◆メカニックデータ一覧：マ行
マハ・ゲイジス（Maha Gayjisu） 
［解説］ビジャン・ダーゴルが地球逆移民計画に備えて新造させた巡洋艦。特に強固な敵防御網の突破を考えて開発されたいかにもこまわりが効く艦であり、船体からはおびただしい数のRCM(対光電波妨害用)アンテナが突き出ている。また防御力を強化するためにビーム・実体弾、双方に有効なバリアー（小説版では艦前方に強力なローレンツ・フィールドを展開する新兵器FEB(フィールド・イフェクト・バリア)、サウンド版ではガイア・ギアαなどが装備しているのと同じく励起したミノフスキー粒子を艦体周辺の空間に特殊なフィールドで保持し、縮退発生エネルギーによって攻撃を減衰させるミノフスキーフィールド・バリア）を装備している。大気圏突入能力を有し、ミノフスキー・ドライブによる擬似反重力降下によって、地球上でも行動可能な多機能艦である。ただ元来は宇宙での運用を考えた艦であり、地上で最大船速で移動した場合、その独特なフォルムの構造上船体全体に絶え間ない振動が起こってしまう。
［使用状況］［小説版］ヘラスに侵攻しクリシュナら政治犯釈放要求を行うマザーメタトロンを追尾・撃沈するため、軍の要請を受けて6機のガウッサを搭載し初陣を迎える。地球逆移民計画が実施されると、30数機のマンマシーンを搭載し第一陣のシャトルとともに地球へ降下した。大気圏突入時にはマザー・メタトロンとそのマンマシーン部隊と交戦状態に入り、ガイア・ギアαなどに対してミサイル攻撃をしかけている。ヌーボ・パリ近郊に降下した後、連邦軍を吸収する形で艦隊を再編成しするが、マザーメタトロンからのミサイル攻撃を受ける。ただこの艦自体はバリアーのため無傷であった。その後は艦隊を再編成し、ミュンヘンに移動。メタトロンとの最終決戦に臨むが、戦略的に有効運用されること無く、ブノアのガイヤスにより沈められてしまった。
［サウンド版］地球逆移民の先発部隊がヨーロッパに下りた後、それを追う様にダーゴルを乗せた本隊の旗艦として地球周回軌道に入るが、大気圏突入直前に追撃してきたマザーメタトロンと交戦状態に入る。搭載していた30機以上のマンマシーン部隊を発進させ護衛に当たらせ、追撃を振り切り地球に降下する。地球降下後はマルセイユ近郊に集結して戦力を整えた後にヌーボ・パリに侵攻しクーデターを起こした後にバイエルンへと移動した。最終決戦ではガウッサを護衛にアフランシ部隊に立ち向かうがガイア・ギアαのビームライフルによって半壊させられ、射線を集中して防戦に応じるもファンネルによって撃沈した。(初出 ［小説版］3巻1章、［サウンド版］13話)
マリオン・スラグ(Marion Surag)
［解説］メタトロンが使用する小型宇宙艇。［使用状況］メタトロンによる政治犯返還請求の際に政治犯収容艇として使用された。釈放された政治犯を艦長が面接を行ってメタトロン行きを拒否した5人を除く34人を収容したが、その中にクリシュナが入っていなかったため、護衛についていたアフランシ・ケランらが戦闘を開始するため移動。そのため放り出されたかたちとなり、艦長は悪態をついていた。(初出 3巻2章)
ミノックス(Minox)
［解説］重力空間では抜群の運動性能をほこる、マハの秘密兵器。胴体をリング状のミノフスキー粒子発生フィンでかこんだ、特異なフォルムが特徴。偵察及び爆撃に使用される。スペースコロニーの空域制圧を目的にして開発された。そのため爆弾・焼夷弾には強力な爆薬は使わず、建造物を焼き溶かすだけの高温を発するようにしてある。
［使用状況］アフランシが逃げ込んだグレンツェ（ジャフール地区）を爆撃するため使用された。この爆撃には軍事用の火薬が使用され、威し爆撃のあと、あぶり出すように包囲網を狭めて爆撃を行っていた。爆撃自体はオートだが、コントロールボックスから操縦することも可能である。また、ウルがクリシュナを拉致した際にも逃走用に1機、護衛に2機が使用された。(初出 2巻2章)
ミノフスキー・クラフト・ヘリコプター
［解説］ホンコンでゾーリンソールに乗り込んだアフランシを攻撃したホンコン・マハの攻撃型ヘリコプター。［使用状況］ゾーリンソール起動後、ビル内に踏み込んだメンバーに呼応するように四機編成でミサイル攻撃、直撃するもののミノフスキーバリアに阻まれてしまい連邦軍空軍の出動を要請することになった。(初出 1巻7章)
モーターボード(Morterbord)
［解説］ガイア・ギアの長距離飛行用の支援機器。両脚にドッキングさせて使用する。ダミー・バルーンやサンド・バレル内蔵ミサイル等の武装を有する。［使用状況］マハの地球降下作戦を阻止するためエア・フォース共々出撃した際に使用されたが、ウルのブロンテクスターのビームの直撃を受け破壊された。(初出 3巻7章)