙用のテスト機としての0シリーズも存在し、クリシュナ奪還のためにメタトロンがヘラス侵攻を行った際にはウルが搭乗して出撃したが、ガイア・ギアαによって右腕を損傷されて後退した。地球降下作戦にはサイコミュコントロールのファンネルや、背面にガイア・ギアαを上回る機動性を発揮するウイングバーニアを装備し、大気圏中の戦闘を考慮した量産型がガウッサと合わせて30数機が投入され、特にウルらエースパイロットクラスに支給された。ウルの機体は大気圏突入時にガイア・ギアαと交戦、その後もオールホア、リエージュと2度にわたりメタトロンのマンマシーン部隊と交戦。オールホアではガイア・ギアαに中破させられたが、リエージュではサイコミュを使用したファンネルでドハディを2機撃墜している。ホンコン・マハが合流後は、ギッズ・ギースの技術を流用した新型メイン・エンジンに換装し、武装やサイコミュ、ミノフスキー・クラフトの性能も大幅にアップした改良型も投入された。だが、ウルの乗った改良型のプロトタイプはメッサーの乗るガイア・ギアαによってメタトロンに鹵獲され、その後はメッサーの機体として敵味方識別信号を撹乱する作戦に用いられるようになった。バイエルンの最終決戦でもメッサーが搭乗し交戦するが、機械的弱点を知悉するウルのギッズ・ギースによって沈められた。(初出 2巻12章)
サウンド版
地球逆移民計画に合わせて実戦投入された新型マンマシーン。宇宙に戻ったウルが配属されたのもこのブロン・テクスターを扱う第8中隊であった。変形機能を有しており単独での大気圏突入が可能である。地球逆移民計画に備え、重力下での使用に慣れるようヘラス内で訓練飛行が行われていた。その最中にジョー、メッサーらが強奪したガウッサ2機と交戦。コロニーに被害を与えないよう思うような攻撃ができなかったが、パワーの差で追い詰める。がケランのゾーリン・ソールに妨害され撃墜することはできなかった。地球降下作戦の際にはガウッサとともに30機ほどが投入され、中でもウルの乗った機体はサイコミュを使用し、ガイア・ギアαを苦しめた。さらに大気圏突入後には一部隊がエアフォース3を撃墜した。またこの機体は偵察にも使用されており、レイラの部隊が偵察任務にあたっていた。その任務中にメッサーとレエのドハディを発見し中破するもガイア・ギアαに妨害され撃破はならなかった。メタトロン討伐部隊の責任者に任命されたウルはこの機体でガウッサ5機を率いメタトロンを奇襲。ガイヤス3機にエアフォース2を撃墜。さらにサイコミュとファンネルを用いてガイア・ギアαを撃墜した。ヌーボ・パリで市街戦をした際にはレイラの機体がレエのドハディを小破、ウルの機体がジョーのドハディーを大破、封印していたサイコミュとファンネルを使用してケランのゾーリン・ソールを撃破したものの、ガイア・ギアαのファンネルによりレイラの機体が撃墜、ウルの機体も、ガイア・ギアαのファンネルとファンネル同士が打ち消しあい消滅した後に、ビームライフルによって中破した。バイエルンの最終決戦ではウルが再びこの機体にのって出撃、サイコミュを封印したままガイア・ギアαに撃墜された。(初出 7話)

機体解説

サウンド版3巻ライナー

マハの開発した新型のマンマシーン。ミノフスキー・ドライブによる飛行能力を有し、単独での大気圏突入を可能とするウェーブライダー形態への変形機能を有する。コストのかかる変形機構ではあるが、それによって得られる機動性はそのデメリットを補って余りある。人間の脳波に感応するサイコミュ・システムも搭載し、これを使用すれば操縦性が飛躍的に向上すると同時に脳波誘導兵器ファンネルも使用可能となる。

小説版2巻口絵インスト
ブロン・テクスター

連邦側の新型マンマシーン=ブロン・テクスターがついにその秘密のベールを脱いだ。しかし、その開発作業は、いまだ進行中であり、この機体もプロダクション・0シリーズ、つまり前期量産型である。ただし、機能そのものはすでに量産型並みだ!

ブロン・テクスターの設計で特徴的なのは、装甲が大幅に強化されたことである。しかし、それは決して機動性の犠牲のうえで得られたものではない。とくに旋回性能は、背面ウイング先端にバーニアを取り付けることによって、高い水準を維持している。(同方式はバーニアの実質的モーメントを大きくする)。頭部に付けられた4本のアンテナはセンサーで、索敵、航法に使われる

小説版3巻口絵インスト
ブロン・テクスター量産型

試作機の実戦投入を通して評価・試験が続けられてきたブロン・テクスターに、とうとう量産型が登場した。量産への移行に際しては、機体の各所に改修が加えられ、一見しただけではとても同じ機体とは思えないほどになった。しかし、強固な防護力とパワーはそのまま受け継がれている!!

予想される脅威に対しては十分な防護力をもって生まれたはずのブロン・テクスターだったが、実戦の過酷さはそんな生半可なものではなかった。その結果、量産型ブロン・テクスターは試作型にさらなる装甲を施して誕生することになった。

ブロン・テクスター大気圏突入モード

戦闘の流動化、迅速化は兵器の側に過酷なまでの要求を課す。その傾向は、たとえば大気圏突入の事前準備に見ることが出来る。かつては、突入の際に、バリュートやウェーブ・ライダーを用意するのが普通だった。しかし今、そんな余裕は許されなくなっている!!

装甲の強化を最重点として開発されたブロン・テクスターは、ガイア・ギアのような飛行モードへの変形能力は持ってない。しかし、大気圏への突入は制動ボードの装着だけでできるようになっている。
小説版5巻口絵インスト
ブロン・テクスター改良型

核融合炉を用いているとはいえ、基本的に熱サイクルに頼らねばならない現用機関では熱効率に問題があった。その難問に対する解答がΨ-サイクル機関である。

ブロン・テクスターの改修点を列記すると以下のようになる。

  1. メーン・ジェネレータを1基から2基に増設
  2. 横置きにマウントされたメガ粒子砲
  3. 改良型ミノフスキー・クラフト・ユニット
  4. 脚部アクチュエーターの出力強化
  5. シールド・ファンネル射出装置

また以上に加え、各部関節アクチュエーターの強化、Ψ-サイクル・ブースターの装備などが行われた。

ザ・テレビジョン92年6/12号 月刊ガイア・ギア通信Vol.3

ブロン・テクスター

マハ側の新型マンマシーン。背面ウイング先端にバーニアを取り付けていて、旋回性能に優れている。頭部の4本のアンテナはセンサーになっており、索敵、航法に使用。ウル・ウリアンが乗っているのは同型。のちに量産型、改修型も登場。

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