◆メカニックデータ一覧：ア行
ヴァルキュリャ（Valkyrja） 
［解説］クロスハンゼン達が補給のために使用する中型の海上輸送船。［使用状況］ブリンジジ・キオッジャ・モンファルコネとクロスハンゼン達を乗せてきた。モンファルコネでクロスハンゼン達が降りた後はアドレア海南部にアフランシ部隊の前進基地を作るため出港した。キオッジャまではエヴァリーも便乗していた。（初出 5巻6章）
エア・フォース(Air Force) 
［解説］マンマシーン大気圏内外往還用の支援機。エアフォースはマンマシーン搭載用の大型スペースシャトルとして特に失速特性を向上させるために、主翼に前進翼を採用している。尾翼は逆に後方へ大きく張り出した形をしているが、これは大型貨物室から発生する乱流の影響を避けるための措置である。大気圏内の飛行能力も有し、地球上では航空空母として運用される。また、マンマシーン支援母機として開発されたエアフォース１には、フレキシビルマウント構造の収容アームが装備され、レール上を移動することによって自在にマンマシーンを収容することが出来る。だが戦闘中のマンマシーン空中収容といった過酷な事態は当初想定されていたわけではなく、強度的余裕を持って設計された軽金属製のアームも実際には性能的限界点で使われており、あまり過激な発着には耐えられない。
［使用状況］［小説版］大気圏突入作戦時にエアフォース1・2が発進。ともにハーマルへ降りる。うちエアフォース1はリエージュへ偵察行動に出た際にウル率いるビューシングナッグ第3部隊と遭遇。戦闘に突入するも、地上からの攻撃により撃墜・炎上大破した。後にマンマシーン1機・備品を積んだ3がミランダと共に地球に降下、またヌーボ・パリ爆撃に連動してガイヤスを積んだ5機のエアフォースが2・3と合流した（うち2機は大気圏外に帰還）。
［サウンド版］マハ追撃作戦に際し、エアフォース1・2・3が発進。うちジョーの小隊らを乗せた3は大気圏突入直後ブロンテクスターの攻撃により撃沈、1と2がマルセイユに降りた。が、ウルの攻撃により2も撃沈。1だけがバイエルン攻防戦まで生き残った。防衛用のバリアーを有するが持続時間はそれほど長くはない。（初出 [小説版]3巻5章 ［サウンド版］13話）
エレカバイク(Eleca bike)
［解説］軽快で取り扱いも容易な二輪車は、はるかな昔から戦場の便利屋として、偵察に、通信に、軽輸送に、さらには戦闘用にと、実に幅広い任務で使われてきた。エレカは最新の汎用二輪車として開発されたもので、モーター動力による静粛性と補修の容易さを特徴とする。戦闘型のエレカバイクにはロケットランチャー、機銃、スモーク・ディスチャージャーが装備されている。静粛ながら150ccのガソリンエンジンと同程度の出力があり、6時間の連続走行が可能である。
［使用状況］リエージュにおいてレジスタンスの捜索に使われたほか、基地内の移動、ヘッドライトをエアフォース着陸時に誘導灯代わりにしたこともあった。尚ヘラスにおいてクリシュナを拉致したウルを追跡する際に使われたバイク（小説版）、メッサーとレエが乗り回していたバイク（サウンド版）はエレカではなくガソリンバイクである。（初出 4巻4章）